「これからも地上波をやりたい」
活力あふれる中堅ディレクターと若手スタッフの熱い信念が
IVSを支える
メディアの多様化が進む中、令和のテレビ業界の第一線で活躍する裏方たちを紹介するシリーズ『エンタメクリエイターズ』。ディレクター、プロデューサー、放送作家、脚本家など、彼らは昨今の厳しい業界をどう生き抜いているのか。その成功の秘訣やこだわり、熱い思いに迫る。
第3回目はIVSテレビ制作でディレクターを務める青木祐太さんと2024年4月に新卒で入社した家崎杏さん。終始楽しそうに番組制作を語る青木さんと、自身の軸や将来像を真っ直ぐに語る家崎さんのまなざしが印象的だった。
青木祐太(あおきゆうた)(写真右) 1990年生まれ 入社:2013 年新卒 所属:制作本部 > 第一制作部 職位:マネージャー、ディレクター 経歴:フジテレビの土8『世界!極タウンに住んでみる』で D デビュー。その後『ドッキリGP』で本編 D を 担当。様々な番組でディレクターの経験を積み、現在は『ネプリーグ』(CX)を担当。 |
家崎杏(いえさきあん)(写真左) 2001年生まれ 入社:2024 年新卒 所属:制作本部 > 第二制作部 職位:ディレクター 経歴:入社後「華大さんと千鳥くん」に配属されて収録番組のノウハウを学ぶ。半年後には「ザ!鉄腕!DASH!!」 へ異動し、大型ロケ番組のノウハウを学んでいる。 |
就活はテレビが第一志望 ゼミの経験や趣味も生かして活躍中
――お二人の就活の時はテレビ業界が第一志望だったんですか。
家崎:私はテレビとCMです。映像を作る仕事がしたくてその2つしか見てなかったですね。小学生くらいから何か作るのが好きだったんですけど、大学で入ったゼミが映像系のゼミでそれも好きだったので、そのまま仕事にしようと。ゼミではドキュメンタリーの映像を作ってました。絵とかデザイン系も趣味でやってました。最近は全然やってないんですけど、デザインとか好きなことは仕事でも任せてもらえるようになって。配信番組(ひかりTV)のロゴを作りました。

一同:すごい!かわいいー!と、大盛り上がり。
――青木さんの就活当時はいかがですか。
青木:僕も基本テレビ業界はやりたくて、第一志望はテレビでした。でも、当時大学の部活でアイスホッケーをやってて腰悪くしちゃって、テレビ業界大変そうだなと思って。それが治らなそうだったら地元に帰ろうかなって。地元の企業は色々受けてました。住宅メーカーとか。で、結局腰も良くなったのでテレビに決めました。大学は現代社会学科とかでしたね。文系で、何やってたかはほとんど覚えてないんですけど。
――家崎さんも部活とかサークルはやってましたか。
家崎:サッカーとフットサルを。大学でゆるめにフットサルをやって。社会人のサッカーサークルもやってました。今もやりたいですけど、できるところを探してるところです。
青木:昔は社内で野球部とかバスケ部とか集まってやってたこともありましたね。サッカーフットサルとかだったらいるんじゃないかな。
家崎:(知らなかった様子で)作りたいです!
「ワークシェア」で働き方改革 限られた時間で集中力も上がった
――入社年次もご年齢も違いますが、結構ギャップを感じますか。昔と今で働き方が違うとか。
家崎:すごい気をつかってもらってるなあと…「早く帰れよ~」って言っていただくことが多くて。
青木:やっぱり働き方改革は大きかったですね。別に昔よりそれで質が下がってるわけでもなくて。みんなそこをギュッてやるようになったから、良くなってるな、と思いますね。みんなの勤務時間はもちろん下がってるんですけど、(番組の)本数もそんなに減ってないし、みんな効率よく。
昔は労働時間の感覚がないからだらだらやってるし、ずっとテレビ見てる先輩いるし…そう考えるとギュッと目標持ってやれるようになったと思いますね。昔より休みも結構増えたし。家崎はDASHいま忙しい?
家崎:いや、ちゃんと休みは取ってます。管理というか、すごく見てもらってるなって感じはします。上司が1年目とかの働き方まで見てくれてるなと。
青木:勤怠管理体制の質は上がりましたね。『ネプリーグ』でも管理の人たちで集まって勤怠をチェックして、今月残業時間オーバーしそうだなと思ったら、ワークシェア(※)するようにしたり。これからよりそれを広めていきたいなと。同じ番組内で勤務時間にばらつきがあったら、仕事を引き継いでお互いがそれをできるように、本人たちも意識するし、一緒に考えていこうっていう。
※ワークシェアリング:これまで一人で担当していた仕事を複数人で分けることによって、一人にかかる負担を減らそうというもの。一人で行う業務を複数人で行うことにより、個人負担が軽減され、時間や心に余裕が生まれることで、効率的に生産性を上げることができる。
――管理職クラスとの定期的な1on1があると聞きましたが、どのように行われてますか。
青木:ここ1年くらいから始まりましたね。
家崎:月1でやってます。基本は今月できたこと、できなかったことと、来月への目標を話す場ではあるんですけど、結構自由な感じで、「思ってることとか全然話して」って言ってくれるので。普段仕事中だと話せないので助かります。今後どうしたいの?とかも聞いてくれます。
青木:ざっくばらんに。本当に日々のことを10分とか15分くらいで聞く感じでも普段話せないことを話せるからお互い良いと思いますね。別に何もなくても良い、雑談でも空気を共有するだけでも良い。
――IVSにはネット番組を担当する『IVS41』やタレント事務所もあるとお聞きしましたが、キャリアプランを変えていく方もいらっしゃいますか。
青木:プロデューサー方面に進みたいなと思ったら、それを汲み取ってAPになったり、途中でシフトするってことも全然あるし、結構柔軟にやってますね。関連会社に芸能事務所とかもあって、まだタレントさんはそんなに多くないですけど、マネージャー業務も出来て。
IVS41もネット番組とか好きな人はそっちに出向や転籍することもあります。そういう意味でも柔軟ですね。新規事業とかイベントのウェブ動画とか…テレビと並行してやる人もいますし。テレビだけじゃなくて色んな事が出来るようになったなって印象にはなりましたね。
――IVS41とは交流とかもあったりしますか。
家崎:同期とはあります。今まで社屋が道路を挟んで向かい側のビルだったのが、今年度から同じビルの2階に来るので更に増えそうです。41とは入社前の懇親会や入社式とかも一緒だったので分かれてる実感がないぐらいかもしれないです。同期で備品の貸し借りとかはめっちゃしてます!
青木:もちろん会社は別ですけど、本当に人が足りないってなったら手伝いに行ったりしますし、垣根は厳密にある感じではないですね。
強いテレビへのこだわり「無料で誰もがみられる地上波で勝負したい」
――地上波か配信だとどちらへの興味が強いですか?
家崎:私は地上波です。無料で誰でもつけるだけで見られる番組を作りたいです。学生時代もあまり配信を見なかったのもあると思うんですけど、無料で誰もがみられるコンテンツを作りたいです。
青木:僕もまだ地上波がいいですね、配信とか大きい番組もいいなとは思いますけど、BSとかはあまり見ないので、地上波がいいですね。誰か知り合いが見てくれたりもするしね。
――ちなみに、希望の番組があったらいけたりしますか。
家崎:私は希望を出したことはないんですけど、同期は1on1で「ずっといきたい」って言ってた番組に配属されたって聞きました!
青木:そこに強い熱意があったら希望を加味してくれる会社だと思います。色々な局の番組に行く可能性があります。
――IVSは転職して入社する方も多いと聞きましたが実感はありますか。
青木:色々います!医学部卒で医師免許持ってる人が入って来たり、銀行から来る人もいます。いろんな人がいますけどあんまり経緯は知らないんですよね。なんで入ってくるんだろう?
家崎:私の先輩で、工業系のところから転職されてきた先輩がいるんですけどバイクで事故に遭って死にかけて「死ぬ前に好きなことやらないと」って思ったらしいです。
――お話しを聞いていると風通しが良いというか、社内の人間関係が良い感じが伝わります!お二人はご経歴を見ると現在は違う番組を担当されていますが、元々面識はありましたか。
青木:家崎が最初の半年間『華大さんと千鳥くん』に配属で、僕もその時『ネプリーグ』と『華大さんと千鳥くん』を掛け持ちでやっていたので、その時一緒だったね。半年間だけど。班も一緒だったね。
家崎:最初の上司ですね。
企画に強いIVSテレビ制作 アイデアの源はワード2行!?
――IVSには企画を社内で出し合う“企画班”があるとききましたが、お二人も参加されてますか。
青木:企画会議は、家崎、結構やってるんじゃない?
家崎:私も企画班に所属していますが、自分が思いついた時に仲のいい先輩に持っていくことも多いです。
青木:企画班は5~7班くらいあるんですけど、それとは別で普通に知り合いの作家さんと後輩と(企画会議を)やったり。結構そこは自由ですね。企画班で企画をストックして、求められた時に出すっていう形で、班のメンバーは経歴も番組もごちゃ混ぜです。
通過した企画書は社内の人間であれば見られるようになっていて、みたことある?
家崎:あります!
青木:レギュラー番組入った時、「あ、これ最初の企画書これだったんだ」って見つけることもあるね。
家崎:企画はワードに2行くらいのものでも、みんなで話し合ってくれて、次こうしたらいいんじゃない?ってアドバイスももらえたりするので、気軽に誰でも出られる会議ではあります。
青木:なんか企画ってね、しっかり形にしなきゃって思っちゃうと思うんですけど、意外と本当に1、2行でいいみたいな。だからハードルが低いというか、もう誰でも本当に思いついたことをメモに書いておいてそこから先輩たちが膨らましてくれて、これをやったらもっと企画になるんじゃないとか。だから、そんなにビビって持っていかなくていいというか、全然もう2行程度でいいよっていう、もう本当にペラ1でもいいよ、みたいなことなんですけど。
――例えば、この程度でもいいんだよって言う例とかありますか。
家崎:私が出したやつじゃないんですけど、2行ぐらいの企画で、芸人さんに何の種かわからない植物の種を育ててもらうみたいな。それについてチームで20分くらい「こうしたら面白いかもね」みたいな話はしてました。
――20分も!すごい。ちなみに企画会議はどれくらいの頻度で行われるんですか。
青木:頻度はチームにもよるか…毎週は流石にやってない?
家崎:やってる班もあります!
青木:あるんだ!企画募集がここって(締切が)決まった時に、期日が近かったらコンスタントに集まってますね。企画募集って1ヶ月後とか3週間後ですってこともあるので、そうなったら週に1回集まってとか、定期的にやるというチームもありますし、隔週っていうチームもあります。そのチームによりますね。
――企画ってどういう時に思いつくことが多いですか。いつも頭の中で考えてたりしますか。
青木:これは人によりますね、本当にもう。それこそ、10個上の先輩とかでも、今でも癖のように、携帯にメモして、一言メモとか感じたこととかをずっと書いてる人もいるし。バラバラだよね。昔のやつをちょっとブラッシュアップしたいなって言って、前の企画を作家さんともう一回相談してみるみたいな人もいるし。
――企画会議に作家さんも参加されるんですか!
家崎:参加されてます。毎回じゃないですけど
青木:まったく関係ない人より、普段やってる作家さんだったら言いやすいなとか。特番で一回やった時にすごい話しやすかったから、この人とやりたいなとか。あと企画書書くの上手い人とか。こっちで企画書書くの苦手な人とかも作家さんに書いてもらったりができるから。アイデアは浮かぶけど企画書苦手な人とかもいるから。でも家崎は得意でしょ?
家崎:いやいやいや…
――企画書は何を使って書くんですか。
家崎:パワポが多いです。
青木:僕とかめちゃくちゃ苦手なんで、そもそもワードとかもあんまり…(笑)エクセルもできないしパワポもできないから、だから「こんな感じで!」ってテキストベタうちして、それを作家さんとブラッシュアップしていく、結構みんなそんな感じで。それで作家さんからいただいたものをまた修正していくっていうやり方もあります。そういう意味でも相談にのってくれるというか。
――1年目でも企画書が出せると聞いたのですが、最近1~2年目の企画が番組になったとかありますか。
青木:1〜2年目は最近はないかな……でも3年目で特番の企画通った人いますね。カンテレの特番で。確かレギュラーにはならなかったけど。企画が通れば自分の作品として演出できる。2つくらい飛び越えちゃってますね。うちは2~3年で何かしらのVTRを作る(担当する)人が多いんですけど…
――2〜3年!?はやい!!!
青木:もちろん番組にもよりますけど、ちょっとずつやれる番組はそれくらいからシフトしてしていきます。それが昔はもう少し遅くって、僕がまだ1年目の時に、6個上の先輩(5年目)が企画通って特番になって、それが特番で3回ぐらいやって、レギュラーになりましたね。それがフジテレビ系の22時台のレギュラー番組でした。それも一気に演出だし。特番で何回かやってレギュラーになるって言うのはなかなか難しいので。出した企画がレギュラーになったって言うのはかなり刺激になりましたね。
――企画はどういう時に考えることが多いですか。
家崎:家でテレビ見てる時とか、あと企画会議に自分が企画を持っていかない時もあって、その時に皆さんの出した企画を一緒に聞いて、インスピレーションをもらうこともあります。
青木:僕はあんまりメモとかしないんですけど、僕は“企画会議をやる”ってならないとやらないから、あえて企画会議の場を作るようにしてたりとか。それに合わせて、自分にプレッシャーかけるタイプ。これあんまり良くない(笑)
(人によって)結構色々です。本当(企画が)好きな人もずっと書き溜めていくし、でも全く書かない人もいるし、でもそれはそれで向き不向きというか。企画を書かなくてもディレクターとしてめちゃくちゃ優秀な人もいるし。書けるにこしたことはないんですけど、企画が全てじゃないっていう。書かない人も受け入れてくれる会社ですね。
家崎:本当に企画のハードルは高くなくて。絶対企画が書けないと入れないみたいなものじゃないです。
――企画を書く以外に、活躍するにはどういう方法がありますか。
青木:ある特番の総合演出をやっている人は、俺の10個上くらいの先輩なんですけど、でも一切企画書いてないし、でも1年ぐらい前まではゴールデン番組の総合演出で。っていう人もいます。しっかり演出力として評価されてる。
――いろんな活躍の仕方があるってことですよね。お二人はこれからどうなっていきたいですか。
青木:僕は正直、本当に企画を書かない方で、(書くとしても)年間2〜3本くらい。ですけど、本当は自分の企画でやれば思い通りにできるところもあると思うし、もちろん人からもらった番組でも良いんですけど…
でも(自分は)企画苦手なのかなっていうのもあるから、企画もだしていきたいけど、演出力もつけたい。あとは、単純に局員さんとかとの関係性とかで仕事を取ってきたいなとか。それは自分の企画だけではなく。
――青木さんならではの何か得意なこととかありますか。
青木:得意…ロケは好きですね。得意…苦手ではないけど、自分で見つけるのって難しいですね!
家崎:(青木さんの)ロケは見たことがないんですけど、収録で、ディレクターをしている青木さんは……すごいなと。
一同:爆笑
青木:具体性が…
家崎:言葉で言うと難しいんですけど、ディレクターによって仕切り方とかも違うし、個性があると思うんですけど、(青木さんは)すごいテーマパークのスタッフさんみたいな。
青木:声が通る方ではありますね!

――確かに青木さんの現場は雰囲気良さそうですね!家崎さんは今後どうなりたいか想像はありますか。
家崎:まだ全然始めたばかりというのもあって、目の前の業務を覚えるのに必死って言うところもあるんですけど、企画も書いていきたいっていうモチベーションがあるので、両立させたいです。目の前の仕事をしながら、忙しいって言うことを言い訳にせずにちゃんと企画も書いて勉強していきたいです。
――お忙しいですよね。女性が『ザ!鉄腕!DASH!!』の所属と言うことにびっくりしたのですが…
家崎:今は女性も結構いますね。
青木:そもそもDASHは女性がいなかったんですよね。それが、僕が3年目くらいの時に女性も入れていこうと。今は女性ディレクターも3人いますし。(変化が)すごいなと思ってます。

入社半年で必ず番組異動!? 適性を考慮した人事システム
――DASHは希望されての配属だったんですか。
家崎:希望したとかではないんですけど、全然嫌な気持ちとかはなかったです。楽しいです!
青木:そもそも半年で配置換えがあるんですよね。
家崎:入社して半年になると、絶対変わるんです。そのあとは変わる人もいますし、変わらない人もいます。
――入社半年で必ず配属が変わるというのは理由があるんでしょうか。
青木:僕が入った時からそうなんですけど、色々適性をみるっていうことですね。会社としては。なんとなく最初も適性を見て配置はしてるんですけど。例えばロケあんまり向いてないようだったらこっち(スタジオ収録)なのかな、とか。基本はプラスの方向でいろんな経験をしてもらうっていう方針だと思います。
本当に極端でもあるから、DASHだったらロケしかないし、ネプリーグはスタジオ収録しかしないし。どっちも入ってる番組もあったりはするんですけど。でもDASHやってるとロケが本当にうまくなるというか。若手もロケのモンスター。他のロケがちっちゃく感じるじゃん。ロケスキルはすごい上がるよね。
――ネプリーグは作問もされると聞きました。
青木:そうですね。年次に関わらず。僕の10個くらい上の人も考えてるし、コーナーが毎週3〜5個くらいある中で、収録のたびに担当ディレクターを決めて、最近は割とディレクターみんなで考えて担当に集約して渡して、その人のアイデアも入れて問題にしていくっていうことが多いですね。一年目の若手もたくさんアイデアを出してくれてますし、それを使うこともあります。漢字問題とか画像で選ぶ問題とかクイズの新コーナーとかも考えたりするし。今年ゴールデンで20年になるんですけど、ずっとチャレンジはし続けてます。新コーナーやりつつ。もちろんずっとやってる企画もあるんですけど。
――スペシャル番組はいろんなところから人が集められると聞きましたが…
青木:普段の制作部でやる時もあるんですけど、結構バラバラで組む時も全然あって、その時に社内でしゃべったことのない人とも交流できるし。単純にそっちの方が新しい気持ちで新しいことできるから楽しいこともあります。
家崎:私は『華大さんと千鳥くん』と『鉄腕DASH』を担当してきたんですけど、どちらも同じ制作部で、階も一緒で、ずっと同じ人と仕事をしてたんですけど、特番で全然話したことのない先輩とも仕事ができてよかったなと思います。
「昔から見てたバラエティの要素が入った、ドキュメンタリー番組が作りたい」
――10年後20年後にどうなっていたいなど、個人的なビジョンはありますか。
家崎:10年後とかじゃないかもしれないんですけど、今はとにかくディレクターを目指して、目の前の仕事をこなしてっていうのが目標なので、想像できないですけど、昔から作ることが好きだったので、将来も「作る」ってお仕事をしていたいなと思います。入社した時からこの番組がやりたいというのはなくて…でもドキュメンタリーに近い、それこそ今DASHも近いものがあるので、そういうのが結構好きです。あんまりお笑いに詳しくないのもあるんですけど(笑)大学の時にドキュメンタリーを作っていたのでその影響ですね。でもガチガチのドキュメンタリーというより、バラエティ要素が入っているものがいいです。昔からテレビついてる家だったんですけど、バラエティがついてたので。それで、バラエティに強いIVSを選んだのもあるんです。
「クライアントとの信頼関係を築いて仕事をとれるようになりたい」
青木:ビジョンかぁ…僕も11年、12年やってきて色々経験させてもらってはいるんですね。いろんな番組やれたっていうのもあるし、自分で書いた企画じゃないですけど、先輩のプロデューサーが作った企画の演出をさせてもらって、それを深夜何回かやって、それが数字が良かったのか評価されて、一回土曜のゴールデンでやろうってなってやらせてもらった時が、すごいやりがいがあって。自分がいつも見てる時間帯の枠で、土曜日の7〜9時という2時間の特番だったんですけど、自分でもちろんセットとかも考えるし。TBSの特番だったんですけど、その年で一番でかいセットだったねみたいな、美術さんに言われるぐらい、そんな大きい規模の番組ができたことがあって、結果それはレギュラーになれなかったんですけど、その一歩手前で。そういうやりがいを、何かそういう番組をもう一回できたらいいな、みたいなのはありますね。やるんだったらレギュラーにできた方がいいなって。
シンプルにクライアントと上手い関係を作って仕事を持ってこれる人になりたいなとかっていうのももちろんありますよね。自分で企画持っていって作家さんと詰めたり、この人だったら任せていいね、この会社だったら任せていいねって思ってもらえるようになりたいというか。人とのつながりというか。ディレクターとしてやることだけが全てじゃないなっていうふうにも思っています。もちろんディレクターもまだまだやりたいですけど並行してやりたいです。プロデューサーの方向性も考えてはいるので、それも柔軟に受け入れてくれる会社ではあるので相談しやすいですね。そんなに重い決断にならないというか。
社名 | IVSテレビ制作株式会社(IVS Television Co., Ltd.) |
所在地 | 東京都港区芝三丁目24番3号 芝ASビル |
設立 | 昭和47年11月30日 |
事業内容 | 国内外におけるテレビ番組の企画制作及び販売 番組2次利用による各種ソフト化プロデュース |
制作番組 | NTV「ザ!鉄腕!DASH!!」、NTV「Golden SixTONES」、NTV「開演まで30秒!THE パニックGP」、TBS「タミ様のお告げ」、TX「ポケモンとどこいく!?」、CX「ネプリーグ」、CX ・KTV「火曜は全力!華大さんと千鳥くん」
ほか、多数 |
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