テレビ業界で活躍中のスタッフにインタビュー!【バラエティAD編】

バラエティ番組のスタッフってどんなお仕事をしているの? テレビ制作を志望する人の中には、「将来バラエティ番組の制作に携わってみたい!」という方もいるのではないでしょうか。今回は弊社フォーミュレーションI.T.S.で実際に...


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バラエティ番組のスタッフってどんなお仕事をしているの?

テレビ制作を志望する人の中には、「将来バラエティ番組の制作に携わってみたい!」という方もいるのではないでしょうか。今回は弊社フォーミュレーションI.T.S.で実際にバラエティ番組の現場で働いている社員にインタビューをしてみました!

インタビューを受ける番組制作スタッフのご紹介

地上波バラエティ番組を担当する、チーフアシスタントディレクター(CAD)のAさん(男性20代)

 

入社してからの経歴

2020年4月に新卒入社し、日本テレビで約30年の歴史を持つ『超人気バラエティ番組』を制作する番組制作会社へ、アシスタントディレクター(AD)として配属される。

現在はチーフADとして活躍中。

 

主な仕事内容を教えてください

主な業務は、

①リサーチ、ロケの仕込み 

②スタジオ収録の準備と収録立会い 

③担当回の編集立ち合い・補助 

④番組のPR映像の編集(「来週のこの時間は!?」「来週の【番組名】は!」というナレーションの入った5~30秒ほどのPR映像) 

⑤ロケで簡易的にカメラをまわすこともしています。

チーフADに昇格したからといって劇的に仕事内容が変わるわけではないです。

 

ですが、チーフADは短い番組PR動画の作成をやらせてもらえるようになったり、他のADさんが円滑に仕事を進められるように全体をまとめていたり、番組によってはディレクター(番組の演出をおこなう担当)がチーフADに仕事を振って、それをチーフADが整理してADに振り直す指示系統になっていたりする番組もあるので、責任が大きく伴うポジションだと感じています。

2年ほどチーフADを担当し、実力が伴えばディレクターへの昇格ができるので、今はそれを目指して日々精進しています!

 

番組制作のやりがいは?

入社後はじめてロケ(街頭インタビュー)に同行したとき、まだインタビュアーなどが上手くできない新人ADの自分は、ただ三脚にのせたカメラのRECボタンをタイミングよく押していただけでした。

ですが、その撮影した映像をディレクターがより面白く・見やすく編集して、いざスタジオ収録当日に流してみると、その映像を見たゲストがめっちゃ笑ってくれたんです!その時はとても感動しました! あの時の気持ちは今でも鮮明に覚えています。

また、番組内で尊敬されている優秀なディレクターに仕事で褒められたときは、認められたのが嬉しくてモチベーションにつながりました!(笑)

 

将来の夢は?

この番組でディレクターになることです!自分がつないだ映像を、先輩ディレクターから極力手直しをもらわずにOAされたいです!!

ディレクターとして一人前になって、いろんな企画やゲスト案を通せるように今はディレクターの技をたくさん見て勉強しています。

 

テレビ業界に興味をもつ皆さんへメッセージをお願いします!

この業界は「こういうことでも仕事になるんだ」が多いので楽しいです!

例えば、ADのグループLINEに「今度のロケでバンジージャンプのシミュレーションをしてほしいんだけど、誰かできそうな人いませんか!?」と声がかかったりします(笑)  もちろん強制でやらされることは無いですし、お仕事を通していろんな体験ができるので好奇心旺盛なひとにはたまらない業界だと思います。

あと、この業界にいるといろんなことに詳しくなれます。

ディレクターのサポートをするADは、自分が付くディレクターの担当するネタについて詳しくないと仕事にならないので、ネタごとにたくさんのリサーチをおこないます。

最近まで楽器の『琵琶』についてリサーチしていたのに、翌週には『パルクール』、次は『今話題の骨盤矯正体操』について調べていたりします。 仕事を通していろんなことに詳しくなったりその業界で特に有名な方や企業さんとお仕事ができたりするのを是非楽しんでもらえればと思います!

皆さんと、テレビ業界でお会いできるのを楽しみにしています!!!

 

まとめ

いかがでしたでしょうか?  バラエティ番組の映像ディレクターにむかって、着実にキャリアを積んでいるAさんのインタビューでした。

番組ジャンルによって、取り上げるネタネタに対する切り口表現方法は全く異なりますが、特にバラエティ番組は様々な映像制作の手法を勉強することができます。Aさんは、人気バラエティ番組のディレクターとなって、様々な手法を身につけたスーパーディレクターになってもらいたいですね!

 

バラエティ番組では「企画の面白さ」や「わかりやすさ」、「テロップの文言や映像を切るタイミングの微調整で生まれる繊細な笑い」をつくる気遣いなどが求められ、情報番組であれば「スピード」や「わかりやすさ」が強く求められます。

どの番組ジャンルでディレクターになるかによって求められるものが違うので、皆さんも作り手の立場をイメージしながら「自分なら、どんな番組を作ってみたいかな…!」と想像してみてはいかがでしょうか?