ドラマの制作現場には様々なポジションで働く人がいます。
中でも「プロデューサー」は誰もが聞いたことがあるポジションではないでしょうか。
ドラマでも、“主人公がテレビ局勤務でプロデューサー”という設定の作品も多いですよね!
では、ドラマ業界においてプロデューサーとは実際どんな仕事をする人なのでしょうか。
プロデューサーは、脚本制作前の企画立案からキャスティング、スタッフ編成、制作進行までを統括するポジションです。
作品のテーマや方向性、放送枠に合う企画性などを踏まえながら、ドラマ全体を成立させるキーパーソンになります。
よく就活の説明会などでは、ドラマのプロデューサーは「0から1をつくる」と言われます。
何もない状態から企画を立ち上げ、脚本・予算・キャスティング、スタッフ編成、制作進行までを統括するポジションです。
他にもドラマ制作に関わる仕事はたくさんあります。
詳細はこちら!
では、実際にテレビ局でドラマプロデューサーとして活躍している人をみていきましょう!
佐野亜裕美 所属:関西テレビ
1982年生まれ。東京大学卒業後、TBSを経て関西テレビに在籍。
既存の枠にとらわれない意欲作を企画・プロデュース。
主な代表作:『エルピス-希望、あるいは災い-』(2022)、『大豆田とわ子と三人の元夫』(2021)、『カルテット』(2017)
また、最近では2026年4月クールで放送していた『銀河の一票』が話題になりましたね。
【ここに注目!】
佐野さんは『カルテット』で脚本家・坂元裕二さんと初のタッグをくみ、『大豆田とわ子と三人の元夫』でも再タッグを組んでおり、松たか子さんを主演に起用しています。
自身の企画力と坂元ワールドとの相性の良さがさらにドラマを面白くしているのかもしれませんね!

新井順子 所属:TBS
大阪府出身。制作会社VSO(のちドリマックス・テレビジョンに合併、TBSスパークルの前身)に入社。
7年間の助監督経験を経て、プロデューサーに。
社会派テーマをヒット作に仕立てる手腕が得意。
主な代表作:『Nのために』(2014)、『アンナチュラル』(2018)、『MIU404』(2020)、『着飾る恋には理由があって』(2021)、『最愛』(2021)、『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(2022)、『下剋上球児』(2023)『9ボーダー』(2024)を担当。映画『ラストマイル』で初プロデュースを手がけた。
磯山晶 所属:TBS→独立
時代を象徴するコメディや社会派ドラマが多数。大ヒットを連発するTBSのトッププロデューサー。
主な代表作:『池袋ウエストゲートパーク』(2000)、『木更津キャッツアイ』(2002)、『タイガー&ドラゴン』(2005)、『流星の絆』(2008)、『空飛ぶ広報室』(2013)、『ごめんね青春!』(2014)、『恋はつづくよどこまでも』(2020)、『逃げるは恥だが役に立つ』(2016)、『大恋愛~僕を忘れる君と』(2018)、『俺の家の話』(2021)、『不適切にもほどがある!』(2024)、『離婚しようよ』(2023)
【ここに注目!】
宮藤官九郎、野木亜紀子、金子ありさなど様々な脚本家とタッグを組んでおり、現在はNetflixとも専属契約を結んでいる磯山さん。
柔軟でありながら様々な人と仕事ができる力がヒット作を生み出す秘訣かもしれないですね!
小田玲奈 所属:日本テレビ
1980年生まれ。東京都出身。日本大学芸術学部卒業後、2003年に日本テレビ放送網入社。
『ズームイン!!SUPER』『メレンゲの気持ち』『アナザースカイ』『有吉ゼミ』など情報番組・バラエティ番組を担当。
『家売るオンナ』(2016)で連続ドラマを初プロデュース。
その後、『地味にスゴイ! 校閲ガール・河野悦子』(2016)、『知らなくていいコト』(2020)、『恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール』(2021)、『悪女(わる)~働くのがカッコ悪いなんて誰が言った?』(2022)、『ブラッシュアップライフ』(2023)、『花咲舞が黙ってない』(2024)など数多くの番組を手がけた。
岡光寛子 所属:関西テレビ
1989年生まれ。広島県出身。2012年、関西テレビ放送に入社し、宣伝部、制作部を経てドラマプロデューサーに。
主な代表作:『TWO WEEKS』(2013)、『姉ちゃんの恋人』(2020)、『アバランチ』(2021)、『魔法のリノベ』(2022)、『ウソ婚』(2023)など。
橋本芙美 所属 共同テレビ
2002年入社。第1制作部専任副部長。ドラマ・映画プロデューサー。
主な代表作:『坂の上の赤い屋根』(WOWOW)、『アオハライド』(WOWOW)、『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS)、2022年『吉祥寺ルーザーズ』(テレビ東京)、『プロミス・シンデレラ』(TBS)、 『危険なビーナス』(TBS)など。
大木綾子 所属:フジテレビ
ディレクターとして『恋におちたら~僕の成功の秘密~』『ライアーゲーム』や『救命病棟24時(第4シリーズ)』などを演出。
現在はドラマ制作センター・ドラマ制作部長。
主な代表作:『主に泣いてます』(2012)、『ナオミとカナコ』(2016)などの作品を手掛け、ドラマ部デスクを経たあとに出向したWOWOWでも『連続ドラマW 事件』(2023)、『東京貧困女子。-貧困なんて他人事だと思ってた-』(2023)をプロデュース。
内田ゆき 所属:NHK
1995年にNHKへ入局。岡山局勤務を経て、平成11年に東京の制作局ドラマ番組部に異動。
主な代表作:主に『光る君へ』(2024)や『カーネーション』(2011)、『スカーレット』(2020)を手掛けた。
祖父江里奈 所属:テレビ東京
2008年一橋大学社会学部卒業後、テレビ東京入社。
『モヤモヤさまあ〜ず2』『YOUは何しに日本へ?』などのバラエティー番組を担当し、2018年制作局ドラマ部門に異動。
現在は配信ビジネス局ドラマビジネス部に所属し、ドラマのプロデュースを担当する。
主な代表作:『来世ではちゃんとします』(2020)、『だから私はメイクする』(2020)、『38歳バツイチ独身女がマッチングアプリをやってみた結果日記』(2020)、『共演NG』(2020)、『るなしい』(2026)、などのプロデューサー。
松本拓 所属:テレビ東京
2009年、テレビ東京入社。営業局に5年半務めたあと、ドラマのプロデューサーを務める。
主な代表作:『警視庁ゼロ係シリーズ』(2016~)、『銀と金』(2017)、『天』(2018)、『きのう何食べた?』(2019)、『ゲキカラドウ』(2020)、『ただ離婚してないだけ』(2021)、『晩酌の流儀』(2022~)、『雪女と蟹を食う』(2022)、『週末旅の極意シリーズ』(2023)
【ここに注目!】
『雪女と蟹を食う』や『週末旅の極意』の舞台はORIX HOTELS & RESORTS(運営:オリックス・ホテルマネジメント)が全面協力しています。
施設の雰囲気やおいしそうな料理が引き立つ作品を作る松本さんにぴったりですよね!
プロデューサーとして、作品に協力してくれるパートナーを獲得する力はかなり重要といえそうです。

内山聖子 所属:テレビ朝日
1988年津田塾大学英文学科卒業後、テレビ朝日入社。秘書室から、1993年制作現場へ。
取締役・エグゼクティブプロデューサー。
主な代表作:『ガラスの仮面』(1997)、『黒革の手帖』(2004)、『ドクターX〜外科医・大門未知子〜』(2012〜)
まとめ
さて、現在活躍しているドラマプロデューサーを一部挙げてきましたがいかがだったでしょうか。
全体を振り返ってみるとかなり女性が多いですね!ドラマの仕事は過酷なイメージがありますが、かなり女性が活躍していることがわかります。
テレビ局や制作会社の就活では、プロデューサーや監督、脚本家の作品の傾向をつかむことが大切です。
ドラマの志望でなくても、配属される可能性がある場合は押さえておく必要があります。
ぜひ就活の機会にいろんなジャンルを勉強して、テレビ業界に挑戦しましょう!
