「YouTubeを始めてみたいけれど、何からすればいいかわからない」という方は多いのではないでしょうか。本記事では、初心者でも安心して始められるよう、YouTubeのアカウント作成から動画投稿の基本手順、収益化を目指すためのポイントまでをわかりやすく解説します!さらに、2025年時点の最新仕様や、成功するためのチャンネル運営のコツもまとめました。是非参考にしてみてください!
YouTubeを始める前に知っておきたい基本知識
YouTubeの仕組みと特徴
YouTubeはGoogle社が運営する世界最大の動画共有サービスです。ユーザー数は約23億人といわれています。動画の投稿・閲覧を主としたサービスで、利用者が動画データを投稿すると、ブラウザやアプリなどで再生できる形式に自動的に変換し、他の利用者が閲覧できるシステムになっています。
誰でも無料で動画を投稿できますが収益化するには、一定数以上のチャンネル登録者が必要などの条件が課せられているので、多数の視聴者・ファンをYouTube上で獲得する必要があり、決して容易ではありません。
YouTubeを始めるメリット
YouTubeでの動画公開は無料で行えるため、多額の資本金の準備も必要ありません。初めはスマホさえあれば動画撮影・簡易な編集が可能です。誰でも手軽に始められるところがメリットのひとつです。
特に自分の好きなことや、専門分野を選んで世界中に発信することができ、好きなことをそのまま仕事できることも魅力です。料理や旅行など、趣味のコンテンツを発信して人気を得ているYouTuberもいます。
始める際に必要なもの
YouTubeを始める際に最低限必要なのは、Googleアカウントと動画を撮影するためのスマートフォンの2つです。
ただし、クオリティを上げたい場合は以下の機材もあると便利です。
- 三脚:手ブレを防ぎ、安定した映像を撮れる
- 外付けマイク:音声のクリアさが大幅に向上
- リングライトや小型照明:顔や物を明るく照らして見栄えアップ
最低限から始めて、徐々に必要に応じて機材を揃えていきましょう。
YouTubeアカウント・チャンネルの作り方
Googleアカウントの作成
YouTubeはGoogleが提供するサービスなので、YouTubeでチャンネルを作成するには、Googleアカウントが必要です。Google アカウントは、Gmail、Googleドライブ、Googleカレンダーなど、さまざまなGoogleサービスを利用するために必要なアカウントです。すでにGoogle アカウントを持っている場合、そのアカウントを使用してチャンネルを開設できます。これにより、同じアカウントでYouTubeとその他のGoogleサービスにアクセスできます。
チャンネルを作成する手順
GoogleアカウントでYouTubeにログインし、YouTubeアカウントを作成します。YouTubeアカウントには、「個人用アカウント」と「ブランドアカウント」の2種類があります。複数人でアカウントを管理する場合や複数のチャンネルを運営する場合は、個人でもブランドアカウントを選択しましょう。
①Googleアカウントにログインした状態で、ブラウザでYouTubeを開く
②アカウントのチャンネル一覧に移動して「チャンネルを作成」をクリック
③「チャンネル名」を設定し、チェックボックスにチェックを入れて「作成」をクリック
これでチャンネルが作成されます。トップページに戻ると、個人用・ブランドアカウントでログインした状態になります。
チャンネル情報の設定
チャンネルをカスタマイズして、目に留まりやすく、かつ、そのチャンネルらしさが伝わる見え方にしましょう。特にチャンネルアイコンは、チャンネルを認識するために重要です。小さいのでシンプルで視認性が高く、チャンネルのテーマや配信者を想起できるものにしましょう。
チャンネルアイコンを設定する
①右上のアイコンをクリックしてメニューから「チャンネルを表示」をクリックしてチャンネルのページを開く
②「チャンネルをカスタマイズ」をクリックする
③「ブランディング」タブをクリックして、写真を選びアイコン画像をアップロードする
④「公開」をクリックして反映させる
アカウント・チャンネル概要欄を設定する
①チャンネルのカスタマイズの「基本情報」タブで「アカウント」の文字列を変更する
②説明を設定する
③「公開」をクリックして反映させる
バナー画像(チャンネルアート)の設定
①チャンネルのカスタマイズの「ブランディング」タブで「バナー画像」をアップロードする
②表示範囲を調整する
③「公開」をクリックして反映させる
YouTube動画投稿の手順【初心者向け】
動画を準備する
動画を撮影する前にどの様な企画や内容で撮影するのか決める必要があります。内容が決まったらスマホなどで撮影を行いましょう。
動画を撮影した後は、無駄なシーンをカットしたりテロップと呼ばれる字幕を追加したりなどの、編集作業が必要です。特にテロップは、動画の見やすさに直結するため、非常に重要な要素と言えます。
最近ではAIで手軽にテロップを入れるなど動画編集することも可能になっています。詳しくは下記の記事も一緒に参考にしてみてください。
★check!!➡AI動画の作り方完全ガイド|無料ツール・注意点・FAQ付き【初心者向け】
YouTubeへの動画アップロード方法
用意した動画をチャンネルにアップロードして公開します。
①チャンネルを表示し、「動画を管理」をクリックする
②「動画をアップロード」をクリックし、動画を選択する
③動画の詳細を入力し(動画のタイトル、説明文、サムネイル、再生リスト、視聴者を設定)「次へ」をクリック
④動画の要素を設定する場合は設定し、「次へ」をクリック
⑤チェックの結果を確認し、「次へ」をクリック
⑥公開設定(非公開、限定公開、公開)を選択して「保存」をクリック
これで動画投稿が完了です。
動画の基本設定(タイトル・説明文・タグ)
タイトルの設定
タイトルは、動画の内容を短く要約する役割を果たします。視聴者はタイトルを見て、動画の内容や魅力を把握し、クリックするかどうかを決定します。
適切なタイトルを設定するためには、以下のポイントに留意しましょう。
・関連するキーワードをタイトルに含め、動画の内容を的確に表現する
・タイトルは28文字以内に収め、視聴者にとって理解しやすいものにする
・タイトルとサムネイルの一貫性を保つ
説明文の設定
概要欄には、「最新のテクノロジートレンドやガジェットのレビューを週2回更新します!」といった、ユーザーにとって有益かつ魅力的な説明文を記載するのがポイントです。
これにより、視聴者はこのチャンネルがどのような動画を投稿するチャンネルであり、どれくらいの頻度で投稿されるのかといった情報も理解できます。
ハッシュタグの設定
ハッシュタグは、動画を検索しやすくし、視聴者との関連性を高めるのに役立ちます。設定することで、以下のメリットを得ることができます。
・検索結果に表示されやすくなり、新たな視聴者を引き寄せる手助けになる
・関連シリーズや動画への誘導が容易になります
YouTube運営で伸ばすコツ・注意点
視聴者目線のコンテンツ作り
成功させるには視聴者目線のコンテンツ作りが必要です。まずはYouTubeを誰に向けて、どのような内容を配信するのかを考えます。これがYouTubeチャンネルのコンセプトです。例えば、留学をしたい人のための教育コンテンツ、1人暮らししている人に向けた自炊レシピ動画、アクションゲーム好きのためのゲームプレイ実況動画など、特定のテーマや対象視聴者を明確にしましょう。
サムネイル・タイトルの工夫
先程、解説したポイントで挙げましたが、視聴者はサムネイルの画像や文字列から、どんな動画が見られるのかを判断します。他のチャンネルのサムネイルと並んだ時に興味を引くサムネイルを作成しましょう。
タイトルと概要欄に、視聴者が検索するであろうキーワードを含めることは、YouTube内の検索エンジン最適化(SEO)になり、動画が検索結果に表示されやすくなります。また、Googleの検索結果にも表示されやすくなります。再生回数にも影響するでしょう。
アナリティクスを活用して改善
YouTubeアナリティクスとは、YouTubeに投稿した動画単体やチャンネル全体のアクセス解析ができるツールです。特別な設定は必要なく、YouTubeのアカウントを持っている人なら、誰でも無料で利用可能です。再生数や視聴者数はもちろん、「どんな人が視聴しているのか」「どんな内容が人気なのか」などを分析して、成功パターンを確認しましょう。
YouTube収益化の仕組みと条件(最新2025年版)
YouTubeパートナープログラムの条件
2025年現在、YouTubeパートナープログラムへの参加には以下の通りです。
①チャンネル登録者数:1,000人以上
②長尺動画の過去365日間の総再生時間:4,000 時間以上またはショート動画の過去 90 日間の視聴回数(再生回数):1,000 万回以上
①と②の条件の両方を達成する必要があり②の条件はいずれかを達成する必要があります。
広告収益以外の収益化方法
動画の広告収益以外にも様々な収益化方法があります。
メンバーシップ
メンバーシップは、月額料金を払ってもらい、自身のチャンネルのメンバーシップ プログラムに参加してもらい、バッジ、絵文字、投稿、コンテンツなどの限定特典を提供する制度です。
スーパーチャット
YouTubeでは配信も行うこともでき、配信内では視聴者が金額を払って特別なチャットを書き込めるスーパーチャットもあります。
お笑い芸人の霜降り明星・粗品さんは2024年にはスーパーチャットで1億円の収益を貰っています!
スパチャの質問を読み上げたり、金額によって質問の優先順位をつけたりして、ライブ配信での収益化に活用できます。
企業案件
企業案件とは企業がYouTuberやインフルエンサーに依頼して制作する動画案件を指し、広告案件とも呼ばれます。PR動画やレビュー動画、コラボ動画など商品・サービスをPRして収益化する方法です。
初心者が収益化を目指すステップ
収益化を目指すには小さな積み重ねが大切です。
例えば、登録者1,000人+総再生4,000時間を達成したYouTuberは、月1〜3万円程度の広告収益を得ているケースもあります。
本格的に伸ばせば数十万円以上を稼ぐ人も少なくありません。またショート動画を活用することもおすすめします。
TikTokをはじめとする短尺動画の人気の波もあり、YouTubeショートの需要が急速に高まっています。ショート動画は、長尺動画のちょい見せとして切り抜いて使うことも可能です。10秒前後の短い動画も高い人気を誇っており、編集作業もスマホから簡単にできます。
初心者はまず「週1〜2本投稿+ショート動画活用」で再生数を伸ばしていきましょう。
YouTube 始め方 FAQ(よくある質問)【2025年版】
Q1. スマホだけでYouTubeを始められますか?
スマートフォン1台でYouTubeの動画視聴からチャンネル作成、動画の撮影、編集、投稿、さらにはライブ配信まで、ほとんどすべての作業が可能です。YouTubeアプリを使い、Googleアカウントにログインしてチャンネルを作成すれば、PCを使わずにYouTubeを始めることができます。
Q2. 初心者が最初に投稿する動画の内容は?
最初はチャンネルの自己紹介動画や趣味の紹介、簡単なレビュー動画をおすすめします。他には「チャンネルのテーマに合った初心者向けのもの」にするのがおすすめです。YouTubeに限りませんが、どんなジャンルでも基本的に初心者向け内容に対するニーズが大きいです。例えば筋トレ系のYouTubeチャンネルにする場合、「腕立て伏せで大胸筋を鍛える方法」よりも「初心者にありがちな腕立て伏せの間違い5選!」などのほうが伸びます。
Q3. 顔出しは必須ですか?
必ずしも必要ではありません。声だけの出演やアニメーションを用いて動画を投稿する人もいます。
Q4. 動画編集は難しい?
簡単な動画であれば無料アプリを使えば初心者でも編集することが可能です。
無料アプリでもテロップや効果音などの編集が可能です。
まとめ|YouTubeは誰でも始められる時代
いかがだったでしょうか。今回はYouTubeの始め方や仕組みを解説させていただきました。YouTubeはスマホとアカウントがあればすぐに始められます。収益化までには動画を改善しながら投稿を続ける小さな積み重ねが必要になります!まずは今回の記事で解説したポイント(タイトルやサムネ、ハッシュタグなど)を元に1度動画を作成してみてはいかがでしょうか⁉
またYouTubeでは動画投稿以外に配信もできます。下記の記事では配信者になるための流れなども説明しているので、そちらも併せてご覧ください。