テレビ局は個人で見学できる?
テレビ局の一部は、個人で見学ができます。テレビ局によっては、無料で番組観覧やセットの展示を見学したり、生中継や観覧などのイベントに参加できたりするのです。
局自体がエンターテインメント施設になっていることもあり、劇場の利用やショップでの購入など、見学者に楽しんでもらうために工夫されています。ほかにも番組制作体験や仕事体験など、さまざまな角度からテレビ局の裏側を知る機会が設けられている場合もあります。
ただし、体験するのに予約が必要なケースもあるため、事前に確認しておきましょう。
個人や団体で見学できるおすすめのテレビ局6つ
テレビ局にはそれぞれ特徴があり、見学内容が異なります。ここからは、個人や団体で見学でき、一般公開エリアがあるテレビ局を6つ紹介します。
フジテレビ|お台場
フジテレビには一般開放エリアがあります。1階のフジテレビモールには、テレビ番組のグッズ販売や展示などが行われている「マルチシアター」「チャギントン&キャラクターショップ」や、「サザエさんのお店」が並んでいます。そのほか、5階には有料の展示フロアがあり、番組関連の企画展などを閲覧可能です。
テレビ朝日|六本木ヒルズ
テレビ朝日では、オンラインでのスタジオ見学を不定期に実施しています。見学中はスタジオ紹介や番組セットの裏側、放送で使用するカメラの使い方などの説明が受けられます。質問タイムではリアルな制作現場の声が聞けるので、就職後のイメージをしやすくなるでしょう。
館内にあるメインエントランスの「アトリウム」は、一般開放されています。アトリウムは一面がガラス張りになっていて開放感があり、外側にある日本庭園を局内から眺められるのです。
記念撮影ができるスポットやお土産を販売しているお店もあり、テレビ朝日だけでしか買えないアイテムもあって幅広い世代に人気があります。
ただし、館内見学は現時点で休止しているため、受付再開時期はテレビ朝日のホームページをご確認ください。
日本テレビ|汐留
日本テレビは地下2階から地上2階までの一部を一般開放しており、生中継やイベントなどの見学も実施しています。毎年夏と冬に開催される大規模なイベントでは、期間中のみ販売されるグッズや限定アイテムが購入可能です。
地下2階では日本テレビのオリジナルグッズが販売されているので、珍しい商品に出会えるかもしれません。レストランやカフェなども充実していて、ひと休みしたいときに気軽に利用できるのもポイントです。
また、テレビ局のシンボルとして有名な、宮崎駿監督がデザインした巨大時計の「日テレ大時計」も見学できます。からくり時計になっていて、定期的に音楽が鳴ったりと人形が動いたりして時間を知らせる仕組みです。夜はライトアップされるので、幻想的な雰囲気の中で、景色やからくり時計の音色を楽しめます。
TBS放送センター|赤坂サカス
赤坂サカスはTBSテレビ本社を中心に、赤坂BLIZや赤坂ACTシアターなどがあるエンターテインメント複合施設です。TBSストアでは、ここでしか買えないグッズが多数販売されています。
人気スポットとしては、TBS番組に関連したイベントが開催される「サカス広場」が有名です。赤坂サカスのまわりを囲むように、11種類の桜が100本ほど植えられており、桜の名所としても知られています。
NHKスタジオパーク|NHK放送センター
代々木公園の隣にあるNHKスタジオパークは、公開放送の観覧やアニメ制作過程を映像と展示で学べるスポットです。
館内では壁一面に映し出された映像と、大迫力のリアルな音が体感できます。ロビーには有名画家の個性的な壁画も飾られており、貴重な芸術作品を鑑賞できるのも醍醐味です。
企画展示スペースは約3ヶ月ごとに展示内容が変わり、ここでしか見られない、写真やドラマに出演する俳優の等身大パネルなどを公開しています。
また、声優のアフレコ体験ができるスポットや、さまざまな仕事体験ができるコーナーがあるのも特徴のひとつです。モニターの映像と声を合わせるアフレコ体験は、アニメーションづくりの参考になるでしょう。体験コーナーは人気があるので、事前に予約しておくと安心です。
読売テレビ|大阪市
読売テレビでは、小学生から大学生までを対象とした、予約制の社内見学を実施しています。1班あたりの最大人数は20名で、班ごとに専門スタッフがついて案内してくれるものです。
テレビ局の裏側を案内してもらえて、普段見られないテレビ番組のセットの細かい飾りまで見られます。
また、スタジオ設備や中継車、大道具が保管されている倉庫なども見学できます。社内見学では、実際に働くスタッフの様子を近くで見られるほか、貴重な体験ができるでしょう。
テレビ局や制作会社でのインターンもおすすめ
テレビ局や番組制作会社での就職を検討している方は、現場の仕事を体験するインターンがおすすめです。実際に現場で働きながらテレビ局や番組制作会社の雰囲気を知れば、自分が仕事に向いているか判断しやすくなるでしょう。
インターンに参加するとテレビ局や番組制作会社への理解が深まり、仕事に対する熱意が伝わりやすくなるメリットがあるのです。また、選考試験が一部免除される場合もあるため、インターン不参加の学生よりも採用試験を有利に進められるケースもあります。
インターンは一般的な企業と同様に、夏と冬にわかれて実施されます。仕事内容によって以下の部門にわかれているため、確認しておきましょう。
・総合職、一般職部門:さまざまな仕事を網羅的に体験する
・番組制作、技術部門:現場スタッフとともに、ロケ撮影や映像編集などの裏側を体験する
・アナウンス部門:アナウンサーの指示のもと、原稿の読み方や発生方法を体験する
部門ごとにインターンの有無や内容が異なる場合があるため、各テレビ局のサイトや制作会社のホームページをチェックしておきましょう。
テレビ局の見学や体験ならフォーミュレーションI.T.S.
テレビ局への就職を検討している方のなかに、仕事内容に不安を感じている方はいませんか。就職前にテレビ局の仕事について情報収集したい方は、フォーミュレーションI.T.S.までぜひご相談ください。
フォーミュレーションI.T.S.は、メディア業界に特化した人材派遣会社です。テレビ・CM・ネット動画・広告などの幅広いジャンルに対応しています。
ADのロケ現場での動きを予想したり、現場経験者による答え合わせをしたりするインターンも行っているため、就職前に気になる点を解決しやすくなるでしょう。また、内定者向けに制作現場のアルバイト案内も行っています。
テレビやCMの仕事に携わりたい、映像制作の技術を身に付けたいと考えている方は、フォーミュレーションI.T.S.にご相談ください。
まとめ
テレビ局の一部は、個人でも自由に見学できます。番組観覧やセットの展示見学をはじめ、生中継やイベントに参加できるところもあるのです。現場スタッフの仕事内容を間近で見られる機会もあり、参考になるでしょう。
テレビ局の仕事が知りたい方は、見学する以外にもインターンへの参加もおすすめです。自分が希望する部門を選び、就職活動に活かしましょう。