元ADが解説!テレビ局の中には何がある?【TBS編】

各局、それぞれ大きな建物を構えているテレビ局。 その中には、スタジオや出演者用の控室などイメージ通りの場所からカフェやコンビニ、 シャワールームや編集所など実際に働いてみないとわからない場所まで色々なフロアがあります。 ...


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各局、それぞれ大きな建物を構えているテレビ局。
その中には、スタジオや出演者用の控室などイメージ通りの場所からカフェやコンビニ、
シャワールームや編集所など実際に働いてみないとわからない場所まで色々なフロアがあります。

今回は『TBSテレビ編』ということで特にADがよく利用する場所を中心に社内の紹介をして

いきたいと思います!

過去には日テレ(日本テレビ)テレ朝(テレビ朝日)編もあるので、こちらも是非、チェックしてみてください!

★check!➡元ADが解説!テレビ局の中には何がある?【日テレ編】

★check!➡元ADが解説!テレビ局の中には何がある?【テレ朝編】

TBS放送センター

東京メトロ千代田線「赤坂駅」から直通で行くことのできるTBS放送センター
TBSテレビ、ラジオの本社ビルで「ビッグハット」の愛称で呼ばれることも。

社員食堂、コンビニなど

社員食堂は少し前にリニューアルし、とてもおしゃれな空間に生まれ変わりました。
常駐の管理栄養士が考案したヘルシーなメニューが人気だそうです。

食堂の横には新たにカフェができて従業員向けのパーティーをやったり、スポーツの試合をパブリックビューイングできたり、特番などでスタジオとして使うこともあるようです。
また、夜はお酒の提供もされており、お酒を飲みながらスポーツ観戦できるイベントなどが行われることもあります。
もちろん局内にある場所なので、局内で働くスタッフに向けたイベントとなります。

TBS内には24時間営業のセブンイレブンもあります。
早朝ロケの時に演者用の飲み物を買ったり、深夜の作業で小腹が空いた時に社外に出ずに食事を買うことができたり、不規則な時間で働くテレビ業界のスタッフたちの強い味方です。また、演者さんも利用するので、コンビニ内でタレントさんとすれ違うこともあります。コンビニの前に飲食できるスペースもあり、買ったものをそこで食べることもできます。

また、1階のエントランス部分にもカフェと飲食スペースがあり、ここでリモート会議などに参加している人もよく見かけます。

ライブラリー

ライブラリーではCDや本、雑誌などが置かれていて借りることができたり、TBSの過去の番組や映像を管理していたりする場所です。
過去の番組や映像データは以前はPなどから紙で借用申請の印鑑などをもらい、ライブラリーにハードと共に持っていき、データを入れてもらうのが主流でしたが、最近は申請も含め、全てTBSパソコンを使ってシステム上で行えるようになっています。

編集所

TBS局内にも編集箱、MA室等があり、編集作業や、ナレ撮り、MIXなどを行うことができます。
社外の編集所を利用することもあり、どこの編集所を使うかは番組によって様々です。
レギュラーの場合、決まった場所を使うことが多いですが、特番時期など箱が混み合う時などはいつもと違う場所になることもあります。局内だと移動が楽なので便利です!

番組備品倉庫

ロケや収録で使う備品や小道具を借りるところです。通称『バンビ』と呼ばれています。
おたまや菜箸、トースターなどの調理器具やクーラーボックス、ハンガーラック、テーブルや椅子、長靴など借りられるものは多岐に渡ります。

仮眠室、宿直室

不規則な時間で働くことも多いので、局内に眠れるスペースがあります。
仮眠室は大きめの部屋に簡易ベットがいくつも置かれていてそれぞれパーテーションで区切られています。
宿直室は個室に2段ベットが入っていて、ホテルのような数人ずつの部屋になっています。宿直室にはシャワールームもあります。
どちらも受付で入館証などを見せて、鍵を貰わないと入れないので安心して休むことができます。

シャワールーム

泊まりで作業することも多いため、シャワールームがあります。バスタブなどはなく、個室のシャワールームがいくつかあるような形です。

緑山スタジオ

TBSには緑山スタジオという神奈川県横浜市にある別の建物もあります。こちらは基本的にドラマやSASUKEなどの野外に大型セットを組む番組で使用されることが多いです。

スタジオ

物語の中心となる部屋や会社などのセットを組んでドラマ撮影に使われることが多いです。

控室、メイクルーム

出演者が使用するためのものです。個室から大部屋まで様々で、中にはユニットバスが付いている控室もあります。

セッティングスペース

スタジオの裏にある日本最大級の美術スペースです。さまざまな番組セットに対応できるよう管理されています。

仮眠室

TBSの本社同様、撮影や作業が深夜に及んだり、日付を跨いだりすることもあるため、スタッフ用の仮眠室があります。

食堂、カフェなど

食堂やレインボーというカフェのようなスペースがあり、スタッフや出演者が食事や休憩をする際に利用できます。
また、M’SHOPという24時間営業のコンビニもあります。

広場、道路など

緑山スタジオは屋外にも広いスペースがあり、施設内の道路や三角広場と呼ばれる場所はドラマの様々なシーンで使われることがあります。
また、西側上段広場では毎年大型セットを組み、SASUKEの撮影が行われています。

M6スタジオ

THE SEVENのコンテンツ制作の要となる専用スタジオで総工費20億円をかけ、新たに建設されました。
大規模なセットを組んだ室内撮影が可能で面積300坪、高さ10mの
日本最大級のスタジオです。
また、隣接している2万坪ほどの広大な屋外スペースでは巨大なセットを構築でき、スケールの大きな作品を効率よく撮影できる施設です。

THE SEVENとは2022年1月にTBSホールディングスが設立した世界水準のコンテンツの企画開発や制作を行う会社です。

赤坂サカス

赤坂サカスはTBSの前にある広場を中心に周りにある施設を総称したエリアのことです。
サカス広場ではTBSの人気番組のイベントお祭りなど様々なイベントが行われています。

ACTシアター

舞台やミュージカルなど様々な作品が公演されてきた劇場。
2022年よりハリー・ポッターシアターに生まれ変わり、『ハリー・ポッターと呪いの子』の専用劇場となっています。
また、すぐ横にある建物、赤坂Bizタワーの1Fには『ハリー・ポッター マホウドコロ 赤坂 Wizarding World Street店』というグッズショップもあります。

赤坂BLITZスタジオ

これまではライブスペースとして様々なコンテンツを届けていた『赤坂BLITZ』でしたが、
新たにテレビ番組専用の『BLITZスタジオ』として2022年にリニューアル。1階には人気番組とコラボした展示スペース、3階にはスタジオでの撮影の様子を観ることができる観覧スペースが併設されています。

番外編

赤坂パークビル

TBS本社の横にある赤坂パークビルにはTBS ACT通称:TACT(タクト)というTBSのグループ会社が入っています。
タクトは主に美術、技術スタッフが在籍する会社で、パークビルの中には編集やMAができる箱も入っています。


また、パークビルの中にはTBS GLOWDIAという興行・催事、番組販売、TVショッピング等の物品販売などを担当しているTBSのグループ会社も入っています。

まとめ

今回はTBSの局内や関連施設をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
TBSは社内や赤坂サカスエリアを次々にリニューアルしており、どんどんおしゃれな空間に生まれ変わっています。特にカフェや食堂はとても綺麗で、ランチを食べに行くのも気分が上がりそうです!テレビ業界を目指す方は業務で利用する場所はもちろんですが、テレビ局内の飲食店も実際に働く際の楽しみにしてみてはいかがでしょうか?