皆さんは映像作品を視聴する際、何のデバイスを使用しているでしょうか。
TV、スマホ、PC、 タブレットなど、インターネットを通して様々な端末で映像作品を見る文化が定着しました。また、TVerやNetflix、Amazonプライムビデオ、Huluをはじめとしたサブスクリプションが広まり、多くの過去作品をいつでも視聴できるようになりました。
このような発展により、通学や通勤の時間にもスマホを使って映像作品を見る文化が定着。さらに現在、日本では「タイパ（タイムパフォーマンス）」を重視する人が増加しており、少ない時間で大きな満足感を求める傾向にあります。TVを見ない人でもスマートフォンを使って、手元で気軽にエンタメを楽しんでいるのです。
海外で縦型ショートドラマアプリ『ReelShort』が爆発的ヒット
そんな中、若年層を中心に、TikTokやInstagramリール、YouTubeショートで見られるショートドラマが広まりつつあります。海外では『ReelShort』という縦型ショートドラマアプリが中国市場・北米市場で急成長しています。2024年現在のDL数は3500万回を超えており、年間売上予想は1.1億ドル（163億円）だといいます。
一日あたりで計算すると、売り上げは250万ドル(3.6億円) 、アプリのDL数は約120万DLという驚異的な大ヒットです。
そして、2024年11月、『ReelShort』の運営会社である株式会社COL JAPANが、ついに日本向けのショートドラマアプリ『UniReel』のリリースを決定しました！
『ReelShort』とは
では、視聴者から見て『ReelShort』とはどんなアプリなのでしょうか。特徴はなんと言っても縦型動画で配信されていること。既にTikTokやInstagram、YouTubeショートなどで縦型動画のドラマを視聴している人にはなじみがあるかもしれません。
「見た分だけ課金する」 料金システムはサブスクじゃない！
ReelShortのドラマは、1話あたり3分以内で視聴可能です。最近ショートドラマを見ている人には馴染みがある形かもしれませんが、特筆すべき点は、従量課金制であること。料金は日本円で約100~150円程度。1作品は約60〜90話、おおいものは100話以上で構成されています。1話ずつ購入するため、見たい作品を見た分だけ課金します。つまらなくなったらやめることもできますし、「忙しくてサブスクに加入したのに1作品も見られなかった」ということは発生しません。
また、広告を見てコインをもらうこともできるので、お小遣いでやりくりしている学生さんでも見る手段はあります。学校の短い休憩時間でも楽しめそうです。このような料金システムを見ると、日本のマンガアプリに近いかもしれません。
実際『ReelShort』に登録してみると…
日本版の『UniReel』のリリースはまだですが、日本でも既に『ReelShort』をダウンロードして海外ドラマを楽しむことができます。ダウンロードしてみると、ラブコメや禁断の恋、復讐などのジャンルが多いようでした。日常的にドラマを見ている女性に人気がありそうな作品が多い印象です。しかし、「男なら絶対見るべき」とまとめた特集もあり、男性が楽しめる作品も多そうです。
かなりたくさんの作品があるので、サムネイルで直感的に選ぶのも良いですし、ランキングで人気の作品を選ぶ、好きなジャンルを制覇する、など楽しみ方も幅が広そうな印象です。
また、無料でみられる話の間に視聴者をひきつけたいため、展開がかなり早く進みます。そのため、「短い時間で満足したい」というタイパ世代からの人気を集めることも納得できる印象です。
『UniReel』制作へ成長企業が続々と参画
『UniReel』は、LINEヤフー、博報堂DYメディアパートナーズ、そしてテレビ番組とのタイアップ動画で定評のあるHUUMとの共同制作を予定。コンセプトは『スキマ時間を物語で埋める』。タイパ時代、そしてエンタメ視聴文化へ新たな一石を投じます。
日本でのオリジナル作品第一弾の主演はFANTASTICS八木勇征
既に、日本テレビが制作するオリジナル作品『最期の授業-生き残った者だけが卒業-』の配信が決定。主演はFANTASTICS八木勇征。既にファンを中心に話題になっています。さらに、菊池日菜子、田鍋梨々花、山中柔太朗、星乃夢奈、志田こはくなど、若手注目俳優の出演も続々と発表されています。
公式Instagramもあるので、気になる方は是非チェックしてみて下さい！
『最期の授業-生き残った者だけが卒業-』あらすじ
未来高校3年F組の担任教師・丸山武（八木勇征）は、生徒に寄り添うことが絶対である学校教育の現場のせいで、同僚で恋人の今泉理恵を失う。復讐を誓った丸山は、卒業式の前日に“最期の授業”という名のもと、生徒たちに卒業をかけたデスゲームを仕掛ける。
アプリ運営会社
株式会社COL JAPAN
2000年に創立し、現在は中国の最も⼤きなデジタルコンテンツ・プロバイダー。時価総額は28.6億ドル(約4200億円)。ショートドラマアプリ『Reelshort』が中国や北米、⽶国で⼤ヒット。本年度よりアジアの英語圏をターゲットにした新たなアプリ『Sereal+』をローンチし、全世界のショートドラマ市場を開拓している。
まとめ
2024年11月にリリースし、2028年にはオリジナル作品を100作品以上配信することを予定している『UniReel』。次世代を担うエンタメコンテンツをいち早くチェックしてみてはいかがでしょうか。