お笑い芸人になりたい!と思ったとき、まず思い浮かべるのが養成所ですよね。
では、お笑い芸人以外の仕事も養成所で学べることはご存知でしょうか?
例えば、放送作家や脚本家、マネージャー、ディレクターなど、エンタメ業界の裏方と呼ばれる立ち位置を目指している方も、養成所に通うことで専門的な知識を身につけることができます。
この記事では、主な養成所を芸人分野と裏方分野に分けてまとめてみました!
お笑い養成所とは?

お笑い芸人の養成所では、お笑い芸人になるための基礎を学びます。
養成所ごとに内容は異なりますが、主にネタを書くためのアイディアを出すコツや、発声、舞台での立ち回り、ネタ披露など芸人に必要なスキルを学ぶことができます。
主要お笑い養成所の比較一覧
早速主なお笑い養成所を紹介します!
※学費や募集要項、カリキュラムなどの最新情報・詳細につきましては、必ず各養成所の公式Webサイトをご確認ください。

①NSC 吉本総合芸能学院
所属しているお笑い芸人が最も多い事務所である吉本興業。その養成所ということもあり、入学人数も多いです。吉本興業は全国に劇場を持っていることが特徴で、所属後舞台に上がる経験をしやすい事務所。
ただし卒業後所属はできるものの、全員にすぐ仕事があるわけではなく、劇場オーディションなどに挑戦し続ける必要があります。
体育会系の雰囲気が強く、主体性を持って目立ちに行く努力をする必要があります。
②ワタナベコメディスクール
コースがさまざまあり、週1回から通うことができることが特徴。
また、社会人や学生が本業を両立させながら通えるコースもあり、幅広い人が通うことができます。
さらに、表の中で紹介したお笑い芸人プロフェッショナルコースは、授業回数が多い分学費も高額になりますが、オーディションによる特待生入学制度を導入しており、選ばれた人は学費一部免除の待遇を受けることができます。
すでにコンビを組んでいたり、ネタに自信があるという方は、他の養成所より安く通える可能性があります。
③スクールJCA
関東初のお笑い養成所として歴史のある養成所。
公式的に、また出身芸人談としてもゆるい雰囲気があると言われています。
体育会系の雰囲気が苦手な人に合うかもしれません。
授業料は60万円ですが、卒業後に事務所所属になった場合、20万円がプラスでかかる点は留意する必要があります。
④お笑い塾SEA
数ある芸人養成所の中でも唯一の授業料無料の養成所。
期間も3カ月と短いですが、裏を返すと3ヶ月で事務所に所属することができるチャンスがあります。
しかし事務所所属になるハードルは高く、3ヶ月で所属できなかった場合継続して通う人もいるようです。
ただ、何度継続になっても無料で通えるのはすごいですよね。
継続にも選ばれなかった場合はそのままやめることになりますが、その後別の事務所の養成所に通い直すなどステップアップになるため、気軽に入れる点が特徴です。
⑤松竹芸能養成所
なんといっても歴史のある養成所であることが強みです。NSCに先駆けて1968年に作られています。
ネタ見せの際も賞レース用、地上波で伝わる用、個性を活かせる用と場面ごとに合ったアドバイスをしてもらえるようです。
ただし、入所翌年3月(1年後)に行われる査定ライブにて合格しなければ本所属にはなれないので注意が必要です。
⑥太田プロエンターテインメントカレッジ
ほとんどの養成所は、卒業ライブなどで選ばれないとプロになれない中、卒業後仮所属ではありますが、プロとして活動するチャンスがあるのは大きいですよね。
週1回の講義とその自己練習を繰り返すスタイルなので、座学よりも実戦形式を繰り返したい方が向いています。
芸人だけじゃない進路
上記では、お笑い芸人になるための養成所をご紹介しました。
この項目では、エンタメにおける裏方としてのスキルを学ぶ養成所を紹介します。
(今回は上記事務所が併設している養成所に限定して紹介します。)
※学費や募集要項、カリキュラムなどの最新情報・詳細につきましては、必ず各養成所の公式Webサイトをご確認ください。

①YCA よしもとクリエイティブアカデミー
YCAでは、将来の進路に応じて選べる多彩なコースが用意されています。
具体的には、以下のようなコースがあります。
・エンタテインメントプロデューサーコース(プロデューサー/タレントマネージャー志望)
・ライターコース(構成作家コース/脚本家コース)
└ 構成作家コース(テレビ番組・ライブの構成作家志望)
└ 脚本家コース(映像・舞台の脚本家志望)
・映像クリエイターコース(テレビ・配信番組の制作ディレクター志望)
・ライブプロデューサーコース(劇場・イベントのライブプロデューサー志望)
・デジタルエンタテインメントコース(デジタル分野で活躍する人材志望)
これらのコースでは、エンタメ業界で即戦力として活躍するための専門知識を学ぶことができます。
また、どのコースを選択しても前期は共通カリキュラムとなっており、エンタメの基礎を幅広く学べる点も大きな特徴です。
さらに、就職支援もあり、エンタメ業界からのスカウトの推進や吉本興業グループにも就職できるチャンスがあります。
お笑い養成所のNSC生と合同で行う企画もあり、在学中から実戦的な授業を受けられることが魅力ですね。
②ワタナベコメディスクール メディアクリエイターコース
NSCと違い、放送作家志望の方専門のコースです。
特徴は、日本放送作家協会所属の講師が授業に参加していることです。
現在も最前線で活躍している放送作家の方の授業を受けられるのは魅力的ですね。
また、ワタナベエンターテインメントが制作しているコンテンツに携わることができるインターン講義があるのも、他の養成所にはない特徴です。就職についての記載が公式HPにないため、学校説明会への参加や資料請求することをお勧めします。
さらに、お笑い養成所のワタナベコメディスクールと同様に、特待生入学制度のオーディションも実施しています。
オーディションは面接と企画プレゼンを行い、優秀者として選ばれると1年間の学費が免除になります!金銭面で悩んでいる方は一度オーディションに挑んでみるのも良いかもしれません。
③ワタナベエンターテイメントアカデミー マネージャーコース
マネージャーになるにあたって、必要な基礎知識からSNSマーケティングなど実戦を意識した業界知識まで細かく学ぶことができます。
また、タレントプロデュース企画案作成やライブエンターテインメント制作などの企画制作についての授業もあり、メディア業界について体系的な理解を得ることが可能です。
マネージャーになりたいけど芸能界は実際どんなところか、実際どんな仕事をするのか不安がある方にお勧めです。
卒業コンペを提出すると、ワタナベエンターテインメントへの就職面接の一次面接が免除されるなどの就職チャンスもあり、将来を見据えた学びに集中して取り組めます。
④太田プロエンターテイメントカレッジ 放送作家コース
1番の特徴は、募集定員が10名以下であることです。
講師との距離が近く、目をかけてもらいやすいですが、その分主体的にアイディアや意見を出す必要があります。
就職支援については、卒業生は作家事務所や番組制作会社に推薦されるとのことで、プロとしての活動が想像しやすい環境です。
優れた企画は実際の番組にも採用される事があり、やる気次第で活躍できる場が用意されています!
⑤太田プロエンターテイメントカレッジ 脚本家コース
脚本家、演出家、映画監督として活躍中の山本陽将さんから直接抗議を受けられることが特徴です。
脚本家志望だけでなく俳優、演出家志望の方も通っているようで、脚本を書くことを学びながら、舞台や映像全体についての理解も深めることができます。
実際の授業では、物語の構成、キャラクター設計、脚本フォーマットの基礎から、演出目線でのシナリオの読み解き方、俳優への演技指導を踏まえ”伝わる脚本”の書き方まで、幅広く学ぶことが可能で、初心者の方でも安心して入学することができますね。
養成所はどんな人に向いている?

ここまでお笑い芸人養成所と、放送作家やマネージャーなどの養成所に分けてご紹介しました。ご自身のなりたい業種や、学ぶ目的に合わせて学校選びをしてもらえればと思います。
ではそもそもになりますが、養成所にはどんな人が向いているのでしょうか?
大きく分けて2つあります。
1つは、知識や技術を身につけて業界で働きたい方です。
すでに芸人や放送作家などなりたい職種は決まっているけど経験がないという場合、いきなりフリーとして働くのはなかなか難しいですよね。そんな時に、養成所ではその仕事に就くために必要な知識を短期間で身につけることが出来ます。また、事務所直営の場合、事務所に直接所属、就職出来る可能性がある点が魅力的ですよね。
2つ目は、仲間と一緒に切磋琢磨しながら学びたい方です。養成所に通う人たちは、同じようにエンタメ業界で働くことを夢見る人達ばかりです。そんな仲間たちと一緒に学ぶことができるのは養成所ならではだと思います。大人になってからも仲間やライバルと共に夢に向かって頑張る青春のような環境に身を置きたい方には向いているのではないでしょうか。
まとめ
養成所は芸人を目指す人だけでなく、裏方を目指す人も通える場所であることをお話してきましたが、いかがだったでしょうか?
エンタメ業界で働きたいけどどんな場所なのか分からなくて不安、実戦的な授業を受けてみたい、と思う方には養成所はぴったりの場所ではないでしょうか。
ご自身の目的に合った養成所を選ぶことが大切なので、じっくり吟味してみてくださいね。
