【スポーツ番組 就活徹底対策!】どこに就職すればいい?働き方は?

テレビ番組の中でも、根強い人気を誇る『スポーツ番組』 テレビ局の中に『スポーツ専門の部署』があるほど、力を入れている テレビを見ていると、スポーツ関連の番組を目にすることがあると思います。 それもそのはず、テレビ局にはス...


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テレビ番組の中でも、根強い人気を誇る『スポーツ番組』

テレビ局の中に『スポーツ専門の部署』があるほど、力を入れている

テレビを見ていると、スポーツ関連の番組を目にすることがあると思います。
それもそのはず、テレビ局にはスポーツにまつわることを統括している『スポーツ局』と呼ばれる部署が存在するほど、テレビ局は力を入れています。
そんな、スポーツ好きにはたまらない現場では
・どんなことが行われているのか
・どのような働き方なのか ・向いている人の特徴は?
・どの企業に就職すれば配属されるのか 等を、徹底解説します!
スポーツメディア関係の就活や転職を考えている方必見です!

スポーツ番組徹底解説!

目次
■スポーツ番組の種類とそれぞれの働き方・特徴
■スポーツ番組で働くには、どこに入社すればいいのか
■スポーツ番組に向いている人の特徴

スポーツ番組の種類とそれぞれの働き方・特徴

ひとくちに「スポーツ番組」といっても、様々なジャンルが存在します。
さらに、そのジャンルによって勤務内容や働き方、特徴が異なるので、就活を始める前にしっかりチェックしておきましょう!

~番組ジャンル別の特徴~

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【スポーツ中継】

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中継担当になると、まず担当のスポーツが割り振られます。一番人気は野球班であるケースが多いです。他にも、サッカーや柔道、水泳、フィギュア、ラグビーなど様々な担当が存在します。
ちなみにスポーツにはオフシーズンがあるため、例えば柔道のオフシーズンにフィギュアを担当する『柔道フィギュア担当』のような、複数のスポーツを担当することもあります

働き方は、主に試合があるシーズンはディレクターであればカメラマンと一緒に試合の現場に赴いて、中継が円滑に進むよう現場をさばいたり、アナウンサーと一緒に選手へのインタビューなどを行います。
いっぽう、アシスタントディレクター(AD)であれば、局内で待機し、現場にいるディレクターからの指示に従って中継をサポートします。

シーズン中で試合がない日やシーズンの合間では、ディレクターはトレーニング中の選手に密着したり他国の試合をチェックしたりします。
中継の際に流す選手情報をリサーチしたり、大会データをまとめたり資料映像を集めたりしていたりと、ADは基本的には落ち着いている時期です。

一方で国内外開催関係なく大きな大会やオリンピックが行われるシーズンになると多忙になるケースが多く、オリンピック期間中はテレビ局の近くにあるビジネスホテルや局内の仮眠室、シャワールームを使用することがあります。
また、上記とは別に自分の担当する競技の大小様々な大会や強化合宿に帯同するスタッフもおり、全国様々な現場へ出張をすることになります。

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【スポーツ情報番組】

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スポーツ情報番組とは、当日のプロ野球の試合結果やOA日付近でおこなわれた各競技の試合や選手の様子を視聴者に伝える番組のことです。

この番組の担当になったADは、一般的な情報番組のADと同じくまずはディレクターと一緒に取り上げるスポーツのリサーチやロケ、映像の編集作業に立ち会います。 そのシーズンに盛り上がっている様々なスポーツを取りあげるため、中継のように担当が分かれておらず幅広いスポーツに携わることができます

OA前はバタつくこともありますが、OA後は反省会を行い帰宅してしまえばそのまま休日に入ったり、翌日は視聴率確認などの比較的落ち着いたデスクワークがメインになります。
生放送特有のピリッとした空気は情報番組ならではですが、休日とのメリハリがしっかりしているのが特徴です。 ちなみに、通常の報道番組の中でOAされている『スポーツコーナー』を担当するスタッフも、このスポーツ局に席を置いて勤務しています。

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【スポーツバラエティ】

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スポーツバラエティとは、スポーツに関するものを上記以外で取り扱った番組のことを指します。
例えば、スポーツ選手に密着するドキュメンタリーや、スポーツ選手やスポーツ企画で起用された芸能人が主に出演するバラエティなど、【スポーツを通したエンタメ】を取り扱っているのが特徴です。

働き方はバラエティ番組を制作しているスタッフとあまり変わりません。
さらに言えば、スポーツ局のフロアで勤務する上記2つの担当とは違い、スポーツバラエティを制作しているスタッフはバラエティ番組を制作しているフロアに席が置かれている場合があり、スポーツとバラエティのいいとこ取りのような特徴があります。

仕事内容も、例えばサッカー経験のあるADが、番組ゲストとして来たサッカー選手へボールのパスをおこなったり、番組スタッフが合宿へ潜入して選手と同じ重りを持たせてもらい「一般人には重い」というのが分かりやすくなるような出演に自身が参加するなど、スポーツを通してより多様な演出に関わることができます。
バラエティ番組は、番組によって忙しさが異なるので、スポーツバラエティも番組によっては勤務が落ち着いていたり、忙しかったりと様々です。

 

スポーツ番組で働くには、どこに入社すればいいのか

スポーツ番組を制作しているフロアで働くスタッフの所属は、主に3パターンあり
1つ目は【テレビ局】
2つ目は【テレビ局への人材派遣を行っている派遣会社】
3つ目は【スポーツ番組の制作を担当している制作会社】 です。
テレビ局の正社員や派遣会社の社員の場合は希望が通ればスポーツ局に配属されスポーツ番組に携わることができ、約300人のテレビスタッフを抱える弊社フォーミュレーションI.T.S.でもスポーツ番組に携わっているスタッフはたくさんいます。

また、3つ目の【スポーツ番組の制作を担当している制作会社】ですが、どんな制作会社でもスポーツ番組を作っているわけではなく《スポーツに強い制作会社》というものが存在します。
基本的に制作会社は、中継以外の
◎スポーツ情報番組
◎スポーツバラエティ番組
を担当していることが多いです。

普段見ているスポーツ関連番組のエンドロールを見ていると、同じ会社名を目にすることがあると思いますのでスポーツ番組志望の人はそういった会社に絞って就職活動をしてみてください。

スポーツ番組に向いている人の特徴

スポーツ番組に向いているという人は、まず第一にスポーツが好きだということです。
浅く広くスポーツ全般が好きでもいいですし、深くひとつの競技が好きでも構いません。
また、スポーツ経験がない場合でもスポーツが好きで試合をよく観ている、選手の情報をたくさん知っているなどスポーツマニアな気質があれば大丈夫です。

スポーツ番組のスタッフは担当している競技や選手の膨大なデータを頭に入れたり、過去の試合情報や資料映像をひとつひとつまとめる作業も多いため、そういった作業が苦にならないかもポイントです。
また、スポーツディレクターになると選手の大会や合宿に合わせて常に全国各地を飛び回るので、出張が多くても気にならないという点も大事かもしれませんね。

まとめ

いかがでしたでしょうか?
スポーツが好きな人にとって、スポーツにどっぷりと浸かって仕事が出来る最高の職種だと思います。

他のバラエティ番組などと違ってタレントさんと関わったりすることは少ないかもしれません。ですが、さまざまな競技や選手に携わることができ、今までは見る側だったオリンピックなどの大きな大会も、今度は伝える側になることができます。
テレビが好きでスポーツが好きという方は、ぜひ一度スポーツ番組のエンドロールをチェックしてみてくださいね。