就活にも役立つ!?声優の卵が語る!オーディションのリアル体験談まとめ~あるある編~

声優を目指すなら必ず通るのが“オーディション”という関門。でも、実際の現場ではどんなことが起きているの?緊張感やハプニング、意外な“あるある”まで、声優の卵たちが体験したリアルなエピソードをまとめました。就活や面接に挑む...


この記事は約7分で読み終わります。

声優を目指すなら必ず通るのが“オーディション”という関門。でも、実際の現場ではどんなことが起きているの?緊張感やハプニング、意外な“あるある”まで、声優の卵たちが体験したリアルなエピソードをまとめました。就活や面接に挑むみなさんにも役立つ、“選ばれる側”の心構えや気づきが詰まっているかと思うので、是非参考にしてみて下さい!

また、今回は「あるある編」ですが、「準備するべきもの・こと」、「心得」、「失敗談」も聞いてきたので、そちらはまた今後ご紹介していこうと思うので、そちらもあわせてチェックしてみて下さい!

声優オーディションの種類

声優オーディションには下記のものがあります。

➀所属・入所オーディション
事務所や養成所に所属・入所するためのオーディション。

②作品オーディション
会場やZOOMでの対面オーディションや、送られてきたオーディション用の台詞を収録して応募するテープオーディションなど。
最近では広告やSNS上での「オリジナルアニメ出演声優オーディション」「朗読劇オーディション」といった一般公募も多く見られます。

また、声優事務所では「2.5次元舞台」「エキストラ」など顔出しオーディション案件が来ることもあります。

声優オーディションあるある

周りの人が気になってしまう!

・自分以外の人がみんなお芝居が上手に見える、自分より上手く喋れている

・自分は周りにどう思われているのだろうかと気にしすぎて縮こまってしまう

・他の人の緊張が自分にも移ってしまう

・みんな可愛い・格好良くて怖気付く

・自己PRの際、自分の前の順番の人が面白すぎて自分を見失い、自分の番になって変なテンションでPRしてしまいスベり散らかす

・正攻法の自己PRでは敵わないと思い、その場で突拍子もないことをしてしまい大いに失敗する

・前の人の自己PRが長すぎて自分は短くした方がいいのではと思ってしまう

・他のオーディション参加者に話しかけていいのか迷う

周りの人や目が気になってしまうのはあるあるですよね。
大切なのは、周りの空気に流されず、自分が準備してきたもの、今まで積み上げてきたものを信じて出し切ることです!逆に周りに流されて自分が用意してきたものを変えてしまうのはよくありませんので、どんな時でも「人は人、自分は自分」で居続けましょう。ただし、周りの様子や雰囲気に合せて戦略的にプランを変えるのはありです!

他の参加者に話しかけていいのかどうかについては、練習や集中の邪魔をするのはよくありませんが、挨拶だけは絶対にしましょう!挨拶は基本中の基本です!

また、もし相手が何か困っていたら積極的に声を掛けて助け合いましょう。オーディションではお互いライバルですが、もしかしたらどこかの現場で一緒に仕事をする仲間になるかもしれません。芸能界での人との繋がりはとても大切なものとなりますし、そういった姿は実は見られています。どんな時も思いやりを持った行動を心掛けましょう!

★はいだしょうこさんがうたのおねえさんになれた理由
ちなみに、うたのおねえさんでお馴染みのはいだしょうこさんですが、うたのおねえさんオーディションの際のこんなエピソードがあります。

「控え室で歌い方がわからない受験生がいた。他の人は自分のことでいっぱいいっぱいで”わからない”と答えていたけど、自分はその曲の歌い方がわかったので自分の練習時間を割いて教えてあげてた。それを審査員が見ていて、合格後に控え室での態度が一番おねえさんらしくてよかったと言われた」

表向きの面だけでなく裏の本質も見られていたそうで、審査以外の何気ない行動が合格の決め手となりました。普段からの言動や人間性の大切さがよく伝わるお話です!

自己PRで何をすればいいのか・言えばいいのかわからない!

・いざ考えると自分の好きなものや特技がよくわからない

・PRできるものや個性がない

・自己PRに時間制限がある時、喋ることがなくて時間が余るor喋りすぎて時間が足りない

就活と一緒で自己PRは誰しもがぶつかる壁です。特に「自分には個性がない」と悩んでいる人が多いように見受けられますが、個性がない人はいません!自分のこれまでを振り返りながら、好きなものや特技、自分はどういう人間なのかを見つめ直し、強みや個性を発掘しましょう!オススメはプロフィール帳を使うことです!
この時何もないからといって「無趣味・特になし」と答えるのは絶対にNGです!これを機に趣味を見つけたり特技を習得するのもあり!

また、自己PRでは30秒以内、1分以内と時間制限を儲けられる場合も多くあります。
何を喋ればいいかわからずに短く終わってしまうこともあるあるですが、喋ることを詰め込みすぎて話がまとまらず時間オーバーになることもありがちなパターンです。
当日は緊張で何を言うか忘れたり早口になってしまうこともあるあるなので、そのことを想定しつつタイムを計りながら自己PRの練習をしましょう。

自己PRの内容が被ってしまった!

・自己PRの内容が他の人と似たり寄ったりになってしまった

・歌唱審査でせっかく練習した歌があったのに他の人と被ってしまった

たとえ他の人と歌や特技、自己PRの内容が被ってしまったとしてもそれを変更する必要はありません!無理にその場で変えても失敗するだけなので、用意してきたものをしっかり出し切りましょう。もし被ってしまいそうなら、歌のレパートリーや自己PRのパターンをいくつか用意してオーディションに臨みましょう。

いつも通りの実力を発揮できない!

・緊張で頭が真っ白になってしまう

・家と違ってうまく声が出せない

・いつもは普通にできることができなくなる(早口言葉を噛むなど)

・自分に合わない・用意していないジャンルやキャラクターの台本が当てられた

リラックスできる自宅と緊張感漂うオーディション会場では実力が十分に発揮できないのはあるあるです。「緊張しないようにしなきゃ!」と思うとさらに緊張してしまいます。
ここで大切なのは、緊張するのは当たり前と思い、「緊張した時の対処法を考える」ことです。緊張している自分を自覚することから始め、深呼吸をして横隔膜を下げる、緊張した際のイメージトレーニングをする、緊張をほぐせるものを用意するなど、自分に合った対処法を見つけたり調べてみましょう。最終的に「ワクワクする!」と緊張を楽しむぐらいになれるといいですね!
たとえ緊張で失敗してしまっても諦めない姿勢がプラスの評価に繋がります。

逆に「今日はベストコンディションじゃない、不調だった」と言い訳するのは絶対NG!コンディションをきちんと整えられるかどうかも評価の1つです。

自分に合わない作品やキャラクターが当てられた場合でも、諦めずに精一杯パフォーマンスし、自分がやれることをやり切りましょう。その時がダメでも、「他の作品やキャラクターならいけるかも!」と思われることも往々にしてあります。

重要なのは、とにかく爪痕を残すことです!

どんな服装で行けばいいのか悩む!

・自分らしい格好で行けばいいのか、きちんとした格好がいいのかわからない

自分を見せる場なので、自分らしい服装で行くのがベスト!
作品やキャラクターに合わせた格好をしていくのもありです。中にはコスプレで挑む人も!ただしTPOはきちんと考えましょう。
もしどうしても困った場合は、書類審査で送った写真や宣材写真と同じ服装で行くと審査員からもわかりやすくていいと思います。
また、服装以外にも髪の毛やメイクにも気を配りましょう。特に髪の毛はアホ毛を整えるだけでも印象が変わります。
もし特技でダンスやアクロバットなど動くものを見せたい場合は動きやすい服装や靴で行きましょう。

まとめ

今回はオーディション経験者さん達が実際に体験・見聞きしたオーディションあるあるについてご紹介しましたがいかがでしたでしょうか?
声優のオーディション、実は就活の面接と似ているところがたくさん。限られた時間で自分をどうアピールするか、緊張やハプニングをどう乗り越えるか…声優の卵たちのあるある体験談から、自分らしさを伝えるヒントを見つけて、就活の場でもぜひ活かしてみてください!
次回は「オーディションで準備するべきもの・こと」について紹介していく予定なので、是非またチェックしていただけると嬉しいです。