人狼だけじゃない!若者に人気のボードゲーム特集|実はバラエティ番組にも応用されている?

なぜ今ボードゲームが若者に大人気なのか?『人狼』や『ワードウルフ』だけでなく『ito』『サメマゲドン』等、流行のゲーム7選を徹底紹介!対面コミュニケーションの魅力や配信・SNSとの親和性、そして明確なルールとドラマ性を生む構造がバラエティ番組の企画に重宝される理由を制作目線で解説します。


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趣味性の高い娯楽と思われがちなボードゲーム。
しかし、今この市場を押し上げているのは熱心なマニアだけではなく、若い世代の人たちにも人気が出ています。
人狼などの定番のボードゲームからさらに多様化してきています。
そして実はボードゲームの多くがバラエティ番組と相性のいい構造を持っています。
この記事では人気のボードゲームを紹介し、なぜバラエティ番組と相性がいいのかをご紹介します。

なぜ今、ボードゲームが若者に人気なのか?

近年、国内のボードゲーム市場は新型コロナウイルス禍の巣ごもり需要を契機に拡大している。矢野経済研究所の調査によれば、2023年度のテーブルゲーム市場規模は前年から5.0%増の75億4000万円に達しており、今後もさらなる成長が見込まれている。

ボードゲームは「SNSなど画面上でのコミュニケーションが主流になる中、あえて対面で遊ぶことが魅力として受け入れられている」。対面でプレーすることで必然的に会話が生まれ、はじめて会う人ともすぐに打ち解けられる。
また配信・Youtube・TikTokとの相性も良いため若者たちの目に止まっている

若者に人気のボードゲーム7選

人狼

ゲームは[昼]と[夜]のターンをくり返します。[昼]は全プレイヤーで議論を行い、人間に扮している人狼を会話や表情から推理して、疑わしい人を多数決で1人追放します。[夜]は全プレイヤーが目を閉じます。人狼はこっそり目を覚まし、人間を1人襲撃します。能力を持つ人間もそっと目を覚まし、活動を行います。[昼]と[夜]をくり返していき、すべての人狼を追放できれば市民チームの勝利、人間を人狼と同じ数まで減らすことができれば人狼チームの勝利です。単独役職は、各自の勝利条件を満たせば一人勝ちです。

 

バラエティ番組では、疑い合う心理戦を見せることで視聴者も一緒に誰が人狼なのかを予想して楽しめるボードゲームです。

 

ワードウルフ

市民(多数派)とワードウルフ(少数派)に分かれて、与えられたお題について自由に会話します。会話を通じて自身が市民かワードウルフかを見極め、ワードウルフの場合は市民に紛れるように振る舞いましょう!

市民がワードウルフを見破るか、ワードウルフがうまく市民を出し抜くか!?ハラハラドキドキに思わず「もう一回!」と言ってしまいます。

 

バラエティ番組では、NGワードを言わせる誘導尋問を聞いて一緒に楽しむことができ、誰が狙われているのかが、わかりやすいのもバラエティ番組で重宝される要因です。

 

ito

「数字を口にしたらアウト!」という制限の中でテーマに沿って表現し合い、危機からの脱出を目指します。伝わりそうで伝わらないのがもどかしくも楽しい、価値観のズレに大笑いするパーティーゲームです。

 

バラエティ番組では、芸能人の価値観のズレが自然に見え人柄が出やすい、トーク番組向きのボードゲームです。

 

ナンジャモンジャ

『ナンジャモンジャ』は、頭と手足だけの謎生物ナンジャモンジャ族が描かれたカードが中央の場に次々とめくられるたびに、その人のセンスで特徴を捉えた名前を付け、それを全員で覚え、以降、めくられたらその名前をいち早く叫ぶことで溜まったカードを獲得し、集めた枚数を競うゲームです。

 

バラエティ番組では、子供から大人まで参加できるためファミリー層や土日枠の番組と相性が良く、独特な名前を付ける芸能人のワードセンスも楽しめるのが特徴です。

 

カタン

世界のボードゲームの中で2000万個以上の販売数を誇る超大ヒットゲーム!

カタンという無人島を舞台に、拠点となる開拓地(家)を建ててそこから島全体を開拓していきます。

対戦相手との開拓競争で、最初に10点(例:開拓地1点)取った人が勝者になります。

具体的には、サイコロによって島から5種類の資源が産出されるので、その資源を元に次の開拓地を建てていきます。

ですが、なかなか必要な資源が集まらないこともあります。

そんな時は対戦相手と資源の交換をしましょう。積極的にコミュニケーションを取ることでゲームを有利に進めることができます。

小学生(8才)から遊べるほど簡単なルールでありながら、大人もハマるボードゲームの決定版です!

 

バラエティ番組では、交渉・裏切り・ドラマ性が見られ、長いプレイ時間を要するため配信向きでもあります。また関係性が見える企画にも相性が良いです。

 

サメマゲドン

革新的なサメ映画を撮影するために融合ザメを作り上げて、より多くの敵を倒すことを目指すゲームです。

手番では「①カードを引く」または「②サメカードを場に出して融合サメを作る」を合計3回行うか、「サメマゲドン」を宣言してバトルを開始します。

「サメマゲドン」を宣言するときは「陸」「海」「空」のいずれかを選び、対応する属性のエネミーカードの合計値とそれぞれのプレイヤーの持つ対応する属性の融合サメの数値の合計値を比べ、エネミーカードの合計値より高く、かつ全てのプレイヤーの中で一番融合サメの合計値が高いプレイヤーは、エネミーカードを倒して得点として獲得します。

山札がなくなるまで繰り返して、獲得したエネミーカードの合計値が高いプレイヤーが勝利です。

 

このボードゲームは誰でも変な名前のサメを作ることができるため出演者を選ばず楽しめるのが特徴です。

 

シティチェイス

街中を逃げ回る犯人を追跡!鬼ごっことかくれんぼが融合したボードゲーム!

プレイヤーは犯人と警察に分かれてプレイします。警察チームは痕跡駒を頼りに、協力しながら犯人を追跡。犯人は警察に捕まらないようにビルからビルへと移動します。

 

バラエティ番組では出演者同士の心理戦を楽しむことができ視聴者も一緒にどこに犯人が隠れているのか予想できることが特徴です。

なぜボードゲームはバラエティ企画と相性がいいのか?

ボードゲームは、ルールが明確で視聴者が状況をすぐ理解できるため、番組に入り込みやすいです。さらに勝敗がはっきりしているため、結果がそのまま“オチ”になり、構成が作りやすいのも強みです。プレイ中には勘違いや駆け引き、ハプニングといったトラブルも起こりやすく、それ自体が大きな見せ場になります。そして収録後は編集によって伏線や対立構造を強調し、“物語”として再構築できる。偶然と戦略が交差する展開は、バラエティに最適なコンテンツなのです!

制作志望者が注目したいポイント

番組制作を目指す人にとって重要なのは、企画は必ずしもゼロから生み出さなくていいという視点です。世の中にはすでに面白くなる構造を備えたコンテンツが数多く存在します。その代表例がボードゲームです。明確なルール、勝敗、駆け引き、逆転要素など、企画に必要なエッセンスが詰まっています。構造を読み解けば、展開の作り方や見せ場の配置も学べます。ボードゲームは、企画発想の優れたヒント集でもあるのです。

まとめ

いかがだったでしょうか、近年、ボードゲーム市場は拡大を続け、対面での交流価値や配信との相性の良さから若者の支持を集めています。その魅力は人狼だけが正解ではない。明確なルールと勝敗構造、駆け引きやハプニングが自然に生まれる仕組みは、番組企画とも相性がいい。すでに面白くなる構造が備わっているからこそ、編集で物語も作れます。大切なのは「なぜ盛り上がるか」を分解して考える視点です。それがそのまま企画力につながっていきます。まずは実際にボードゲームカフェに足を運んで面白さを体験することもオススメします。