初心者必見!配信機材の選び方とおすすめガイド【2025年版】

ライブ配信は、スマホ1台があれば気軽に始められますが、音質や画質にこだわるなら専用の「配信機材」が必要です。特に、声をクリアに届けるための配信マイクや、配信者の表情や動きを鮮明に映し出す配信カメラは、視聴者の満足度を大きく左右する要素です。 本記事では、これから配信を始める初心者の方から、ステップアップを考えている中級者までを対象に「配信機材の基本とおすすめ」をわかりやすく解説します! さらに、ゲーム実況、雑談配信、音楽配信などジャンルごとに最適な機材構成についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!


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ライブ配信は、スマホ1台があれば気軽に始められますが、音質や画質にこだわるなら専用の「配信機材」が必要です。特に、声をクリアに届けるための配信マイクや、配信者の表情や動きを鮮明に映し出す配信カメラは、視聴者の満足度を大きく左右する要素です。
本記事では、これから配信を始める初心者の方から、ステップアップを考えている中級者までを対象に「配信機材の基本とおすすめ」をわかりやすく解説します!
さらに、ゲーム実況、雑談配信、音楽配信などジャンルごとに最適な機材構成についても紹介しますので、ぜひ参考にしてみてください!

配信機材の基本と必要性

配信の質を決める要素

配信の質は、音質・画質・安定性によって決まります。

・音質
リスナーは、配信者の音質が良いと「質の良い配信」と感じますが、音質が悪いと不快感を感じ、視聴をやめてしまう可能性が高くなります。

・画質
配信において画質は、視聴者の五感の中でも特に「視覚」に強く影響します映像が鮮明であれば、表情や雰囲気が直感的に伝わり、臨場感や没入感を高められます。逆に画質が荒いと、色味や細かな動きが正しく伝わりません。人は視覚から得る情報が圧倒的に多いため、配信内容を視聴者に伝えるための大切な要素になります。

・安定性
ライブ配信はリアルタイムの配信であるため、映像への安定性が求められます。インターネット回線の安定性はライブ配信の成功のためには必要不可欠です。

配信に必要な機材

配信をするために必要な機材をご紹介します。

・マイク
マイクは、配信などを行う際、音をクリアに伝えるための機材です。高性能なマイクを使うことで環境音など余計なノイズを抑えられます。幅広い種類があるため、自分の配信スタイルに合わせて選ぶことが重要です。

・カメラ
カメラは、顔や手元を映すのに欠かせない機材です。PCと接続可能なWebカメラやミラーレス一眼などがあります。手元だけを映す場合は比較的リーズナブルのものが多いWebカメラでも十分ですが、顔を出したり高画質で配信したい場合は、解像度の高いミラーレス一眼がおすすめです。

・PC/スマートフォン
本格的な配信をする際にはPCの使用がおすすめです。複数のアプリを使用することで快適な配信が可能になります。また、高画質の配信や長時間配信をする場合は、負荷がかかるため、最低でもCPUがCore i5、メモリが8GBのスペックが必要です。

初心者の方は、「スマートフォン+ライト+三脚」からでも大丈夫ですが、スマートフォンを使用する際は機種に注意しましょう。
あまりにも古い機種だと、アプリの動作がうまくいかない場合もあるので、使用するアプリの推奨環境を確認しておきましょう。

配信に必要な主要機材一覧

配信マイク

マイク選びは、音質を左右する最重要ポイントです。
よく聞く2種類のマイクの違いを比較してみました。

コンデンサーマイク ダイナミックマイク
特徴

・高音質で感度がいい

・歌配信や雑談配信に最適

・ノイズに強く、目の前の音を拾う

・ゲーム実況や外配信に向いている

・丈夫で使いやすく、安価

注意点

・環境音を拾いやすい

・中〜高価格なものが多い

・管理に注意する必要がある

・マイクスタンドが必須

・口元にマイクを寄せる必要がある

 

入門モデルとしては、ミュートボタンが付いていて中価格なBlue Yet や USB接続ですぐに使える低価格なFifine K669Bなどがおすすめです。
また、オーディオインターフェースXLRマイクを導入することで音質が飛躍的に向上します。ポップガードやマイクアームも音質改善に効果的です。

配信カメラ

視聴者に「信頼感」を与えるのは画質です。配信活動を始めるにあたって自分自身に不足のないモデルを選びましょう。

・Webカメラ
初心者やコストパフォーマンスを重視する方におすすめです。解像度は720p〜1080P(フルHD)を選んでおくと使いやすく安心です。

人気モデル例:Logicool Brio

・一眼カメラ+キャプチャーボード
プロ並みの画質を実現でき、雑談や歌配信など「顔出し」する場合は大きな武器になります。

人気モデル例:Sony αシリーズ(ミラーレス)

また、「照明」との組み合わせも重要です。暗い部屋でもライトを使用することで、安価なカメラでも印象が大幅に改善されます

その他必要機材

・PCスペック:CPU(Core i5以上)、メモリ16GB以上のものを推奨します。

・オーディオインターフェース:マイクの音質を安定させる必須機材です。

               YAMAHA AG03は配信者の定番機材です。

・配信ソフト:無料かつ定番となっている「OBS Studio」であったり、

       有料プランがありますが操作が簡単な「Streamlabs」もおすすめです。

・回線環境:無線環境はトラブルの原因になりやすいので、

      有線LAN接続にすることで安定性を確保しておくと安心です。

配信ジャンル別おすすめ機材

ゲーム実況

ゲーム実況配信を始める際に必要な機材は、高性能PC、キャプチャーボード(Elgato HD60 S+など)、ダイナミックマイクです

配信カメラは任意機材ですが、顔出しをする場合は高価な機材を用意しなくてもWebカメラで十分に対応できます。顔出し映像があることで表情や身振りが伝わりやすくなり、配信の臨場感が増すのも大きなメリットです。また、ゲーム実況配信は長時間になることが多いため、「低遅延でクリアな音質」を優先することで安定した配信を行いましょう。なかでもゲーム音とマイク音をバランスよく調整することができるオーディオインターフェースの導入は非常に効果的でおすすめです。

雑談・トーク配信

雑談やトーク配信を始める際には、USBマイク・Webカメラ・リングライトを用意しましょう。リスナーが長時間聞きやすい声を届けるため、「音質」を重視しましょう。高音質で感度の良い「コンデンサーマイク」の使用がおすすめです。さらに、配信カメラと照明を組み合わせることで、「配信者の表情を視聴者の方に伝える環境」を整えることができます。

また、クロマキーや背景をぼかすなどの背景処理を取り入れると、トーク中の見栄えが格段にアップすることが見込めます。

歌・音楽配信

歌や音楽配信を始める際は、マイクの精度を重視することがおすすめです。レコーディングでも使用される「コンデンサーマイク」と一緒に、音のバランス調節ができる「オーディオインターフェース」を使用することにより、録音スタジオ級の音質を再現することができます。

また、マイクだけでなく、外部の防音室を利用したり、簡易防音室の入手など防音環境を整えることで「宅録クオリティ」から「配信プロレベル」へと向上することができます。

さらに、エコーやリバーブ機能を持つミキサーを活用して音をデジタル化することで、より臨場感のある配信にできます。カメラは必須の機材ではありませんが、演奏シーンや歌唱シーンを映す場合は、高画質Webカメラや一眼カメラの使用が効果的でしょう。

配信初心者が揃えるべきスターターセット

ライブ配信を始める際の機材セットを段階に分けてご紹介します。

・低コストで始めたいという方
スマートフォン・マイク・ライトの3つからスタートできますインスタライブのような配信であれば、スマートフォンだけでも配信は可能ですが、音声をしっかり届けたいなら外部マイクの併用がおすすめです。さらに、照明を加えることで表情や紹介したい物がよく見えたりと映像全体の見栄えが良くなります。

・ステップアップをしたいという方
より安定感を求めるなら、外部WebカメラとUSBマイクを導入するのがおすすめです。スマートフォンよりもWebカメラを使用することで、画質など映像のクオリティを上げることができます。そして、USBマイクを使用することで、PCと有線で直結することができ、配信環境へスムーズに組み込むことができます。音質・画質ともに一歩上を目指しつつ、機材構成が複雑すぎないというバランスを保てるのが利点です。

・本格化したいという方
本格的な配信をしたいのならば、PC・オーディオインターフェース・一眼カメラの組み合わせがおすすめです。PCを使うことにより、配信ソフトを使用した高画質ゲーム配信なども対応できるようになります。
また、オーディオインターフェースを使えば、マイクの音をPCに取り込んで調節したり、ゲーム音とのバランス調整が自在になります。
そして、一眼カメラを使うことで、より高画質な配信をすることができ配信者の表情など映像表現の可能性が広がります。

配信を快適にする便利アイテム

・リングライト:

顔を明るく照らしきれいに見せてくれます。顔に自然な光を当てることで、表情をクリアに見せてくれます。暗い環境でも明るくはっきり映せるため、顔出し配信では重宝するアイテムです。光量調整や色温度調整機能があるタイプを選べば、雰囲気に応じた映像演出も可能になります。

・遮音パネル:

マイクの背後や壁に設置することで、反響音や余計なノイズを抑制できます。部屋の音が反響してこもったり、外の音が入ってくる環境では非常に効果的です。素材やデザインも豊富なので、設置スペースや見た目も考慮して選ぶとよいでしょう。

・マイクスタンド/アーム:

マイクを固定したり安定した録音をするためには、必要なマイクスタンド。マイク位置を自由に調整できるようになることで、快適な姿勢での配信が可能になります。ストレートタイプ、ブームタイプ、アームタイプなど様々な種類があります。

・スイッチャー/Stream Deck

スイッチャーを使用することで複数カメラや表示する映像をスムーズに切り替えることができ、快適に配信をすることができます。また、Stream Deckでボタンの動作を設定することで、PCの動作をショートカットすることができ、作業の効率化と操作性の向上に繋がります。

他にも多くの配信機材が存在します。自分の用途に合う機材を探してみましょう!

成功する配信環境づくりのコツ

音質を優先する

配信を始めるにあたって最も重視すべきは「音」です。視聴者は多少映像が荒くても見続けられますが、雑音やこもった声、ノイズ混じりの音声は不快感を感じ、すぐに視聴を辞めてしまいます。そのため、まず投資するべき機材としては、「マイク」がおすすめです。

USB接続タイプであれば設定も簡単で、クリアな声を届けられます。さらにポップガードやアームスタンドを組み合わせると、雑音を抑えながら長時間快適に話すことが可能です。音質の良さはリスナーが離脱することを防げるため、マイク投資が最優先のポイントといえるでしょう。

見た目の印象を整える

次に大切なのが、見た目の印象を整えることです。配信者の顔や表情が暗く映ってしまうと、視聴者に与える印象も悪くなってしまいます。そのため、リングライトやデスクライトなど照明を活用し、顔全体(表情)が自然に明るく映るように調整しましょう。

また、自分の後に映っている背景も重要です。部屋の生活感が出すぎると視聴者の集中を妨げる可能性があるため、クロマキーや背景ぼかしなど背景処理を加えたり、布やパーテーションで隠すなどシンプルに整えるのがおすすめです。

安定した回線とPC環境

配信をするにあたっては、ネットの回線とPC環境の安定性も欠かせません。どんなに音や映像を整えても、回線が不安定で配信が止まってしまえば台無しになってしまいます。

そのため、無線LANよりも有線LANを使用し、安定した通信を確保しましょう。また、配信ソフトやカメラ映像を処理できる十分な性能も搭載したPCを用意することも、配信中のトラブル防止になります。

まとめ

今回は、配信の機材の選び方などを紹介してきましたがいかがでしたか?
配信は「どんな機材を揃えるか」で大きく差が出ます。どれほど面白い内容でも、音がこもっていたり映像が暗かったりすると、リスナーはすぐに離脱してしまいます。配信の質は、音質・画質・安定性で決まります。
外付けの配信カメラを使用することで映像の画質を高めたり、USB接続のマイクなどを導入して音質を向上させたり、リングライトやシンプルな背景処理で、視聴者に見やすさを提供することができます。そして、忘れてはならないのが安定した回線とPC環境です。
無線より有線LANを使い、必要に応じてPCを強化すればトラブルを防げます。
ゲーム実況、雑談配信、音楽配信などジャンルごとの最適な機材構成があります。ライブ配信が初心者の方は、一度に高価な機材を揃える必要はなく、まず必要最低限の機材から始めて、無理なくステップアップしていくことが成功の近道です!