【2025年最新】ポッドキャストの始め方完全ガイド|必要な機材・配信アプリ・収益化まで徹底解説

ラジオやポッドキャストなどの音声メディアは、今や副業・情報発信・ブランディングの新定番。 「どう始める?」「マイクは必要?」「どのアプリを使う?」と悩む初心者に向けて、この記事ではゼロから自分の番組を配信する全ステップを解説します!


この記事は約10分で読み終わります。

ラジオやポッドキャストなどの音声メディアは、今や副業・情報発信・ブランディングの新定番。 「どう始める?」「マイクは必要?」「どのアプリを使う?」と悩む初心者に向けて、この記事ではゼロから自分の番組を配信する全ステップを解説します!
今回は「ポッドキャスト 始め方」「おすすめ機材」「配信アプリ」「収益化」といった検索ニーズをまとめて解説します。
収録・編集・配信までの流れを交えながら、必要な機材・アプリ・収益化方法をご紹介していきます!

ポッドキャストとは?今なぜ注目されているのか

ポッドキャストは、音声だけで情報発信できるメディアで、2025年現在も市場拡大が続いている注目分野です。
「ポッドキャスト(Podcast)」とは、インターネットを通じて音声を楽しむ配信サービスです。SpotifyやApple Podcast、Google Podcastといった、スマートフォンやパソコンで聞くことができます。ラジオ放送と違って放送時間を気にせずにいつでも視聴することができます。また、YouTubeなどの動画コンテンツと違って音声だけのコンテンツなので、家事をしながら、運転しながら、勉強や運動をしながらと自分のライフスタイルに気軽に取り入れることができます。ポッドキャストは誰でも気軽に始めることができるため現在の日本のポッドキャスト市場は、放送局や芸能事務所の参入で、クオリティの高い番組が増えています。

ポッドキャストを始める前に決めるべき3つのこと

ポッドキャストを始める前に、テーマ・配信頻度・タイトルなどの基本設計を決めておくと、継続しやすくなります。

①テーマを決める

まずはポッドキャストのテーマを決定します。番組を通して、どんなメッセージを発信したいかを考えます。目的は何か、継続できる内容かどうか、リスナーは誰か、差別化ができるかを考えてテーマを設定することが大事です。

②配信頻度

理想として、毎週1エピソードずつ更新できればリスナーのスケジュールやルーティーンに入り込みやすいと言われていますが、定期的に配信できれば頻度について具体的な決まりはありません。あくまで重視したいのはクオリティ。配信頻度が高くても内容が薄ければ逆に離脱の原因になってしまいます。一般的に、内容も十分に入れられ、かつリスナーも飽きない「ちょうどいい」長さは20分〜45分ほどとされています。

③番組タイトル・アートワークの作成

よくあるポッドキャストのタイトルで◯◯FMやラジオ◯◯などは、番組名だけでは番組の中身まではイメージ出来ないので、リスナーには、どんな番組なのかイメージさせる事が出来ません。「番組名見ただけで内容が分かる」が最強!これに尽きます。おかしななタイトルをつけても問題ないのは圧倒的なネームバリューを持ったパーソナリティーだけです。

ポッドキャストに必要な機材とおすすめ構成

ポッドキャストの音質はリスナーの印象を大きく左右します。ここでは、初心者にも使いやすいおすすめ機材を紹介します。

① iXZ + TM-70

『iXZ』はスマートフォンに接続することができるオーディオインターフェースです。スマートフォンの録音アプリや各プラットフォームの収録機能を使えば、スマートフォンだけで収録と配信を完結させることができます。
『TM-70』は超単一指向性のダイナミックマイクです。広い指向性をもつマイクでは周囲の環境音を拾いノイズになってしまいます。自宅で収録する場合はエアコンや換気扇の音などを拾わないよう、指向性が狭くノイズを抑えてくれるダイナミックマイクを使用するのがおすすめです。

② TM-250U

『TM-250U』はUSBコンデンサーマイクです。ドライバーのインストールが不要で、USBケーブルでパソコンやスマートフォンにすぐに接続できます。iXZと違いデジタルの音声転送ができますので、更に良い音で収録できます。

③ US-42B

『US-42B』はライブ配信に特化したオーディオインターフェースで、ポッドキャストの演出に効果的な機能が多数搭載されています。マイクは2本入力できますので、2人までの収録に対応します。また、楽曲を紹介するポッドキャストDJも人気なジャンルです。楽曲紹介をしたいときにも、ループバックに対応した『US-42B』がおすすめです。ループバックとは、パソコンで再生した音声とマイク入力の音声をミックスして録音できる機能です。

④スマホ1台からも始められる

iOSとAndroidに対応している録音アプリを使って、スマホでも音声を簡単に録画することができます。「Spotify」が提供する「Anchor」は、スマホで手軽に「Podcast」を作成できるアプリで、リスニングプラットフォームへの配信やリスナー分析など、すべての機能を無料で使えるところが特徴です。また、効果音やBGMなどの編集もできるので、パソコンがなくてもスマホ1つで「Podcast」の録画、編集、配信が可能になります。

収録・編集の手順

まずは先ほど紹介した機材やスマホを使って収録します。その後編集の作業に入ります。
AnchorやVoicy等のプラットフォームには、音源の不要な箇所をカットしたり、用意されたBGMや効果音を挿入することができる編集機能があります。用意された音源を使用する場合は、他のユーザーと被ってしまう可能性がありますが、音源の著作権を気にする必要がありません。BGMや効果音にこだわりがなく用意されたものを使用したい場合や、簡易的な編集で済む場合は、プラットフォーム内の編集機能を使うのが良いでしょう。

プラットフォームの編集機能を使用しない場合は、DAWソフト並みのクオリティの音源を簡単に作ることができる『TASCAM Podcast Editor』がおすすめです。

最近ではAIを使っても編集が可能です!

🎙️録音環境のミニTips
・エアコンや換気扇などのノイズを切る
・カーテンや布を使って反響を抑える
・マイクは口元から約7〜12cmの距離で録音

こうした工夫で、自宅でもプロ並みのクリアな音声が得られます。
ポッドキャスト制作の現場では、特に編集プロセスにおいて、人工知能(AI)の導入が急速に進んでいます。特に人気の高いAIポッドキャスト編集ツールをいくつか挙げます。

①Descript:音声編集、文字起こし、ポッドキャスト制作機能を提供。
②Podcastle:録音からトランスクリプト、編集まで、一貫して対応できるオールインワンのプラットフォーム。

ぜひAIを使って編集してみてはいかがでしょうか。

配信・公開の方法

エピソードの編集が完了したら、プラットフォームへ配信しましょう。SpotifyやGoogle Podcast、Apple Podcastへアップロードする場合は、これらのプラットフォームへ自動で一括配信ができる「Anchor」を利用すると便利です。
番組が公開されたらSNSやブログで宣伝しましょう。はじめのうちは他のポッドキャスト番組に埋もれてしまい、視聴数が伸びないものです。番組テーマに即したSNSアカウントを運用し、同じテーマに興味を持つ仲間を作るのもおすすめです。

配信アプリ別の特徴

①Apple Podcast

Apple Podcastは、2019年に音楽や動画から独立した専用アプリとしてリリースされた、ポッドキャストのパイオニアといえる存在です。iOSデバイス(iPhoneやiPad)にプリインストールされており、Apple IDで他のiOSデバイスとの共有が可能になっています。

書き起こし機能でアクセシビリティが高まり、ファンや新しいリスナーだけでなく、配信者にとっても便利な機能といえるでしょう。

②Spotify

音楽配信アプリとして有名なSpotifyですが、500万番組以上のポッドキャストも提供しています。独自のオリジナル番組を提供しており、豊富な種類があるので自分の興味や好みに合った番組を見つけやすいです。
また投票機能でリスナーの声を聞くことができます。投票機能を活用することで、リスナーのエンゲージメントの向上が可能。Spotifyリスナーは感想を簡単に伝えることができるため、ポッドキャスターはいつでもリスナーとのつながりを深めることができます。

③Google Podcast

Google Podcastは、Googleが提供していたポッドキャストサービスです。
2024年にサービス終了し、YouTube Musicへの統合が進んでいます。
今後はYouTube Music上での配信が主流となる見込みです。

ポッドキャストを継続・成長させるコツ

成長させるコツ

自身の番組を成長させるためにはまずは、配信回数を増やすことから始め、習慣化することで、熱心なファンを増やしやすくなります。タイトルと説明文は、リスナーが最初に目にする部分です。興味を引くキーワードを使い、内容を明確に伝えましょう。
SNSの活用も効果的です。X(旧Twitter)やInstagramで新エピソードを宣伝しましょう。短い音声クリップを投稿するのもアイデアの1つです。

継続させるコツ

ポッドキャストの更新が続かない最大の要因は「時間などの制約が無いこと」です。更新を継続するためには、小さくても守りやすい、明確なルールを自分で決めることが大切です。まずは週1や隔週など現実的な頻度を決め、台本・録音・編集の所要時間を標準化します。カレンダー招集やスタジオ予約を固定化するだけで後回しにする機会を少なくすることができます。

収益化の方法

①広告収入

ポッドキャストを収益化する方法として最も一般的なのは、広告収入です。Audiostart(オーディオスタート)などの広告ネットワークを利用すると、番組に自動で音声広告が挿入され、再生回数に応じて収入を得ることができます。

②アフィリエイト

番組内で商品を紹介するというアフィリエイトでも収益化ができます。アフィリエイトプログラムに加入してアフィリエイト用のURLを取得したら、エピソードの概要欄や番組ウェブサイトなどに掲載し、リスナーにアフィリエイトリンクから商品を購入してもらいましょう。アフィリエイトでは、商品の売上パーセンテージが収入になるのが通常です。

③有料コンテンツ

Spotifyは「メンバーシップ機能(サブスク)」を提供しており、月額課金で安定的な収益を得ることも可能です。
リスナーに対して、無料のエピソードとは別に有料のプレミアムコンテンツを提供するという方法もあります。限定エピソードの配信やメンバーシップ限定の早期アクセスの可能などの特典を付けることで収益を得ます。

④投げ銭

リスナーから直接支援を受ける投げ銭という方法もあります。ポッドキャスト関連のオリジナルグッズを作成し、販売することで収益を得る方法もあります。

よくある質問(FAQ)

①ポッドキャストを始めるのに、どれくらいお金がかかりますか?

スマートフォンと無料アプリがあれば、無料で始めることができます。ただし、音質にこだわる場合は、マイクやヘッドフォンなどの機材に数千円~数万円程度の費用がかかります。

②編集が難しそうで不安です。

初心者向けの無料編集ソフトでも、基本的な編集は簡単に行えます。使い方の解説動画なども参考にしながら、少しずつ慣れていきましょう。

③なかなかリスナーが増えません。どうすればいいですか?

SNSやブログで積極的に発信したり、他のポッドキャストとコラボレーションしたりして、番組の認知度を高めましょう。また、ターゲットを絞って、その層に響くコンテンツを作ること、タイトルや説明文を工夫して検索されやすくすることなども重要です。

④複数のプラットフォームに配信するメリットは?

より多くのリスナーに番組を届けられることです。各プラットフォームには異なるユーザー層がいるため、それぞれのプラットフォームに最適化された方法で配信することで、幅広いリスナーにアプローチできます。

まとめ

現在ポッドキャストは様々なプラットフォームで何百以上の番組があります。スマホ一台からでも手軽に始めることができ、さらにはAIを使って難しい編集作業も行うことができるため始めるハードルは低くなっています!
ぜひ今回の記事を参考に、自分の中で発信したいテーマを決めてまずは1話目を録ってみてはいかがでしょうか!
まずは1本収録して、公開まで体験してみましょう。始めた人から確実に差がつきます。