バラエティの制作現場で働いていると、スポーツの話題は避けて通れません。
中でも、野球好きなADたちが集まると、必ず名前が挙がるのがロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手。
「今日の大谷見た?」「あれはもう人間じゃないでしょ」——
楽屋でも編集室でも、気づけば話題の中心にいる存在です。
今回は、野球好き・大谷好きの現役AD目線で、“番組を作る側から見てもすごすぎる”大谷翔平の魅力を語っていきます。
大谷翔平の経歴 ※2025年まで
まずは、簡単な経歴をまとめてみました。
・1994年7月5日生まれ。岩手県水沢市出身。
・2012年に花巻東高校からドラフト1位指名を受けて、北海道日本ハムファイターズに入団。
・2013年にプロ初勝利と初ホームランを記録。
・2014年にはNPB史上初の2桁勝利と2桁ホームランを記録。
・2015年に最多勝、最優秀防御率、最多勝率の投手三冠のタイトルを獲得。
・2016年には2度目の2桁勝利と2桁ホームランを達成し、初の投手と指名打者のベストナインをダブル受賞。また、自身最速の165キロを記録。この年、チームのリーグ優勝、日本一に貢献。
・2017年10月にNPBでは66年ぶりとなる『4番・ピッチャー』で出場。
オフにはポスティングシステムでMLB・ロサンゼルス・エンゼルスへ移籍。
・2018年にメジャー初勝利と初ホームランを記録し、新人王を獲得。
・2019年には日本人選手で初となるメジャーでのサイクルヒットを記録。
・2021年には自身初のMVPを獲得。
・2022年にMLBではベーブ・ルース以来となる『2桁勝利と2桁ホームラン』を記録。
・2023年にはWBC日本代表に選ばれ、世界一に貢献。シーズンでも『2桁勝利、2桁ホームラン』を記録し、自身初のホームラン王と自身2度目のMVPを獲得。
オフには名門ロサンゼルス・ドジャースへ移籍。
・2024年、『50-50(50ホームラン-50盗塁)』達成(最終的に54ホームラン、59盗塁)し、2年連続でホームラン王を記録し、自身三度目のMVPを獲得。
この年、ドジャースのワールドシリーズ制覇に貢献。
・2025年に移籍後初勝利を記録し、ホームランも2年連続で50ホームラン越えを記録した。
大谷翔平の通算成績 ※2025年シーズン終了時点
日米通算投手成績:81勝35敗、防御率3.00、1296奪三振、勝率.661
日米通算野手成績:打率282、1346安打、328本塁打、835打点、178盗塁
主なタイトル
2桁勝利、2桁ホームラン:2014年、2016年、2022年、2023年
最多勝、最優秀防御率、最多勝率:2015年
ホームラン王:2023年、2024年
打点王:2024年
新人王:2018年
MVP:2021年、2023年、2024年
などなど
背番号
11(北海道日本ハムファイターズ)
16(侍ジャパン)
17(ロサンゼルス・エンゼルス、ロサンゼルス・ドジャース)

大谷翔平の圧倒的な魅力
ここまでは簡単な経歴と成績をまとめてご紹介しましたが、ここから本題に入っていこうと思います。
「大谷翔平の圧倒的な魅力」をお伝えしようと思います。
二刀流挑戦に対する姿勢
多くの批判がある中、スタートした二刀流選手としてのスタート。
メジャーリーグではベーブ・ルース、日本では現在、日本ハムで監督を務める新庄剛志などが二刀流でプレイしたり挑戦をした選手がいます。多くの批判がある中、活躍を続けてきた結果、二刀流反対していた人たちは次第に活躍を期待するようになりました。
常識を覆したことにより、今や二刀流挑戦するプロの選手が出てくるほどになったのです。
正に二刀流挑戦を貫く姿勢が野球の常識を変えたといっても過言ではありません!
目標を立てて、突き進む姿勢
これは花巻東高校時代、1年生の時に自身が書いた『大谷翔平目標達成シート』。これは高校時代の監督・佐々木洋氏からの教えにより、81マスに細分化された目標を書き込んで、作成されており、目標には『8球団からドラフト1位指名』と書いてあり、その中に達成するための必要な要素に『体づくり』や『人間性』、『スピード160キロ』などが描かれていました。
目標達成するために必要なことの一つに『運』という項目があり、その中には『あいさつ』、『ゴミ拾い』、『本を読む』などが書かれており、目標達成の中には、当り前のことをこなす『凡事徹底』の大切さが綴られています。
大谷翔平の活躍には、目標達成シートの存在が大きいのかもしれませんね。
120の思考
これは2017年に出版された『不可能を可能にする大谷翔平120の思考』から。
二刀流でプレイする大谷翔平には、120の思考があるからこそ活躍につながっているのだといいます。
その中には『他人がポイって捨てた運を拾っているんです』という言葉があり、ゴミ拾いの大事さも書かれております。
ちなみに私は、本の中の『先入観は可能を不可能にする』ってワードに共感しました。
何かやることに周りからの先入観が邪魔になったことはありませんか?私はその一人です。何かやることに先入観なしで取り組むことも大谷翔平選手の二刀流の活躍に繋がっている感じがしますね。
大谷翔平の立ち居振る舞い
多くの選手は活躍すると態度が悪くなる傾向になりがちと言われているが、大谷選手は活躍をしても謙虚さがありますよね。
打席に入る際、球審と捕手へのあいさつをし、塁に出れば、守備をする選手や塁審にもあいさつをする。時にはボディータッチを交えてコミュニケーションを取ったりも。そして、ベンチなどでゴミを拾う姿、先ほど紹介した目標達成シートに書いてある内容を実際に行っていますね。
日本ハム時代からチームメイトにちょっかいをかけたりなどお茶目な一面を見せることもあります。
大谷翔平の立ち居振る舞いはチームメイトのみならず、相手チームの選手などからも愛される理由でしょう。
時間の使い方
なぜ、『時間の使い方』?と思いましたか?タイムマネジメント能力を感じさせる言葉があります。それは『ナイターで18時にマウンドに上がる時にはすでに、翌日のタイムスケジュールがすべて頭の中に入っている』(記事引用元: 大谷翔平が社食で牛丼を食べた夜。「時間の使い方」こそ一番の才能。(2/2) – MLB – Number Web – ナンバー)。大谷選手の時間の向き合い方をマネすることは中々難しいとは思いますが、活躍するためにスケジュールを徹底的に管理しているのだと思いました。それは日本ハム時代に栗山監督とのルールがあったからです。WBCの時、同じメンバーであるヌートバーから食事に誘われたが、寝てると断ったという話も存在します。睡眠にもこだわりがあるからこそ、いいコンディションで試合に望めるのでしょう。

相手チームのファンですら虜にするプレイスタイル
投げては最速165キロ、打っては50本以上ホームランを放つ大谷翔平選手。
普段ライバルのはずの相手チームのファンが大谷の打席に立つと声援を送っている映像を見たことはありませんか?相手チームのファンから応援されるのを見るのは、誕生日の時と引退試合ぐらいじゃありませんか?私はそれだけでしか見たことがないです。それだけ大谷選手は所属しているチームだけでなく、相手チームのファンから愛されているのです。
なので、初めてホームラン王争いを繰り広げた2021年、敵地ヤンキースタジアムですら、大谷選手のホームランを期待して、声援を送るが、申告敬遠となり、普段応援しているヤンキースへの大ブーイングが起きるということがあります。ヤンキースの選手たちはブーイングされたとき、どんな心境だったのか気になります。それだけ大谷選手は特別な存在になっているからです。
ただ、大谷選手自身も相手チームファンからブーイングを受けることがありますが、それは大谷翔平が相手にとって脅威の大物選手であるということを示しているのでしょう。
愛犬のデコピン
2023年MVP受賞のオンラインの会見に大谷翔平と一緒にいたのは、愛犬・デコピン。
受賞が決まるとハイタッチを交わし、話題になりましたよね。2024年シーズンには始球式を務め、その試合で大谷選手はホームランを放っています。2024年、大谷翔平のシーズンMVPの原動力の一つはデコピンではないでしょうか?
憧れるのをやめましょう
これは2023年WBC決勝直前、侍ジャパンメンバーの前で大谷選手が発言した言葉です。
WBC決勝はスター揃いのアメリカ代表。大谷選手と当時チームメイトだったマイク・トラウトをはじめ、ムーキー・ベッツなど実績豊富なメジャーリーガーが集結していました。
これは憧れると世界一になれないことを意味していました。その結果、最後は大谷翔平が胴上げ投手となり、世界一を達成したのです。
この年、侍ジャパンのドキュメンタリー映画が公開された時のタイトルが『憧れを超えた侍たち 世界一への記録』です。(作品HP: https://www.japan-baseball.jp/jp/movie/2023/)
2017年大谷選手は怪我でWBC出場辞退の経緯もあり、大谷選手本人はWBC世界一達成の決意から生まれた言葉でしょう。
栗山英樹との関係性
2013年から2017年と2023年WBCで監督と選手の間柄だった2人はエピソードを語る上で必要です。なぜなら、二刀流の原点に栗山監督の師弟関係があるから。
2012年当時、高校3年生の大谷翔平はメジャーリーグ志望を公言していた中、強行指名したのが、栗山英樹監督率いる北海道日本ハムファイターズです。メジャー志望の大谷選手に対して、栗山監督は二刀流提案と当時、球団スカウトを務めていた大渕氏がプレゼン資料で作成した『大谷翔平君 夢への道しるべ〜日本スポーツにおける若年期海外進出の考察〜』の存在により、大谷翔平の心を動かし、日本ハムへ入団しました。これは栗山英樹と大谷翔平の伝説の幕が開く瞬間でもありました。日本ハム在籍5年で2度の『2桁勝利と2桁ホームラン』、投手3冠のタイトル、投手による初回初球先頭打者ホームラン、球団のリーグ優勝と日本一達成、そして『4番ピッチャー』として出場と多くの歴史を作ったのである。そして、夢の向こう側であるメジャーで活躍する大谷翔平は2023年WBCにも選ばれ、投打で活躍し、最後は胴上げ投手で世界一を決めるその姿は多くの興奮と感動を呼んだことです。
栗山英樹監督がいなかったら、大谷翔平の野球人生は違ったものになっていたでしょう。
数字が示す凄さ
2025年時点で日米通算81勝、1294奪三振、1346安打、328ホームラン、835打点、178盗塁。
投げては日本人最速の165キロを投げ、変化球はスイーパーなどを投げ、打っては150.27mの最大飛距離を飛ばし、盗塁も決める。そして日本時代、最多勝、最多勝率、最多勝率のタイトルを受賞、メジャー移籍後、新人王、ホームラン王2回、打点王など受賞し、投打でタイトルも受賞している。多くの選手が投手、野手どちらかに専念する今、投打両方こなす大谷選手は数字以上の凄さを感じる。

野球漫画家ですらお手上げの現実離れ
何度も説明していますが、投げては165キロ、打っては50発以上打つ大谷翔平は野球漫画家すら、お手上げになるぐらいだといいます。投打の二刀流から始まり、日本とアメリカで4度の『2桁勝利と2桁ホームラン』、投手による初球先頭打者ホームラン、WBCでアメリカ代表マイク・トラウトからスライダーで三振を奪って胴上げ投手、50ホームラン・50盗塁など現実では起きないであろう出来事を大谷選手は達成してしまったのです。大谷選手の活躍により、『マンガにしづらい』と発言した野球漫画家も存在するそうです。二刀流で活躍する時点で現実離れしている大谷選手の影響力を感じます。
見ない日はない広告やCM出演
ファミリーマートをはじめ、お~いお茶、コスメデコルテ、西川など多くの企業の広告塔で使われている大谷選手。現役時代の長嶋茂雄さんや野球の神様ベーブ・ルースと映った映像、今の時代ならではの姿が見れてすごう素敵ですよね。
ファミリーマートのおにぎりを頬張る映像見たとき、親近感が沸いた方もいるんじゃないでしょうか?
まとめ
以上、今回はロサンゼルスドジャース・大谷翔平の圧倒的魅力について紹介してみましたがいかがでしたでしょうか。
日本だけでなく、メジャーリーグにも影響力のある大谷選手は、投打二刀流で活躍することで歴史を変え、ルールも作られたほど。まさに一つの型にハマらない選手と表現をしてもいいでしょう。
他にも大谷選手の取材を基に出版された『SHO-TIME』などをはじめ、写真集、ディズニープラスで配信されている『Shohei Ohtani-Beyond the Dream』を見たりすると更なる魅力を感じることができます。
ちなみに大谷選手を観にアメリカへ行きたい場合は『大谷英語』の本を読むことをおすすめします。
これからもメジャー挑戦を続ける大谷選手の活躍に目が離せませんね。ドジャースやWBC2026や2028年開催予定のロサンゼルス五輪での活躍に期待しましょう!
