就活生必見!「第一印象で差がつく!」対面面接の極意

就活生が気になるのが面接でのふるまい方やマナー。 対面の面接では、身だしなみや立ち居振る舞いも重要な選考ポイントになります。今回は、面接での受付・入退室・話し方までのマナーをじっくり解説していきます。 事前準備をしっかり...


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就活生が気になるのが面接でのふるまい方やマナー。
対面の面接では、身だしなみや立ち居振る舞いも重要な選考ポイントになります。今回は、面接での受付・入退室・話し方までのマナーをじっくり解説していきます。

事前準備をしっかりしておけば当日も不安なく臨めるはずなので、チェックしていきましょう。

採用担当者が面接マナーで重視するポイントとは

採用担当者がまず注目するポイントとして、重要な項目として多く選ばれていたのは、「表情」「あいさつ」「言葉遣い」です。

面接の場でチェックされているのは話す内容だけでなく、本人のふるまいを見て、応募者がビジネスパーソンとしてのマナーを身につけているか、オフィシャルな場所で状況に適した振る舞いができるかなどもチェックしています。

では、面接当日の流れを順を追って説明していきましょう。

「受付」から面接は始まっている!面接開始10分前には到着しよう

企業の受付に向かうのは面接開始10分前。

ギリギリだと面接の開始時間に遅れてしまう可能性があり、面接官に迷惑を掛けてしまいます。逆に到着が早過ぎると、面接官が対応できませんので、早く着いた場合は少し時間を潰してから向かいましょう。
とはいえ、電車の遅延などの不測の事態も起こりえるので、余裕を持って行動しましょう。
受付ではスタッフがいる場合や、内線電話やインターフォンなどで担当者を呼ぶ場合もあります。
どちらも落ち着いて、『約束の時間、来社理由、自分の名前、担当者の名前』をはっきりと伝えます。
また、控室に通されたら、だらりと姿勢悪く座ったり、面接書類を確認したり、スマホをいじるのはNGです。
この時点ですでに選考が始まっていることを意識してください。

入室の際のマナー

続いては入室の際のマナーです。

名前を呼ばれたら、ドアをゆっくりと3回ノックします。

面接室から「どうぞお入りください」と応答があった後に「失礼いたします」と声を掛け、ドアを開けて入室。ドアを閉めるときは、ドアのほうに向き直して閉めるのがマナーです。後ろ手に閉めてはいけません。

椅子の横まで向かい、立ったまま面接官に向かって「本日はお時間をいただき、ありがとうございます。○○と申します。よろしくお願いいたします。」とあいさつをしてから一礼します。

面接官に「お座りください」と着席を促されてから座ってください。

ここまでが正しい入室のマナーです。

「相手に届く」声であいさつを

あいさつはコミュニケーションの基本です。
自分ではできているつもりでも、相手に気付かれなければ、コミュニケーションはとれません。
小さい声でぼそぼそというのではなく、相手と目を合わせてにっこりと笑い、しっかりと「相手に届く」ように、あいさつしましょう。
大声を出す必要はありませんが、緊張して声も出なくなっているかもしれませんので、普段よりも大きな声で元気よく、を意識するといいかもしれません。
面接官は敵ではありません。これから一緒に働いていく仲間を探しているのですから、笑顔で健やかな雰囲気で臨みましょう。

逆に入室時のあいさつ一つで、その後の流れがスムーズになることもあります。
笑顔を心掛ければ、口角が上がっておのずと発声もよくなるはずです。

表情やしぐさも注意が必要

面接が始まると表情がこわばり、声が上ずってしまったり、視線が定まらなくなってしまう応募者も少なくありません。
人生の大一番、緊張は仕方がないです。それに初対面の相手を前に誰でも少なからず緊張してしまうでしょう。面接官はそうした状態も理解していますが、コミュニケーションに支障をきたすほどとなると問題になってきます。
面接は「試される場」ですが、「人と人との対話の時間」です。受け答えは相手に視線を合わせ、笑顔を心がけます。
極度にあがってしまった場合は、緊張している旨を伝えて、気持ちをリセットしても大丈夫です。
他にも、髪を頻繁に触ったりするもNGです。自分に変な癖があるかどうかは、周囲の人に聞いてみるといいかもしれません。

会話のキャッチボールを意識する

面接では、会話のキャッチボールをしっかり意識しましょう。
いくら志望動機が優れていても、会話が成立しないと「コミュニケーション力がない」と判断されてしまいます。
相手の話は最後まで聞いてから答える。そして、質問の内容に沿って答えることが重要です。
面接マニュアルの回答例は参考にとどめ、話したいことの要点をまとめて自分の言葉で説明できるよう準備しておきましょう。
まくしたてるように話したり、面接官の会話を遮ったりするのもNGです。質問をよく聞き、質問の意図をくみ取り、端的に答えることも必要です。
また、言葉遣いには人間性や相手への配慮が表れます。
普段から気を付けたいところですが、敬語に自信がない場合は、少なくとも「です」「ます」の丁寧語で、いつもよりゆっくり話すと印象がよくなるかもしれません。
慣れてない人も、面接でよく使う受け答えのフレーズや敬語の一覧などを普段から口ずさんでおけば、とっさに出てくるかもしれません。

例えば…

・会社→「御社」

・そうですね→「おっしゃる通りです」

・わかりました→「かしこまりました」「承知いたしました」

・大丈夫です→「問題ありません」

・見ました→「拝見しました」 などなど

毎日トイレの中で口ずさむと決めて、1か月ほど試してみてはどうでしょうか。
いつの間にかスムーズに話せるようになるかもしれません。

会社を出るまでが面接

面接が終わると緊張から解放され、気が緩んでしまいそうですが、会社から出るまでは終わっていません。最後まで面接官に良い印象を与えられるよう、面接室からの退室マナーも確認しておきましょう。

面接官が「面接終了です」と言ったら、退室をします。

まずは「本日はお時間をいただき、ありがとうございました」と、椅子に座ったままお礼を伝え、お辞儀をします。

お辞儀の後に立ち上がり、椅子の横で再度一礼。荷物を持ってドアの手前まで移動したら、面接官のほうに向き直し「失礼します」と言い、更に一礼します。

退室する時は、大きな音が出ないようドアを静かに閉めましょう。

退室後は、すぐにスマートフォンの電源を入れたり、お茶を飲んだりせず、まっすぐ建物の出口を目指します。会社を出るまで油断せず、マナーを意識した行動を心掛けます。

服装のマナーは?清潔感

身だしなみは人の第一印象を大きく左右します。
面接官はたくさんの人間に会っているので、パッと見た印象から、応募者がどんなタイプの人間なのか、普段の仕事ぶりなども推測されてしまいます。
髪形、メイク、スーツの着こなし、靴、アクセサリーなどのポイントがありますが、基本は「清潔感があるか」「その業界のビジネスシーンに合っているか」が重要です。外見はあなたが思っている以上に見られています。

迷った場合は、「今日、自分のために時間を割いてくれる採用担当者に対して“失礼がないか”の観点で、あらためて鏡の前でチェックを行いましょう。

爪が極端に伸びていたり、寝癖がついていたりすると相手に不潔な印象を与えます。他にも香水の匂いがきつすぎるのも相手への配慮に欠けるのでNGです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は面接で話す内容ではなく、ふるまいやマナーに重点をおいてまとめてみました!面接では、経歴や能力だけではなく、応募者がビジネスパーソンとしての基本的なマナーを身につけているか、オフィシャルな場所で、状況に適した立ち居振る舞いができるかなども、見られています。事前にしっかりチェックして、万全の態勢で挑みましょう。