ラジオパーソナリティになるには?ラジオの種類と目指す方法を解説!

ラジオパーソナリティになれば、大勢の人に自分の伝えたいことを届けられます。自分にもなれるか気になる方もいるでしょう。そこで今回は、ラジオパーソナリティを目指す方法や、適性などを解説いたします。


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ラジオパーソナリティになるにはどうすれば良い?

ラジオパーソナリティとしての主な活躍の場は、キー局・コミュニティラジオ・インターネットラジオです。

キー局は全国放送されるようなラジオ番組を制作しています。コミュニティラジオは、ローカルのFM局のことです。一部の地域でのみ放送されます。インターネットラジオは、ブラウザやアプリなどで聞くラジオのことです。Podcastやらじきゃすなどがあります。

いずれかで活躍するラジオパーソナリティを目指す方法は大きく分けて4つあります。ここでは、それぞれの方法について解説いたします。

方法1:ラジオ局にアナウンサーとして就職する

ラジオ局にアナウンサー志望で入社すれば、ラジオ番組を受け持つこともあります。そうなると、ラジオパーソナリティになれるチャンスも巡ってくるでしょう。

ラジオ局への応募条件として大学・短大・専門学校卒業が含まれていることがあるため、高校生なら進学が無難な進路です。

また、ラジオ局によって就職難易度にやや差があります。キー局は待遇や給料が良く採用人数も少ないため、倍率が非常に高いです。数百倍や数千倍ともいわれており、キー局を志望していても、それが叶わない人は大勢います。さらに、アナウンサー職の新卒採用が行われていない年もあり、希望する局への応募ができない可能性もあります。

これに対して、同じラジオ局でもローカルFM局なら、倍率はそこまで高くはありません。全国の各地域にあるためキー局と比べて数も多いです。そのためキー局よりは就職しやすいといえるでしょう。

方法2:テレビ局にアナウンサー志望で就職する

テレビ局の中にはラジオ局を持っているところもあります。そのようなテレビ局では、自社のアナウンサーをラジオでも起用することがあるため、選択肢のひとつになるでしょう。

ただし、テレビ局の場合にはラジオ局以上に就職難易度が高めです。特にキー局においては、他業種を含めてもトップクラスの難易度になります。在学中からアナウンススクールや養成所に通うなどしてダブルスクールで学んだり、インターンシップに参加して経験を積んだりしておくのが得策です。

方法3:オーディションに合格する

ラジオ局では、定期的にオーディションを開催しています。そのため、ラジオ局やテレビ局への就職が厳しいと感じているなら、オーディションを受けてみるのをおすすめします。

オーディションの場合は学歴などで応募条件を絞っていないことが多いです。ラジオ局などに比べて応募しやすいため、必然的に倍率も高くなります。ラジオ局やテレビ局へ就職するのとは違った難しさがあるでしょう。

そのため。オーディションに合格するには、ライバルとの差別化が重要です。

方法4:有名人になる

有名人の中には、自分のラジオ番組を持っている人もいます。確実な方法ではありませんが、有名人になってからラジオパーソナリティになる方法のひとつです。

実現可能性を高める方法として、ラジオ局に強いパイプを持っている芸能事務所に所属するなどが挙げられます。芸能事務所側にはラジオパーソナリティ志望であることをあらかじめ伝えておく必要があります。

20〜30代がラジオパーソナリティになるにはどうすれば良い?

すでに社会人になっている20〜30代の方で、ラジオパーソナリティを目指している方もいるでしょう。基本的に若い方がチャンスは多いため、20〜30代ならまだ可能性はあります。では、20〜30代でラジオパーソナリティになるための方法を見ていきましょう。

芸能事務所の養成コースを受講する

芸能事務所でラジオパーソナリティの養成コースを実施しているため、受講してみましょう。もちろん未経験でも問題ありません。

大半の芸能事務所では、未経験でもやる気のある人に、基本的なことを教えて才能を開花させることを目的としています。基礎技術から応用力まで学べる内容です。講座によっては現役のラジオパーソナリティからマンツーマンで指導を受けられます。

ただし、養成コースを受講する際には芸能事務所選びが重要です。芸能事務所を選ぶ際には、所属タレントをチェックしてみましょう。キー局でラジオパーソナリティをしているタレントが多い芸能事務所を選ぶのが望ましいです。

アナウンサーへの転職やオーディションでの合格を目指す

学生の場合と同じように、ラジオ局やテレビ局にアナウンサーとして入社する方法があります。ただし、学生と違ってすでに社会人になっている人の場合には中途採用です。

求人数はあまり多くありませんが、未経験OKで募集しているアナウンサーの求人が見つかることもあります。

ただし、中途採用で未経験OKの場合には、非正規雇用のケースもあるため注意が必要です。非正規雇用だと正社員の場合と比べて、待遇があまり良くないこともあります。その点を把握した上で目指すようにしましょう。

ラジオパーソナリティに必要なスキル

ラジオパーソナリティになるには、次のようなスキルが必要です。

・トークを引き出す司会力
・番組によって異なる話し方
・話を分かりやすくまとめる能力
・独自性を含んだトーク力
・聞き手に伝わるようなトーク力
・聞き取りやすい発声

ラジオパーソナリティは自らが司会役となって、情報を提供していきます。また、ゲストを招いてトークをすることもあるでしょう。そのため司会力が求められます。

また、番組の内容やリスナーの年齢層などを考慮した話し方が大事です。音声のみで情報を提供するため、話を分かりやすくまとめる能力も必要になります。

単純に事実を話すだけだと、リスナーにとってあまり面白くありません。独自性を含めれば、魅力や面白さが増します。

また、言いたいことが伝わりにくかったり聞き取りにくかったりすると、リスナーが離れてしまいます。そのためリスナーが分かりやすい話し方や聞き取りやすい発声も大事です。

ラジオパーソナリティに適性がある人の特徴

ラジオパーソナリティに適性がある人には、次のような特徴が見られます。当てはまる特徴が少なければ、今のうちから鍛えておくのが望ましいです。

さまざまな分野に興味がある好奇心旺盛な人

興味の範囲が広く幅広い知識も多ければ、ゲストの話を深掘りできます。そうすると、話題が広がるため盛り上がりやすくなります。

多くの雑学を持っていると、ひとつの話題から別の話題に派生させられます。リスナーにとっても、その方が楽しく感じられるでしょう。

例えば、音楽番組だとしても音楽の話題のみではなく、ほかの話題も少し取り入れることで魅力が増します。

適度な距離感でコミュニケーションが取れる人

ゲストを呼ぶときには、距離感が大切です。そのため、程良い距離感で会話を進められる人なら、ラジオパーソナリティに向いているといえます。

距離を置きすぎても、逆に近すぎてもいけません。また、ゲストとの関係性に応じて適切な距離感を持つことも求められます。

面白いアイデアを生み出せる人

ラジオパーソナリティは、毎回話のネタを探して、企画を考えなければなりません。そのため、アイデア力や企画力が必要です。

ラジオに活かしたいという思いで、日頃からネタ探しをしたり話題を考えたりできる人に向いています。

対応力がある人

ラジオ番組は生放送のものが多いです。ラジオパーソナリティになれば、生放送を受け持つ可能性が高いでしょう。そのため、緊急事態が発生したときに対応できる能力が必要です。

例えば、設備のトラブルで音声がおかしくなるようなことが想定されます。長く続けていれば、放送中に自然災害や大きな事故などが起こることもあるでしょう。

状況によっては、リスナーに緊急の案内を呼びかけることもあります。そのため臨機応変に冷静な対応ができる力が求められるのです。

まとめ

ラジオパーソナリティになるには、学生ならラジオ局かテレビ局にアナウンサーとして就職するのがおすすめです。そのほか、オーディションに合格する方法や有名人になる方法などもあります。

社会人になってからでも、ラジオ局に転職するか、芸能事務所の養成講座を受講すれば、ラジオパーソナリティを目指せます。

どの方法も難易度が高いため、ラジオパーソナリティに必要なスキルや適性を理解しておくことが大切です。現状の自分に足りないスキルや適性を少しずつ身に付けて、ラジオパーソナリティを目指していきましょう。