【徹底解説】お笑い養成所とは?芸人だけじゃない進路と主要スクールの違いを比較

お笑い養成所は芸人だけじゃない!裏方志望者(放送作家・マネージャー・ディレクター)向けのスクールまで徹底比較!NSC、JCA、WCSなどの特徴や学費、YCAや太田プロなどの裏方コースまで網羅。芸能界・エンタメ業界への最短ルートとなる養成所の選び方と向いている人の特徴を解説します。


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お笑い芸人になりたい!と思ったとき、まず思い浮かべるのが養成所ですよね。
では、お笑い芸人以外の仕事も養成所で学べることはご存知でしょうか?

例えば、放送作家や脚本家、マネージャー、ディレクターなど、エンタメ業界の裏方と呼ばれる立ち位置を目指している方も、養成所に通うことで専門的な知識を身につけることができます。

この記事では、主な養成所を芸人分野裏方分野に分けてまとめてみました!

お笑い養成所とは?

お笑い芸人の養成所では、お笑い芸人になるための基礎を学びます。
養成所ごとに内容は異なりますが、主にネタを書くためのアイディアを出すコツや、発声、舞台での立ち回り、ネタ披露など芸人に必要なスキルを学ぶことができま

主要お笑い養成所の比較一覧

早速主なお笑い養成所を紹介します!

※学費や募集要項、カリキュラムなどの最新情報・詳細につきましては、必ず各養成所の公式Webサイトをご確認ください。

NSC 吉本総合芸能学院

事務所 吉本興業
入学資格 18歳以上、又は高校卒業(見込以上)
学費 入学諸経費 115,000円(税込)
年間授業料 330,000円(税込)
年間施設使用料 55,000円(税込)
合計 500,000円(税込)
期間 1年間
授業日程 月~金の週4〜5コマ
※月に数回土曜日にも授業あり
授業時間:1コマ60分~140分(授業による)
特徴 卒業後は全員吉本興業所属の芸人になれる
向いている人 お笑い養成所と言えば真っ先に思い浮かべる学校の為、人数がとにかく多い。
そのため自ら前へ前へ出ていく気概がある人が向いている。
主な出身芸人 ダウンタウン、千原兄弟、ナインティナイン、中川家、山里亮太、麒麟 他多数

所属しているお笑い芸人が最も多い事務所である吉本興業。その養成所ということもあり、入学人数も多いです。吉本興業は全国に劇場を持っていることが特徴で、所属後舞台に上がる経験をしやすい事務所
ただし卒業後所属はできるものの、全員にすぐ仕事があるわけではなく、劇場オーディションなどに挑戦し続ける必要があります。
体育会系の雰囲気が強く、主体性を持って目立ちに行く努力をする必要があります。

 

ワタナベコメディスクール

事務所 ワタナベエンターテインメント
入学資格 15歳(高校1年生)〜45歳まで
学費
(※各種コースによって異なるが、お笑い芸人プロフェッショナルコースの場合)
入学金 280,000円
授業料 980,000円
諸費用 80,000円
合計 
1,340,000円
期間 1年間
授業日程 週4回(15コマ/週)
特徴 ・少人数クラス制(1クラス20人以下)を採用している
・オーディションによる特待生入学がある
向いている人 ・授業数が多いため時間に余裕がある人
・ほかの養成所と比べて費用も掛かるため金銭面も余裕がある人
主な出身芸人 牧野ステテコ、ハライチ、サンシャイン池崎、四千頭身 他多数

コースがさまざまあり、週1回から通うことができることが特徴。
また、社会人や学生が本業を両立させながら通えるコースもあり、幅広い人が通うことができます。
さらに、表の中で紹介したお笑い芸人プロフェッショナルコースは、授業回数が多い分学費も高額になりますが、オーディションによる特待生入学制度を導入しており、選ばれた人は学費一部免除の待遇を受けることができます。
すでにコンビを組んでいたり、ネタに自信があるという方は、他の養成所より安く通える可能性があります。

 

スクールJCA

事務所 プロダクション人力舎
入学資格 ・17歳(高校卒業予定者)~35歳の健康な男女
・他の教育機関に在籍していない方
学費 600,000円
期間 1年間
授業日程 週2∼3日(10:30∼12:00と12:40∼14:10の2コマ)
特徴 公式的に他の事務所よりゆるいと公言している
向いている人 ネタを作れる人物を重視しているため、ネタ作りに自信がある、また挑戦したいと考えている人
主な出身芸人 アンジャッシュ、ゆってぃ、ラバーガール、三四郎、岡野陽一、吉住 他多数

関東初のお笑い養成所として歴史のある養成所。
公式的に、また出身芸人談としてもゆるい雰囲気があると言われています。
体育会系の雰囲気が苦手な人に合うかもしれません。
授業料は60万円ですが、卒業後に事務所所属になった場合、20万円がプラスでかかる点は留意する必要があります。

 

お笑い塾SEA

事務所 サンミュージック
入学資格 性別、職歴、国籍、年齢不問
学費 無料
期間 3ヶ月
授業日程 毎週金曜日(90分)
特徴 なんといっても授業料が完全に無料
向いている人 ネタ見せがメインなので、基礎を1年かけて学ぶよりも実戦形式で技術をつけたい人
主な出身芸人 開設年数が浅く、著名な芸人はいません

数ある芸人養成所の中でも唯一の授業料無料の養成所
期間も3カ月と短いですが、裏を返すと3ヶ月で事務所に所属することができるチャンスがあります
しかし事務所所属になるハードルは高く、3ヶ月で所属できなかった場合継続して通う人もいるようです。
ただ、何度継続になっても無料で通えるのはすごいですよね。
継続にも選ばれなかった場合はそのままやめることになりますが、その後別の事務所の養成所に通い直すなどステップアップになるため、気軽に入れる点が特徴です。

 

松竹芸能養成所

事務所 松竹芸能
入学資格 16歳以上
学費 入所料 50,000円(税別)
年間授業料   300,000円(税別)
合計 
350,000円(税別)
期間 1年間
授業日程 隔週土曜日と毎週日曜日(不定期で特別講習や養成所ライブもある)
特徴 土日のみの授業で学生や社会人でも参加しやすい
向いている人 歴史ある事務所で学びたい人
主な出身芸人 ますだおかだ、安田大サーカス、なすなかにし、チキチキジョニー、紺野ぶるま、ヒコロヒー 他多数

なんといっても歴史のある養成所であることが強みです。NSCに先駆けて1968年に作られています。
ネタ見せの際も賞レース用、地上波で伝わる用、個性を活かせる用と場面ごとに合ったアドバイスをしてもらえるようです。
ただし、入所翌年3月(1年後)に行われる査定ライブにて合格しなければ本所属にはなれないので注意が必要です。

 

太田プロエンターテインメントカレッジ

事務所 太田プロダクション
入学資格 15歳以上(中学卒業見込み以上)
学費 入学金 30,000円(税抜)
年間授業料 300,000円(税抜)
プロフィール写真代 10,000円(税抜)
合計 374,000円(税込)
期間 1年間
授業日程 毎週火曜日 18時〜21時と毎週土曜日 18時〜20時
特徴 卒業後は半年間仮所属となり、その間の活動で認められると本所属となる
向いている人 特に礼儀を重んじている事務所のため、礼儀に厳しい環境でもやっていける自信のある方
主な出身芸人 宮下草薙、大鶴肥満、さすらいラビー 他多数

ほとんどの養成所は、卒業ライブなどで選ばれないとプロになれない中、卒業後仮所属ではありますが、プロとして活動するチャンスがあるのは大きいですよね。
週1回の講義とその自己練習を繰り返すスタイルなので、座学よりも実戦形式を繰り返したい方が向いています。

芸人だけじゃない進路

上記では、お笑い芸人になるための養成所をご紹介しました。
この項目では、エンタメにおける裏方としてのスキルを学ぶ養成所を紹介します。
(今回は上記事務所が併設している養成所に限定して紹介します。)

※学費や募集要項、カリキュラムなどの最新情報・詳細につきましては、必ず各養成所の公式Webサイトをご確認ください。

YCA よしもとクリエイティブアカデミー

事務所 吉本興業
入学資格 18歳以上、又は高校卒業(見込以上)
学費 入学諸経費 115,000円(税込)
年間授業料 385,000円(税込)
年間施設使用料 55,000円(税込)
合計 555,000円(税込)
期間 1年間
授業日程 月・火・水・木・金 19:00~20:00 20:10~21:10
特徴 前期は幅広く、後期は専門的に様々な実戦的な内容を学べる
向いている人 ・幅広くエンタメ業界を学びたい人
・吉本興業に就職したいと考えている人

YCAでは、将来の進路に応じて選べる多彩なコースが用意されています。
具体的には、以下のようなコースがあります。

エンタテインメントプロデューサーコース(プロデューサー/タレントマネージャー志望)
ライターコース(構成作家コース/脚本家コース)
構成作家コース(テレビ番組・ライブの構成作家志望)
脚本家コース(映像・舞台の脚本家志望)
映像クリエイターコース(テレビ・配信番組の制作ディレクター志望)
ライブプロデューサーコース(劇場・イベントのライブプロデューサー志望)
デジタルエンタテインメントコース(デジタル分野で活躍する人材志望)

これらのコースでは、エンタメ業界で即戦力として活躍するための専門知識を学ぶことができます。
また、どのコースを選択しても前期は共通カリキュラムとなっており、エンタメの基礎を幅広く学べる点も大きな特徴です。
さらに、就職支援もあり、エンタメ業界からのスカウトの推進吉本興業グループにも就職できるチャンスがあります。

お笑い養成所のNSC生と合同で行う企画もあり、在学中から実戦的な授業を受けられることが魅力ですね。

 

ワタナベコメディスクール メディアクリエイターコース

事務所 ワタナベエンターテインメント
入学資格 15歳(高校1年生)〜45歳まで
学費 入学金 130,000円
授業料 330,000円
諸費用 70,000円
合計 530,000円
期間 1年間
授業日程 週1回(4コマ/週)
特徴 放送作家を目指す人専門の養成所
向いている人 ワタナベエンターテインメントが制作している番組、ライブや舞台、SNSコンテンツに携わりたい人

NSCと違い、放送作家志望の方専門のコースです。
特徴は、日本放送作家協会所属の講師が授業に参加していることです。
現在も最前線で活躍している放送作家の方の授業を受けられるのは魅力的ですね。
また、ワタナベエンターテインメントが制作しているコンテンツに携わることができるインターン講義があるのも、他の養成所にはない特徴です。就職についての記載が公式HPにないため、学校説明会への参加や資料請求することをお勧めします。
さらに、お笑い養成所のワタナベコメディスクールと同様に、特待生入学制度のオーディションも実施しています
オーディションは面接と企画プレゼンを行い、優秀者として選ばれると1年間の学費が免除になります!金銭面で悩んでいる方は一度オーディションに挑んでみるのも良いかもしれません。

 

ワタナベエンターテイメントアカデミー マネージャーコース

事務所 ワタナベエンターテインメント
入学資格 高校卒業以上〜29歳まで
学費 390,000円(税込)
期間 18週間
授業日程 毎週日曜日4コマ
特徴 Wスクールや働きながらの通学が可能
向いている人 ワタナベエンターテインメントにマネージャーとして就職したい人

マネージャーになるにあたって、必要な基礎知識からSNSマーケティングなど実戦を意識した業界知識まで細かく学ぶことができます
また、タレントプロデュース企画案作成やライブエンターテインメント制作などの企画制作についての授業もあり、メディア業界について体系的な理解を得ることが可能です。
マネージャーになりたいけど芸能界は実際どんなところか、実際どんな仕事をするのか不安がある方にお勧めです。
卒業コンペを提出すると、ワタナベエンターテインメントへの就職面接の一次面接が免除されるなどの就職チャンスもあり、将来を見据えた学びに集中して取り組めます。

 

太田プロエンターテイメントカレッジ 放送作家コース

事務所 太田プロダクション
入学資格 ・18歳以上
・自力で東京校へ通学可能な方
・アイデアが豊富と感じている方
・社交性が少しはある方
・プレゼン力を向上させたいと願う方
学費 入学金 30,000円(税抜)
年間授業料 300,000円(税抜)
プロフィール写真代 10,000円(税抜)
合計 374,000円(税込)
期間 1年間
授業日程 毎週 土曜日 11~13時
特徴 10名以下の少人数クラス
向いている人 ・少人数での実戦的な講義に参加したい人
・企画会議やディスカッションがメインの講義になるため、積極的に意見を出せる人

1番の特徴は、募集定員が10名以下であることです。
講師との距離が近く、目をかけてもらいやすいですが、その分主体的にアイディアや意見を出す必要があります
就職支援については、卒業生は作家事務所や番組制作会社に推薦されるとのことで、プロとしての活動が想像しやすい環境です。
優れた企画は実際の番組にも採用される事があり、やる気次第で活躍できる場が用意されています!

 

太田プロエンターテイメントカレッジ 脚本家コース

事務所 太田プロダクション
入学資格 18歳以上
学費 入学金 30,000円(税抜)
年間授業料 50,000円(税抜)
プロフィール写真代 10,000円(税抜)
合計 209,000円(税込)
期間 1年間
授業日程 隔週 土曜日 14~16時
特徴 10名以下の少人数クラス
向いている人 ・脚本家山本陽将さんの授業を受けたい人
・初心者から脚本について学びたい人
・脚本家を目指している人
・演出や俳優志望の人

脚本家、演出家、映画監督として活躍中の山本陽将さんから直接抗議を受けられることが特徴です。
脚本家志望だけでなく俳優、演出家志望の方も通っているようで、脚本を書くことを学びながら、舞台や映像全体についての理解も深めることができます。
実際の授業では、物語の構成、キャラクター設計、脚本フォーマットの基礎から、演出目線でのシナリオの読み解き方、俳優への演技指導を踏まえ”伝わる脚本”の書き方まで、幅広く学ぶことが可能で、初心者の方でも安心して入学することができますね。

養成所はどんな人に向いている?

ここまでお笑い芸人養成所と、放送作家やマネージャーなどの養成所に分けてご紹介しました。ご自身のなりたい業種や、学ぶ目的に合わせて学校選びをしてもらえればと思います。
ではそもそもになりますが、養成所にはどんな人が向いているのでしょうか?
大きく分けて2つあります。

1つは、知識や技術を身につけて業界で働きたい方です。
すでに芸人や放送作家などなりたい職種は決まっているけど経験がないという場合、いきなりフリーとして働くのはなかなか難しいですよね。そんな時に、養成所ではその仕事に就くために必要な知識を短期間で身につけることが出来ます。また、事務所直営の場合、事務所に直接所属、就職出来る可能性がある点が魅力的ですよね。

2つ目は、仲間と一緒に切磋琢磨しながら学びたい方です。養成所に通う人たちは、同じようにエンタメ業界で働くことを夢見る人達ばかりです。そんな仲間たちと一緒に学ぶことができるのは養成所ならではだと思います。大人になってからも仲間やライバルと共に夢に向かって頑張る青春のような環境に身を置きたい方には向いているのではないでしょうか。

まとめ

養成所は芸人を目指す人だけでなく、裏方を目指す人も通える場所であることをお話してきましたが、いかがだったでしょうか?
エンタメ業界で働きたいけどどんな場所なのか分からなくて不安、実戦的な授業を受けてみたい、と思う方には養成所はぴったりの場所ではないでしょうか。
ご自身の目的に合った養成所を選ぶことが大切なので、じっくり吟味してみてくださいね。