年々大盛り上がりのM-1グランプリ✨
昨年のM-1グランプリ2025放送終了後も5/31までM-1ツアー(準決勝、決勝まで進んだコンビが参加して全国を回るライブツアー)が開催され、1年を通してM-1の熱は冷めやらぬように感じます。
そしてツアーが終わった頃には、早速M-1グランプリ2026のエントリーが開始される見込みです!
昨年は、6月25日からの開始でしたので本当にあっという間です!
M-1グランプリは芸人として活動していなくても出場できることはご存知でしょうか?
実は、この記事を執筆している私も、アマチュアとしてM-1グランプリ2024に出場しました!
今回は、漫才未経験だった私がM-1グランプリに出た際の経緯やエントリーの仕方、会場の雰囲気などをお伝えできればと思います!
そもそもM-1は素人でも出られるの?
先ほどM-1グランプリには素人(アマチュア)でも出場できることを記載しましたが、実際の出場条件はどんなものなのでしょうか?
出場条件
アマチュアとしてM-1グランプリに出場する際に重要になる主な出場条件は以下の2つです。
①結成15年以内であること
②2人以上の漫才師であること
案外ハードルが低いなと感じるのではないでしょうか?
実はこれらの要素を満たせば、年齢制限もなく誰でも出場することができます!
しかし、出場は出来てもそれだけで勝ち上がれるわけではありません。
アマチュアとしてM-1グランプリに出場するコンビは多く、さらにプロの芸人に混ざって大会に挑まなければならないため、しっかりと漫才を練り上げる必要があります!
出場するからには興味本位でのエントリーでも勝ち上がる心意気で挑んで頂ければと思います!
M-1出場までの流れ(エントリー方法)
コンビ結成
M-1グランプリは2人以上での出場が必須の為、必ず1人以上の相方を探す必要があります!
私の場合は普段から漫才をやっていたわけではなかったので、M-1グランプリの為の即席のコンビを組みました。
相手は共通のバンドが好きな友達だったのですが、NSC(吉本興業の芸人養成所)に通っていた方だったため、場数をたくさん踏みたいからと誘ってくれました。
エントリー

コンビを組んだら早速エントリーの作業があります!
実際にエントリーする際は公式サイトのエントリー情報に沿って申し込む必要があるのですが、
今年のM-1グランプリはまだ開催発表がされてないため、昨年のM-1グランプリ2025でのエントリー情報を以下に載せさせて頂きます。
エントリー情報 | M-1グランプリ 公式サイト
エントリー情報を簡単にまとめると、
①サイト内にある専門エントリー用紙に必要事項を記入し、郵送する
(この際に希望の日程や場所を選択することができます)
②自身が希望した予選日の1週間前に同サイトにて出番順や集合時間を確認する
③当日受付にてエントリーフィー(昨年は1人1000円)を支払う
申し込み~当日までの流れはこのようになります!上記のようにエントリーフィーがかかる為、必ず当日現金を持って行くようにしましょう!(支払いは現金のみでした)
ネタ準備
エントリーとの順序は逆でも問題ないのですが、私はエントリーをしてからネタ準備に取り掛かりました。
私の場合は漫才の台本なんて全く書いたことがなかったので、NSCに通っていた相方がまずざっくりとしたプロットのような台本を作ってくれ、そこに私の入れたいボケやツッコミのワードを加えていく形でネタを作りました。
これは相方が言っていたことなのですが、台本はボケが作ったほうが良いと言っていて、途中からは私が台本を書き換えていました。(私がボケ担当だったため)
もちろん書き方は人それぞれで正解はありませんが、相方曰く「ボケ担当が台本を書いた方がわざとらしくない自然なボケをすることができる」との事でした。実際に私がボケの文言を書いてみたのですが、確かに自分の言葉で書いた台本の方が自然な言葉として話せたような気がします。
もし台本作成に困っている方がいたら私の相方の意見を参考にしてもいいかもしれません。
当日までのネタ合わせは、3回ほど公園に集まって行いました。
当時、私はADとして働いていて不規則な勤務時間だったため、夜22時に集まることもあれば、逆に朝の9時に集まって練習することもありました。
合わせてくれた相方には本当に感謝しています…
その他にも電話で練習したり、自主練のような形で一人で暗唱したりしながら練習をしました。
当日の流れ
当日はサイト内記載の集合時間通りに受付に行き、エントリーフィーを支払い、エントリー番号が書かれたエントリーシールを受け取ります。
これを受け取ると一気に「M-1に出るんだ!」という実感がわいて緊張感が高まった記憶があります。

↑実際のエントリーシールです。
ちなみに私が出場した際には、1回戦を勝ち上がったコンビ向けの2回戦の会場選択の紙なども同時に受け取ったので、私にも2回戦に勝ち上がる可能性は一応あるのか…!と気持ちが高揚したりもしました(笑)
待機場所の雰囲気
当日はブロックごとに集合時間が分かれているのですが、大体1ブロック10組ほどで、1回戦は1ブロックの6割ほどがアマチュアコンビだったように感じました(私が出た年だけかもしれません)
自分の出番の2ブロック前くらいに集合するので、待機場所は2ブロック分、かなりの人がいました。
私が出場した会場の待機場所は客席と壁を挟んだすぐ近くで、会場の笑い声や漫才をしている声が時々聞こえてきて、今からこの中で漫才をするんだ…と1番緊張したことを覚えています。
私はかなりの緊張しいなので、実は当日集合時間の4時間前に相方と近くの公園で集まって何回もネタ合わせをしました。しかしそれでも不安で、待機場所でも練習していました。
待機場所では、各々衣装に着替えたり(女性用の簡易的な更衣スペースがありました)、ネタ合わせをしていたり、座って気持ちを整えていたりなど、コンビごとに様々な過ごし方をしていました。
基本的にステージの近くなので静かに過ごすよう伝えられており、空気は静かな緊張感で張りつめられていた感覚でした。
本番

ブロックごとに当日のMCの芸人がコンビ名を読み上げて呼び込んでくれるのですが、私が出た日はジョイマンさんが当日のMCでした。
ジョイマンさんが私たちのコンビ名を読み上げてくれて、コンビ名に対して一言コメントを残してくださった感動は忘れられません…!
私の出番はそのブロックの2番目だったので、1組目のコンビが漫才をしている間本当に震えが止まらず、気が気でないような状態でした。ネタを飛ばさないか、噛んだりしないか、そんな不安でいっぱいで、逃げ出そうかとも思いました(笑)
いざ前のコンビが漫才を終えると、出囃子などもなくすぐにステージに上がります。
袖からステージに行くと、大体客席には10名ほどのお客さんがいました。(緊張しすぎてあまり客席を直視できず、正確な人数ではないかもしれません)
出て行った瞬間に1番前の真ん中に座っているお客さんと目が合って、緊張から本当にネタが飛びそうになりました。最初の1言目は相方からだったので、それに答える形で何とか持ち直すことができました。
ただ、ここで1つ問題だったのは、センターマイクとの距離感が分からないということでした。何度も練習はしたのですが、マイクの前に立って練習をしたことがなく、どうしたらマイクに声が乗るのか、高さを合わせるにはどこを触ったらいいのか分からず、結局前の人が使っていたマイクの高さのまま漫才を始めたため、実は全然私たちの身長に高さがあってないまま喋っていました。(これは当日見に来てくれていた家族から教えてもらいました)
その時はもう覚えていたことを話すことに必死で、お客さんに声を届けるという意識は全く出来ていませんでした。声も上ずって早口になってしまい、規定時間の2分を大幅に早めて終えてしまいました。
唯一嬉しかったのは、私が考えたボケがネタ中で1番笑ってもらえたことです!自信のあったフレーズだったので、そこを笑ってもらえて本当に嬉しかったです。その瞬間だけ人を笑わせる喜びを感じられた気がします。
しかし、声もほとんどマイクに乗っておらず、早口になってしまっていることもあり、ネタ時間のほとんどは滑っていました(笑)
披露し終わったあと、私たちの次の出番だったコンビの方が声をかけてくださって、「面白かったです」と言ってくださったり、見に来てくれた家族と友達が「ネタ自体は面白かった、声が小さいのだけなんとかなれば」と言ってくれたりして、達成感がありました。
私は勝ち上がることを目標にしていたというより、漫才をやってみたいという好奇心で出場したので、漫才がちゃんと出来上がって、それをお客さんに見てもらえたことに非常に満足していました。
その日の会場の客層は40代くらいの男性が多かったように思います。
実際に出てみた感想
実際にM-1グランプリに出てみて感じたことは、まず想像以上に1回戦はお客さんが少ないということです。(1回戦は何日にもわたって行われ、しかも1日5時間以上行うので途中で帰る人もおり、私の出た終盤のブロックは1番お客さんが少ないブロックだった可能性はあります)
私が出た会場のシダックスカルチャーホールは160人ほどのキャパシティなのですが、その中で10人ほどの観客というのは本当に会場がスカスカに感じました(笑)
そして私のブロックの中では、プロの芸人の方は1組だけだったのですが、やっぱりウケ方が本当に違うことに感動しましたし、そんな方と同じ舞台に立ったのか…!と感慨深くもなりました。初めてM-1グランプリに出る方は、案外観客が少ないことに驚くかもしれません。
(早い時期にエントリーをした場合はまた別なのかもしれません。私は締め切りギリギリのエントリーでした。)
ここがきつかった/大変だったポイント

私がM-1グランプリに出るに当たって一番大変だと思ったのは、やはりネタ作りです。
相方にネタ作りの経験があったので完全な素人2人というわけではないのですが、悩んだ点としては、相方とやりたいネタの方向性が違うことでした。
私がやりたいものとしては、柔らかい口調で突飛なことをボケて、それをツッコミがいなすような形でした。
一方で相方は、二人で鋭く世相を切るような漫才がやりたいようでした。真逆ですよね。
最終的に相方が私の意見に合せてくれたのですが(経験の為に色んなネタをやるのもいいと言ってくれました)、初めからお互いの笑いのポイントのようなものが合う人はなかなかいないように思うので、ここはいろいろな人が悩むところなのではないかと思います。
基本的にはネタを書く側に合わせる人が多いと思うので、私の場合は特殊ですね。
出てみて感じたメリット・学び
実際に出場してみて感じたことは、とにかく自信や度胸がつく!ということです。
日常で緊張することがあっても、M-1の舞台に出たことあるし!という自信で乗り切れるようになったように思います。
そしてネタがウケたら嬉しさで、ウケなかったら悔しさで、また挑戦したいと思えるような経験ができることは大人になってからなかなかないように感じます。まさに青春のような時間でした。
さらに、改めてプロの芸人の凄さを実感できる場でもありました。まずプロの方は皆さん声が大きい!
1回戦は声量が命との噂もありますが、声が届かないと面白さも伝わらないなと、当たり前のことも改めて実感しました。
これからM-1に出たい人へのアドバイス

一番伝えたいことは、マイクを使って練習してほしい!ということです。
これは先ほども記載したのですが、私はマイクとの距離がかなり重要になることを知らなかったので、出来れば本番までにマイクの前でネタを披露あるいは練習出来る機会があると良いのではないかと思います。
アマチュアでもエントリーフィーを払えば出演できるライブなどもあるので、そういった場で練習を兼ねた実践をしてみると、ステージから見た景色や、マイクにどう声が乗るのか分かると思うので良ければ参加してみてください。
まとめ
ここまでM-1グランプリにはアマチュア(素人)でも出場できることをお話してきました。
ちなみに1回戦では、その日1番印象に残ったとMCに選ばれたアマチュアコンビは「ナイスアマチュア賞」として記念品をもらうこともできます!
そして、すべての予選を通して、最も上位に進出したアマチュアコンビは「ベストアマチュア賞」に選ばれ、こちらも記念品がもらえます!アマチュアでも賞がもらえると思うとモチベーションになりますよね!
今年またM-1グランプリのエントリーが始まったら、私も再挑戦しようかな?と考えています。
皆様も興味がある人は是非M-1グランプリに出てみてはいかがでしょうか?
