マイクラが教育に!ロブロックスで起業!?人気ゲームたちの“社会進出”など最新事情まとめ

皆さんはマイクラやロブロックスといったゲームを知っていますか。皆さんの中には知っていて熱中している方や名前だけは聞いたことがある方、全く知らない方と様々だと思われます。 ここの記事だけで完全に理解することは難しいかもしれ...


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皆さんはマイクラロブロックスといったゲームを知っていますか。皆さんの中には知っていて熱中している方や名前だけは聞いたことがある方、全く知らない方と様々だと思われます。
ここの記事だけで完全に理解することは難しいかもしれませんが、今Z世代に注目され、教育的価値も注目されています。
少しでも知っておくことでエンタメ業界で役立つことがあると思いますので、流行の一つとしてチェックしておきましょう!

マイクラ(マインクラフト)とは?

Minecraft(マインクラフト)とは「サンドボックス型」のゲーム。 世界一売れているゲームとも言われ、累計販売本数は2023年10月時点で3億本以上を突破2025年現在、2億人以上の月間アクティブユーザーがいると言われています。
すべてが立方体のブロックでできた世界で、ブロックを壊して素材を集めたり、集めた素材を使って自由に建築したり、冒険します。このゲームには決まったストーリーやゴールがなく、プレイヤーが自分で好きな遊び方を見つけられるのが最大の特徴です。
世界中で大人気で、日本人の有名人だとHIKAKINさん、SEIKINさん、狩野英孝さんらがYouTubeでゲーム配信をしています。

教育版に特化した『マイクラ』

実はこのマインクラフト、その自由度と創造性を育む特性から、教育現場でも注目されています。プログラミングを学んだり、空間認識能力を向上させることができるため、教育版の『マイクラ』もあり、活用が広がっています。

初心者から上級者まで楽しめるプログラミング

ブロックを組み合わせるだけで直感的にプログラムを組むことができ、プログラミングの初心者でも楽しく学べます。Pythonなどの本格的なプログラミング言語を使ったり、より複雑なプログラムを作成することも可能。また、目的を達成するためにプログラミングを考える過程で、論理的な思考力や問題解決能力が養われます。

協働する力

マルチプレイ機能を使うことによってグループワークをすることができるため、社会に出てからも役立つコミュニケーション能力を育みます。役割分担やディスカッションすることで協働する力が身につきます。
また、教育版では教師から生徒に指示を出すことができたり、生徒のアカウントを管理することもできたりと、安全性にも配慮されています。

『マイクラ』が映画に!

子供から大人まで楽しめるマイクラ。なんとハリウッドで映画化もされており、全世界興行収入が1,250億円突破しています!日本でも上映され、マイクラファンの著名人も声優として参加していました。
現在デジタル配信がプライムビデオU-NEXThuluで配信されていますので気になる方はぜひご覧ください!
公式サイトはこちら

Roblox(ロブロックス)とは?

マイクラが知名度をあげる一方、新たなゲーム開発コンテンツも登場しています。
Roblox(ロブロックス)といい、アメリカのRoblox Corporationが運営する、世界的に人気のオンラインゲームプラットフォームです。
ユーザー同士がゲームを通じて積極的にコミュニケーションをとっており、独自の経済圏を構築。特に10〜20代ユーザーからの人気が高く、若年層に向けた多種多様なゲームコンテンツが充実しています。
月間アクティブユーザー数は世界で2億人を超え、Z世代は67%以上。特にユーザー自身がコンテンツを作り出せる自由度の高さが特徴で、遊びながら創造性やコミュニケーション能力を育める点が注目されています。

また、Robloxは企業による活用も広がっています。

Nikeは専用のバーチャル空間「NIKELAND」を展開

Roblox内のバーチャル空間「NIKELAND」はオレゴン州ビーバートンにあるナイキ本社をモデルに設計。バスケットボールコートや陸上トラック、テニスコートなど、多彩なスポーツ施設が再現されています。ユーザーはアバターを操作し、鬼ごっこやドッジボールなどのミニゲームを楽しむことができます。
さらに、独自のミニゲームを作成することも可能デジタルショールームでは、ナイキ製品をアバターに着用させることができます。また、モバイルデバイスの加速度センサーを利用して、リアルな運動をゲーム内に反映させる機能も搭載されているといいます。
このような取り組みを行うことで、ブランドの認知拡大を狙っていると言います。

Robloxでの収益化が可能

Robloxの注目ポイントはやはり収益化が可であること。無料でゲームやメタバースなどのコンテンツを誰でも作れるようになり、その空間での課金システムや広告宣伝費などが収益となります。
※ただし、収益化については13歳以上という制限がかけられます。

具体的にはゲーム内通貨の「RoBux」(ロバックス)を稼ぎ、現金(アメリカドル)に換金して収益化するといいます。 ゲームを開発し、いくつかの条件をクリアすれば、ゲームの中に課金ポイントを組み込むまたはプログラムを販売することでロバックスを集め、収益化することができます。
Robloxは難しいプログラミング言語を使用せずにゲームの作成ができるため、誰でもゲームを作ることができます。
とはいえ、ユーザーが支払った金額の全てが開発者に支払われるわけではなく、Roblox社はプラットフォーム運営費や手数料等として収益の一定割合を差し引き、開発者への還元は概ね25~30%程度と言われています。App Storeや決済手数料、サーバーコストや安全管理などプラットフォーム維持の費用に充てられているとのことで大きな収益を得ることは難しいようにも思えます。
しかし、Robloxの2025年第1四半期決算では、第1四半期中にRobloxのクリエイターが獲得した収益は過去最高の2億8,160万ドル(約411億円)にのぼり、過去12ヶ月間で100万ドル(約1億4,600万円)以上を稼いだ開発者は100人を超えています。
※2025年5月1日時点での為替レートで換算

ゲーム開発へのハードルを下げている点もRobloxの特徴です。知識がなくても参加することができ、遊ぶうちに自主的にプログラミング言語を学んでいくのです。このような点でマイクラと同じように教育的価値があると言えるでしょう。

まとめ

さて、今大人気のマイクラやRobloxについてご紹介しましたがいかがだったでしょうか。Z世代でゲームが好きな方ならもちろん知っていることかもしれませんが、意外とエンタメ業界全体にはまだまだ認知度が低い部分もあります。この2つに関しては学生のうちから収益化を目指せる画期的なコンテンツであり、始めるハードルが低いことが魅力です!
これらの情報を集めたり、実際やってみることで「エンタメ業界について幅広く理解しているぞ」という自信にもつながりますし、テレビや映像業界に繋げた事業展開も考えたりと視野が確実に広がります。
今からエンタメ業界に入る皆さんも、もうすでに入っている皆さんもぜひ新しい世界に飛び込んでみましょう!