エンタメ業界のインターンは夏から本格的にスタートし、志望している就活生にとって“業界理解”を深める大きなチャンスです。
ただし、同じエンタメ業界でも、テレビ局・芸能事務所・レコード会社・イベント会社では、仕事内容や求められる人物像が大きく異なります。
「なんとなくテレビが好き」「音楽が好き」だけで応募するのではなく、まずは業界ごとの違いを知ることが大切です。
この記事では、2026年夏開催予定のエンタメ業界インターン情報を整理しながら、それぞれの特徴や向いている人の傾向まで分かりやすく解説していきます。
ぜひ夏前の業界研究に役立ててみてください✨
まず知っておきたい!エンタメ業界インターンの特徴

エンタメ業界のインターンは、他業界と比べてもかなり人気が高いことで知られています。
特にテレビ局や大手レコード会社、芸能事務所などは毎年応募が集中し、
倍率が非常に高くなる傾向があります。
さらに特徴的なのが、ES(エントリーシート)や企画課題の重さです。
「最近ハマっているエンタメは?」
「自分ならどんな番組を作る?」
「このアーティストをどうプロモーションする?」
など、“好き”を深掘りされる設問が多く、単なる憧れだけでは通用しません。
エンタメ業界では、
・なぜその作品が好きなのか
・なぜヒットしたと思うのか
・自分ならどう改善するのか
を、自分の言葉で説明できる力だったり、企画力、分析力、熱量が重視されます。
つまり重要なのは、「好き+言語化」です。
作品を“見る側”だけで終わるのではなく、「作る側の視点」を持てているかどうかが、インターン選考でも見られているポイントと言えるでしょう。
今回は”人気の高い大手エンタメ企業”を中心に紹介
エンタメ業界と一口に言っても、
・テレビ
・映画
・アニメ
・出版
・ゲーム
・配信
・広告
など、実際には非常に幅広いジャンルがあります。
その中でも今回は、就活生から特に人気が高く、毎年応募が集中しやすい
・テレビ局
・芸能事務所
・レコード会社
・イベント会社
といった“大手エンタメ企業”のインターンを中心に紹介していきます。
同じエンタメ業界でも、仕事内容や求められる人物像、会社ごとのカラーはかなり異なります。
たとえば、
・「コンテンツを作る」テレビ局
・「タレントを育てる」芸能事務所
・「音楽やIPを広げる」レコード会社
・「ライブ現場を動かす」イベント会社
では、仕事の考え方も大きく変わります。
まずは、それぞれの違いを知ることが業界研究の第一歩です。
テレビ局インターンの特徴

今回紹介するテレビ局は、日テレ・TBS・フジテレビ・テレビ朝日・テレビ東京・NHKの6局です。
就活生に人気が高い局ばかりですが、それぞれのカラーはかなり異なります。
まずは、それぞれの特徴について以下に簡単にまとめます。
・日本テレビ
バラエティや大型番組の企画体験が中心で、スタジオ見学や制作ワークも実施されることが多いです。
“王道エンタメ”としての番組づくりを学べるのが特徴です。
過去には、インターンシップで優秀な成果を収めた方には「特別プログラム」への案内があったことも。
・TBS
ドラマ制作に強く、ディレクターやプロデューサーとの距離が近いのが特徴。
インターン参加が本選考に影響するケースもあり、実践的な企画力が重視されます。
・フジテレビ
ドラマ・バラエティ・報道・アナウンサーなど部門別に実施されるのが特徴。
企画書作成ワークなど、“テレビ制作の全体像”を体験できます。
・テレビ朝日
ABEMAなどデジタル領域にも強く、新規ビジネス企画ワークが特徴。
若手の挑戦機会が多く、現場社員との対話型プログラムも充実しています。
・テレビ東京
アニメや経済報道など独自色が強く、職種別インターンが充実。
バラエティ・報道など少人数制ワークで、企画力が問われる内容です。
・NHK
ジャーナリズム・ディレクター・技術など8コースに分かれた体系的なインターン。
公共放送として報道・ドキュメンタリーなど社会性重視の内容が特徴です。
局ごとの”カラー”の違い
同じ「テレビ局」でも、ドラマに強いTBS、アニメ独自路線のテレ東、デジタル融合を加速させるテレ朝と、カラーは全然違います。
自分が「どんなコンテンツを作りたいか」から逆算して、局を選ぶことが重要です。
テレビ局インターンでは何をする?
テレビ局のインターンでは、実際の制作現場をイメージした仕事体験が行われるケースが多いです。
主な内容としては、
・企画会議
・番組制作体験
・現場社員との交流
・グループワーク
などがあります。
多くの局で共通しているのが、企画会議の疑似体験です。
現場のプロデューサーやディレクターとともに、番組企画や新規コンテンツのアイデアを考えるグループワークが中心になります。
また、いずれも社員との直接交流の機会があり、本選考前に社風や職場の雰囲気をリアルに感じられる貴重な機会になります。

こんな人におすすめ
テレビ局インターンは、以下のような人におすすめです。
・バラエティやドラマが好き
・チーム制作が好き
・企画を考えるのが好き
・話題作を分析するのが好き
・企画を考えるのが好き
テレビ局は、とにかく“チーム戦”の業界です。
企画力だけでなく、周囲を巻き込みながら制作を進められるコミュニケーション力も重視されます。
芸能事務所インターンの特徴
芸能事務所のインターンは、“人を売り出す仕事”を体験できるのが大きな特徴です。
今回は、芸能事務所の中でも特に人気の5社、ホリプロ、アミューズ、STARTO ENTERTAINMENT、吉本興業、エイベックスのインターンの特徴についてまとめます。
・ホリプロ
俳優・バラエティ・音楽などジャンル別にコースが分かれており、アーティストのプロデュース戦略や宣伝企画を体験できます。舞台・映像制作系コースもあり、制作側の仕事まで学べるのが特徴です。
・アミューズ
アーティストマネジメントだけでなく、ライブ・映画・舞台・デジタル事業まで幅広く体験できるのが特徴。
プロモーション企画ワークを通して、“総合エンタメ企業”としての視点を学べます。
・STARTO ENTERTAINMENT
ライブ制作・ファンクラブ運営・グッズ展開など、“ファンビジネス”への理解が重要なインターン。
マネジメントや宣伝企画など、アイドルIPを支える仕事を体感できます。
・吉本興業
コンテンツ制作や劇場運営企画など、“人を楽しませる企画力”を重視した内容が特徴。
動画制作体験などが行われる年もあり、発想力やコミュニケーション力が求められます。
・エイベックス
音楽・ライブ・アニメ・デジタルなど幅広い部門のコースを展開。
著作権管理やマーケティングなども学べ、“変化の速いエンタメ業界”を体感できる内容になっています。
芸能事務所=マネージャーだけではない

芸能事務所というと、“マネージャー”のイメージを持つ人も多いかもしれません。
しかし実際は、それだけではありません。
最近の芸能事務所は、
・舞台制作
・映像制作
・ライブ制作
・デジタル事業
・SNS運営
・海外展開
など、かなり幅広い事業を展開しています。
タレントを支えるだけでなく、「どう売り出すか」「どう人気を広げるか」を考える仕事でもあります。
特にSNS時代になってからは、「バズをどう生むか」「ファンコミュニティをどう作るか」といったデジタル感覚も重要視されるようになっています。
会社ごとの違い
各会社によって、かなり特徴が異なります。
たとえば吉本興業は、“芸能”だけでなく地域創生や教育事業にも力を入れています。
一方、STARTO ENTERTAINMENTはライブやファンクラブ運営など、“ファンビジネス”の強さが特徴です。
アミューズはグローバル展開も積極的で、海外事業に興味がある人から人気があります。
こんな人におすすめ
・人とのコミュニケーションが好き
・推し活経験があり、ファン心理を深く理解している
・ライブが好き
・タレント育成に興味がある
・SNS運用や企画が好き
“表に立つ人”を支えたい、輝かせたいという気持ちがある人は、かなり相性が良い業界と言えるでしょう。
レコード会社インターンの特徴

今回紹介するのは、ソニーミュージックグループ・エイベックス・ポニーキャニオン・ユニバーサルミュージック・バンダイナムコミュージックライブの5社です。
・ソニーミュージックグループ
A&Rやマーケだけでなく、IT・セキュリティ・経理など専門職コースも充実。
グループワークやスタジオ見学を通して、“総合エンタメ企業”としての強みを体感できます。
・エイベックス
音楽部門だけでなく、アニメ・ライブ・デジタル関連まで幅広いコースを展開。
A&Rや著作権管理など、“音楽を売る仕組み”まで学べるのが特徴です。
・ポニーキャニオン
音楽・映像・アニメなどの新企画を考えるグループワークが中心。
社員との距離も比較的近く、“個性的なアイデア”や企画力を重視する社風が特徴です。
・ユニバーサルミュージック
音楽ビジネスやマーケティングを学べる内容が中心。
洋楽やK-POPなど海外音楽にも強く、グローバル視点で音楽業界を見たい人に向いています。
・バンダイナムコミュージックライブ
所属アーティストの次回リリース戦略を考えるA&R体験が特徴。
楽曲だけでなく、特典やライブ展開まで含めて企画する“IP×音楽”型のインターンです。
今のレコード会社は”音楽だけじゃない”

レコード会社というと、「CDを作る会社」というイメージを持つ人もいるかもしれません。
しかし現在は、音楽だけでなく、
・アニメ
・ゲーム
・ライブ
・IPビジネス
・SNSマーケティング
・海外展開
まで含めた総合エンタメ企業へ変化しています。
特に近年は、“楽曲を作る”だけではなく、“どう拡散するか”が重要視される時代です。
TikTokやYouTubeなどSNSとの連動も強く、マーケティング感覚が求められます。
実際に、ソニーミュージックグループはアニメ・ゲーム・スポーツ事業まで展開しており、インターンも「Entertainment×Accounting」「Entertainment×IT&Security」など専門職特化コースが充実しています。
ユニバーサルミュージックは外資系メジャーならではのグローバル視点を持ち、海外アーティストのカタログも豊富です。
バンダイナムコミュージックライブはアニメ・ゲームIPと音楽の融合という独自ポジションに強みを持っています。
どんな仕事体験がある?
レコード会社インターンでは、
・A&R体験
・プロモーション企画
・マーケティング分析
・新規アーティスト戦略立案
・グループワーク
などが実施されることが多いです。
A&Rとは、アーティストの発掘・育成・楽曲戦略を担当する仕事のことです。
特にバンダイナムコミュージックライブでは、所属アーティストを1人選び、次のリリース楽曲・パッケージ・特典まで考えるA&Rのプロデュース体験をグループワーク形式で実施されています。
ソニーミュージックでは、企画職だけでなくIT・セキュリティ・経理など専門コースも用意されている点が特徴です。
こんな人におすすめ
レコード会社に向いているのは、
・トレンド分析が好き
・SNSが好き
・K-POPや洋楽が好き
・マーケティングに興味がある
・“流行る理由”を考えるのが好き
といったタイプです。
「この曲、なんでTikTokで流行ったんだろう?」を考えるのが好きな人は、かなり適性があるかもしれません。
イベント会社インターンの特徴
今回紹介するのは、ぴあ・キョードー東京・サンライズプロモーションの3社です。
「ライブの裏側を作りたい」「現場で動きたい」という人にとっては、一番ダイレクトに刺さる業界です。
・ぴあ
市場分析や競合分析をもとに、新規サービスを考える企画型インターンが特徴。
ライブやイベントだけでなく、“エンタメDX”視点も学べます。
・キョードー東京
企画・予算管理・会場手配・チケット戦略など、ライブ制作の流れを幅広く体験可能。
1つのイベントを作り上げる裏側を実践的に学べます。
・サンライズプロモーション
舞台公演の企画・制作・宣伝を体験できるインターン。
チケット販売戦略や広報ワークなど、“舞台エンタメを広める仕事”に触れられます。
イベント会社は”現場力”が重要
イベント会社に求められるのは、企画力だけではありません。
本番で即座に判断し動く現場力こそが、成功を左右します。
現場力が試される領域は多岐にわたります。
ライブ制作では音響・照明・演出を一体でコントロールし、会場運営では大勢の来場者を安全・スムーズに誘導するオペレーション能力が必要です。
特にライブや舞台は“当日トラブル”も多く、臨機応変な対応が求められます。
チケット管理では販売から当日入場まで一切のミスが許されず、
宣伝では告知タイミングや媒体選定の的確な判断が求められます。
そしてすべての土台となるスケジュール管理では複数の関係者・業者が絡む中でタイムラインを一元管理し、ズレを即座に修正する調整力が不可欠です。
どれだけ完璧な計画も、実行する現場力があってこそ。
イベントの成功は、舞台裏を支えるプロの現場力で成り立っています。

裏方好きに刺さる仕事
イベント会社は、“裏方志望”の学生に非常に人気があります。
たとえば、
・ライブを作る側に回りたい
・舞台裏で動く仕事がしたい
・現場運営に関わりたい
という人にはかなり向いています。
「ライブを観る側」ではなく「ライブを作る側」に回りたい人にとって、イベント会社は最も直接的なキャリアパスです。
舞台の裏側で何十人もの関係者と連携しながら、当日の感動を作り上げていく仕事は、体力と段取り力と情熱が試されます。
こんな人におすすめ
イベント会社に向いているのは、
・現場が好き
・体力に自信がある
・ライブが好き
・裏方志望
といったタイプです。
「観客の感動を、裏側から支えたい」という気持ちが強い人には、かなり魅力的な業界でしょう。
実はかなり重要?エンタメ業界の”夏インターン”

「インターンって参加しなくても就活できるんじゃないの?」
そう思っている人は、少し認識を改めたほうがいいかもしれません。
特にエンタメ業界において、夏インターンの位置付けは他業界以上に重要です。
まず、早期選考につながるケースがあります。
特にTBSはインターン参加と本選考のつながりが強いと言われており、「インターンが本選考に直結しやすい環境」として知られています。
テレビ朝日でも優秀者が上級者インターンへ招待されるなど、インターン→選考優遇の流れがあった例もあります。
次に、社員との直接接点が生まれます。
説明会では聞けない「現場のリアル」を知れるのがインターンの最大の価値です。
働くイメージが具体的になることで、エントリーシートや面接での回答の質も大きく変わります。
さらに、業界理解が深まることでES慣れにもなります。
エンタメ業界のESは「なぜこの業界か」「なぜこの企業か」を深掘りされる傾向があり、インターンで得た体験は説得力ある回答の材料になります。
そして、募集開始はかなり早いです。
テレビ朝日は応募締切が7月31日、NHKは7月23日と、夏前には締め切りが来てしまう企業も多いです。
「夏になってから動こう」では遅いケースも十分にあります。
早めに動いている学生ほど、情報量でも準備の質でも有利になります。
それがエンタメ業界の就活の現実です。
エンタメ業界インターンで見られていること
エンタメ業界のインターンで、企業が見ているのは何でしょうか。
共通して挙げられるのが以下の要素です。
企画力
「面白いものを作るアイデアがあるか」が問われます。
与えられたテーマに対して、独自の視点で企画を立てられるかが評価されます。
SNS感度・トレンド理解
今のエンタメは、SNSと切り離して考えられません。
何が流行っているのか、なぜ流行っているのかを自分の言葉で説明できるかが見られます。
コミュニケーション力
グループワークや社員との交流を通じて、チームの中で機能できるかが問われます。
エンタメは一人では作れないからです。
熱量
最終的には「本当にこの仕事がしたいか」が伝わるかどうかです。
ただし、熱量は根拠なしには機能しません。
特に重要なのは、“好き”を言語化する力です。
「なぜその作品が好きなのか」
「なぜあのコンテンツは流行ったのか」
「自分ならどう企画・改善するか」
これを自分の言葉で説明できる学生は、エンタメ業界の選考においてかなり強いです。
逆に「好きです」「ずっと見てます」だけで止まってしまうと、他の志望者と差がつきません。
インターン準備の第一歩として、好きなコンテンツを1つ選び、「なぜ面白いのか」「なぜヒットしたのか」を考えてみることをおすすめします。
2026年夏の主なインターン開催情報まとめ
今回紹介した企業の夏インターン情報を一覧にまとめました。
マイページ登録が必要な企業も多いため、早めのチェックをおすすめします。
※情報は執筆時点(2026年5月)のものです。最新情報は各公式サイト・リクナビ・マイナビで必ずご確認ください。
■ テレビ局
■ 芸能事務所
■ レコード会社
■ イベント会社
まとめ
エンタメ業界といっても、テレビ局・芸能事務所・レコード会社・イベント会社など、業界ごとに求められるスキルや社風はまったく異なります。
だからこそ、まずは興味ある業界に絞って応募してみることが大切です。
就活で差がつくのは、自分の”好き”を言語化できるかどうか。
「なぜこの業界なのか」「どんな体験が自分を動かしたのか」を具体的に語れる人は、面接でも選考でも圧倒的に強いです。
そのための第一歩として、夏インターンは最良の機会。
実際の現場に触れることで、業界への理解が深まり、自分に合った道も見えてきます。
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