みなさんは、好きな作品のグッズが欲しいと思ったり、「こんなのあったらいいな」と想像したことはありますか。
エンタメが好きな方の中には、ドラマで出てくるグッズが欲しくなったり、アニメのアクリルスタンド(アクスタ)を購入したりしたことがある人も多いのではないでしょうか。
グッズビジネスは作品への没入感を高める重要な仕事であり、実は近年かなり注目されている分野なのです!
作品とグッズはとても密接な関係にあり、グッズ販売による収益も重要視されています!
今回は、そんなグッズ企画の仕事について解説します!
グッズ企画の仕事とは
グッズ企画(商品企画・MD)の仕事は、テレビドラマや配信作品の魅力を形にし、ファンの満足度を高めながら収益化を支える非常にやりがいのある職種です。
テレビ局によっては、収益の柱としてグッズ企画を見ているところもあり、かなり注目分野ともいえます。
グッズ企画は、単にアイデアを出すだけでなく、企画から手元に届くまでの一連のプロセス(進行管理や販促)に広く関わります。
では、具体的にはどのように仕事が進んでいくのでしょうか。
主な仕事内容・業務の流れ(ドラマのグッズ企画の場合)
企画立案・市場調査
ドラマの台本やキャラクター設定、出演キャストの層に合わせて、「どんなグッズならファンが喜ぶか」を考えます。
トレンドの分析や、劇中に登場するキーアイテム(キーホルダー、アパレルなど)の製品化を検討します。
版権元・所属事務所との調整
テレビ局や制作会社、出演キャストの所属事務所に対して企画を提案し、デザインや仕様の許諾(監修)を得ます。
デザイン・製造進行管理
デザイナーへの指示、試作品(サンプル)のチェック、製造工場(メーカー)への発注やスケジュール・コストの管理を行います。
プロモーション・販売企画
ドラマの公式SNSやWebサイトと連動した告知、ポップアップストアなどの催事企画、ECサイトでの販売戦略を組み立てます。

グッズ企画の具体例
グッズ制作に力を入れているキー局の一例として、TBSをみてみましょう。
夏ドラマで特に話題となった『Tシャツが乾くまで』は番組に出てくる喫茶店のグッズや、コインランドリーに持っていけるメッシュバッグなど多様なグッズが登場。
トレンドを意識した「ぷにぷにシール」はSOLD OUTとなっています。
第2シーズンが話題になっている『VIVANT』は、オリジナルグッズがたくさん出ており、一番くじも販売されました。
このようにドラマのグッズをたくさん出すことによって、作品への没入感を深められますし、繰り返し見逃し配信をみてもらうことにもつながります。
また、熊本地震のチャリティー活動として、『TOKYO MER』のチャリティーTシャツも発売。
9月末時点でドラマ・番組グッズランキングで2位となっています。
8月の映画公開が延期になった『TOKYO MER』ですが、ドラマファンも多くついている作品であり、チャリティー活動に共感した視聴者が購入していることが予想できます。
このように社会貢献にもつながると考えるとグッズ制作の仕事のやりがいを感じられますね。

グッズ企画に携われる会社は?
では、エンタメ業界でグッズの企画に携わるには、具体的にどのような会社に就職すれば良いのでしょうか。
選択肢を確認してみましょう。
テレビ局(およびその関連会社)
まず候補に挙がるのは、キー局(TBS、日本テレビ、フジテレビ、テレビ朝日、テレビ東京など)やそのグッズ事業を専門に担うグループ会社です。
グッズ展開は収益化の柱として注力している局も多く、優秀な人材を集めていると予想できます。
テレビ局は制作を希望する人も多い中、「グッズ企画がしたい」という人は存在感もあります。
どんなグッズが作りたいか、どうファンを増やしていきたいかなど、具体的な考えをまとめておくとより良いでしょう。
エンタメ・キャラクターグッズ制作会社
アニメ、漫画、ドラマなどのIP(知的財産)を幅広く扱う専門商社や制作会社。
テレビ局などからライセンス(許諾)を受けてグッズを制作します。
IPビジネスは、収益の最大化が可能なビジネスモデルといわれています。
キャラクターであれば、グッズ販売だけでなくイベント運営や他社からのライセンス料など、1つのIPでさまざまな分野からの収益を目指せます。
ビジネスにおいては世界的に成長を続けている分野ともいえますので、注目の会社が多くあります。
芸能プロダクション
ドラマに出演する俳優・タレントの所属事務所。
ドラマ単体のグッズという枠を超えて、「出演キャストの公式ドラマ記念グッズ」として企画・販売するケースがあります。
また、作品とは少し離れますが、俳優やアイドルがアパレルグッズを出したりといった動きも多く、芸能プロダクションでもグッズに関わることがかなり増えています。
グッズ企画に必要なスキル・適性
グッズ企画に必要なスキルは多岐に渡ります。
企画や生産の過程では、テレビ局や制作会社ともやりとりがありますし、製造工場との調整も行います。
収益が期待される分野ですから、その点についても判断力、コストの管理などができなければいけません。
もし大学で、これらの分野について学んでいたら積極的にアピールしましょう。
勉強したことがない人でも、焦ることはありません。このような知識やスキルは、入社してからでも身につけることができます。
もし、新卒でグッズ企画の仕事がしたいとアピールするのであれば、作品への理解やファン目線でのアイデア、トレンドへの敏感さなどが伝わると良いでしょう。
ドラマやアニメの公式ページから、どんなグッズを出しているのか確認することができるので、自分の好きな作品はもちろん、できれば今まで見てこなかったジャンルもチェックしてみましょう。
また、テレビ局が開催するイベントでもグッズ販売がありますので、チェックしてみましょう。
まとめ
グッズビジネスについてまとめてきましたが、いかがだったでしょうか。
グッズ企画は、テレビ局や制作会社での制作以外でも視聴者の熱量を上げることができ、収益にもつながるとても重要な仕事です。
今まで興味がなかった方も、エンタメ業界に入れば関わる可能性がある職種です。
この機会に理解しておきましょう!
