【俳優だけじゃない】監督・プロデューサーも務める俳優まとめ|手がけた作品とその背景とは?

俳優として活躍しながら、監督・プロデューサー・脚本家として映画制作に携わる人も増えています。本記事では、斎藤工、小栗旬、岡田准一、佐藤健、佐藤二朗など、制作側でも注目される俳優たちを紹介。手がけた作品や制作に関わった背景を通して、俳優がなぜ“作る側”にも挑戦するのかを解説します。


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俳優の中にはプロデューサーや監督として映画に携わっている人が多くいます。元々は俳優活動だけをしてきた人が制作をするようになるのはどういった理由が多いのでしょうか。
今回は俳優たちの作品、そして制作に携わった背景の傾向を探ってみましょう!

斎藤工

※俳優としては斎藤工、映画監督としては「齊藤工」名義で活動しています。
2012年、短編映画『サクライロ』(2012年)を監督。
2014年、監督を務めた短編映画であり、ミュージックドラマ『半分ノ世界』で15年の国際エミー賞デジタル部門にノミネート。
2014年、短編映画『バランサー』(2014年)を監督。
映画『blank13』(2018年)で長編監督デビュー。世界各地の映画祭で上映され、数々の受賞を果たしました。

また、以下の作品も斎藤工がプロデュースや監督を務めています。
映画『MANRIKI』(2019年):永野、斎藤工、金子ノブアキ、清水康彦を主要メンバーとする「チーム 万力」により製作。
短編映画『ATEOTD』(2020年):監督
短編映画『COMPLY+-ANCE コンプライアンス』(2020年):企画・監督
映画『ゾッキ』(2021年):竹中直人、山田孝之、齊藤工が3人で共同監督
映画『スイート・マイホーム』(2023年):監督
短編映画『縁石』(2023年):監督
映画『#大きな家』(2024年):竹林亮監督 × 斎藤工の 企画・プロデュース

また、ライフワークとして、映画館のない地域に出向く移動映画館「cinéma bird(シネマバード)」の活動をしています。
被災地や映画館のない地域に、映画を届けるというプロジェクトで、お寺や体育館といった様々な場所を1日だけ映画館にし、体験型のエンターテインメントを届けています。
この活動は2024年に、文化活動で優れた功績を上げた人や団体に贈られる「令和6年度文化庁長官表彰」を受賞しています。

俳優・監督などの枠を超えた映画愛が伝わってきますね!

小栗旬

初監督長編作『シュアリー・サムデイ』(2010年)

『シュアリー・サムデイ』は、中止が決まった文化祭を復活させるため、爆破予告をして教室を占拠した5人の高校生を中心としたストーリー。
当初は狂言だったものの、仲間の1人が火薬を仕込んでいたため教室は爆発してしまう。本作では、そんな大事件を引き起こした5人の姿とその後の人間模様、そして爆破の裏にあった“もう1つの事件”の存在をコミカルかつスタイリッシュに描いています。

小出恵介を主演に、勝地涼、鈴木亮平、ムロツヨシ、綾野剛、妻夫木聡、竹中直人ら豪華俳優陣が出演しています。

監督を務めた理由について、小栗は映画の構想を10代のころから練っていたそうで、23歳のころには親交のある脚本家・武藤将吾の協力で、脚本ができていたと、作品をかなり若い頃から構想していたことを明かしています。

短編作品『1/96』(2024年)

短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS Season6』の一つとして公開されました。
藤森慎吾を主演に、日常へのストレスを抱えたサラリーマンで2児の父・成田が現実逃避をする一夜を描いています。

短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS

短編映画制作プロジェクト『MIRRORLIAR FILMS 』は、2020年より始動した短編映画制作プロジェクトです。
プロデュースしているのは伊藤主税(映画プロデューサー)、阿部進之介(俳優)、⼭⽥孝之(俳優)らで、「だれでも映画を撮れる時代」をコンセプトに、年齢や性別、職業やジャンルに関係なく、メジャーとインディーズが融合した、⾃由で新しい映画製作に挑戦しています。

このプロジェクトで映画監督を務めたことのある俳優は多く、安藤政信、三吉 彩花、渡辺 大知、池田エライザ、水川あさみ、ムロツヨシ、竹中直人、浅野忠信、加藤浩次、加藤 シゲアキ、松田美由紀らが名を連ねています。

岡田准一

Netflix『イクサガミ

自身が主演を務めたNetflix『イクサガミ』で初のプロデューサー・アクションプランナーを務めました。
藤井道人が監督を務め、今村翔吾氏による「イクサガミ」シリーズ(講談社文庫刊)を映像化。アクションシーンや豪華な俳優陣が話題を呼びました。
また、その評判は世界的にも大きく、日本を含む11の国と地域で週間TOP10首位を獲得。86の国と地域でTOP10入りを果たしました。

アクションプランナー、プロデューサーを兼任した理由については、まずNetflix側から、岡田に主演だけではなく、プロデューサー、アクションプランナーとしてもオファーがあったといいます。
また、プロデューサーという肩書を持つことのメリットについて、岡田は「脚本の段階からお話しながら、アクションをやれるのは大きい。構成でも『これだったらできるんじゃないか』という相談が一からできるんです」「あとは普段だと止められてしまうようなアクションも(プロデューサーの)『岡田がやりたいと言っているから』という逃げもできる。無茶ができるんですよね」と、コメントしています。

アクションシーンにこだわりがあったからこその三役兼任だったようです。

佐藤健

Netflix『グラスハート

『グラスハート』で主演を務めた佐藤健ですが、本作品は佐藤自身の企画でもあり、共同エグゼクティブプロデューサーも務めています
なんと、原作者の若木先生の以下コメントによると、佐藤さんが原作に惚れこんでの実現だったようですね!

【以下原作者コメント】
佐藤健さんを信じています。
昔からです。
さまざまな作品を拝見するたび、なんと信じられる役者さんだろうと思います。ぬきんでたクレバーさと情熱。作品に尽くす無私の姿勢。原作への誠実な向き合いかた。
その佐藤さんがある日現れて、仰りました。
「十年前から好きなんです。グラスハートが。藤谷直季が。十年経っても好きだから、僕がプロデュースします」
夢かなと思いました。現実でした。二年後、最強の仲間たちとともに佐藤さんが再び現れました。十二年ゆるがなかった佐藤さんの意志を、私は信じています。

佐藤二朗

名無し

5月22日公開の『名無し』の原作・脚本を務めている佐藤二朗。完成披露試写会では、「5年前からウジウジと書いて、お蔵入り寸前まで諦めかけていた映画をようやく皆さんに届けることができてうれしい」と、構想期間が長かったことを明かしました。

オリジナルの実現が難しい中、今作の実現がかなったことについて、佐藤二朗は以下の通りコメントしています。

【佐藤二朗コメント】
「オリジナルの実現は、今の日本映画界の現状では難しい」。多くの映画Pが口を揃えた。諦めかけたところに声が掛かる。
「漫画にしないか」。
だから。
一巻の単行本を買ったし二巻も買うつもりの人、一巻は買ったけど二巻を買うかまだ決めてない人、単行本は買ってないけど配信は毎話見てた人、毎話は見てないけどたまに見てた人、たまにも見てないけど一回だけ見た人、
佐藤二朗の願いを叶えたのは、
あなただ。

映画にするために漫画化されたという何とも驚きのお話ですね。
『名無し』は2026年5月22日~公開中です。

まとめ

いかがだったでしょうか。
製作サイドに入ったきっかけについては原作との出会いやオファーなど様々でしたが、実現したいものが明確にあったことはみなさんに共通する部分といえそうです。

自分がどのような部分にこだわりを持つのか、何を映像化したいのか。
皆さんもテレビや映画業界で働く際には考えて挑んでみましょう!