新人ADの実体験!ディレクターに褒められたことまとめ

「新人ADは怒られてばっか...」というようなイメージを持っている方もいるかと思います。もちろん、テレビ業界に入ってまもない新人ADは怒られることもありますが、褒められたこともあります! ディレクターが褒めてくれた体験談をもとに、意識しておきたいポイントをまとめましたので、これからエンタメ業界に入る方は是非参考にしてみてください!


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「新人ADは怒られてばっか…」というようなイメージを持っている方もいるかと思います。もちろん、テレビ業界に入ってまもない新人ADは怒られることもありますが、褒められたこともあります!
ディレクターが褒めてくれた体験談をもとに、意識しておきたいポイントをまとめましたので、これからエンタメ業界に入る方は是非参考にしてみてください!

ディレクターが褒めてくれることとは?

分からないことは必ず聞いて、そのままにしない

新人ADは、業界に入ったばかりで分からないところがあるのは当たり前です。
ディレクターや先輩ADもあなたが新人ということを分かってくれています。なので、分からないことはそのままにせず、素直に聞いてみてください
1から教えてもらえるのは、新人である1年目の特権です!
聞くのは申し訳ないと思う方もいるかもしれませんが、分からないまま行動してミスをしてしまうより、聞いたことを完璧にこなす方が自分自身の成長にもつながります
何をしたらいいのか分からない時も「なにか出来ることはありますか?」と積極的に行動することで「やる気があってイイね!」と意欲的だと思ってもらえます。

メモをしっかり取る

ディレクターから教えてもらったことは、きちんとメモを取るようにしましょう!
メモを取ることで指示を的確に把握することができ、同じミスをすることも防げます。
同じミスを繰り返さないADには安心感があり、ディレクターも「よく覚えてるね!」と、「次回以降も任せても大丈夫な子だな」と覚えてくれます。

報連相をしっかりする

「報連相(ほうれんそう)」は報告・連絡・相談の3つの単語をまとめたビジネス用語です。当たり前と思う方もいるかと思いますが、ビジネスにおいて非常に重要なことで、迅速かつ的確に行うことが求められます。どういった場面で「報連相」が必要になるのか見ていきましょう!

まずは報告です。
例えば、リサーチやロケ地仕込み、ディレクターから使用したいと言われた写真や映像、音楽などの素材使用可否状況などを報告しなければ、ディレクターの作業が遅れる原因になってしまいます。ディレクターに聞かれる前に、自分から進捗状況を報告するよう心がけましょう。

次に連絡です。
業務の中で、変更点や注意事項、問い合わせ先からの連絡などがあった場合は、できるだけ早くディレクターに共有することが大切です。
報告が遅れてしまうと、「そんな話は聞いていない」とディレクターを困らせてしまうことがあります。たとえばロケ地の下見や仕込みの際に、お店の方があまり前向きではない印象を受けた場合には、「お店の担当の方がこういうご様子でしたので慎重にお願いします。」というように小さな変化や違和感もそのまま伝えることがポイントです。
こうした細やかな報告を積み重ねることで、ディレクターからの信頼も自然と高まっていきます。

最後に相談です。
例えば、ロケ予定日の天候が雨予報に変わっていた場合のスケジュール調整をするかどうかの相談やテロップや構成案のイメージが合っているかの相談など仕事を進めていく上で疑問に思ったり、悩んだ際にはすぐに相談しましょう。ただ悩んでいるだけでは時間だけが進んでいき、また自分だけで決めてしまうとディレクターが思っていたのと違うといったようなトラブルに繋がってしまうかもしれません。
相談した結果、いいものができればディレクターからの評価も上がるでしょう。

返信が早い

「報連相」がしっかりとできた上で、デイレクターからの連絡に早く返信ができると非常に信頼されます。撮影や編集のスケジュールは変動しやすいため、すぐに反応できることが安心感と信頼感につながります。「承知しました。」「すぐ確認します。」など、短くても良いので早めに返すことが大切です。返信が遅いと、ディレクターは「ちゃんと伝わっているのか?」と不安になりますが、すぐにレスポンスがあるADは「この人は頼りになる」と感じてもらえます。

準備がよくできている

例えば、ロケに行くとき、準備が十分にできているかできてないかでロケ進行は大きく変わります。
機材の確認、撮影許可のチェック、移動ルートや天候の把握、小道具の用意など、
事前にしっかり準備できていれば、現場で予期せぬトラブルが起きた際を最小限に抑えられます。反対に、準備不足だと撮影が止まってしまったり、出演者やスタッフに迷惑をかけてしまうこともあります。
ディレクターは、「準備ができているAD」ほど信頼を寄せます。
ロケ当日に「用意してあります!」「確認済みです!」と即答できるADは、現場で非常に頼もしい存在です!

現場での気配りができる

現場での気配りができるADは、ディレクターからも信頼される存在です。
たとえば、タレントさんやスタッフへの飲み物の用意、休憩時間の調整など、小さな配慮の積み重ねが「助かるAD」につながります。ディレクターから「ありがとう!」と言われるのは、まさにこうした細やかな気づきがあるからです。
また、現場の雰囲気を明るくする力も大切です
バラエティ番組などでは、疲れた空気を軽くする明るい立ち回りができると、チーム全体の空気が変わります。
そして最も大切なのは、「次もこの人と一緒に仕事をしたい」と思わせる姿勢です。
ディレクターが次の現場でも声をかけたくなるADは、仕事の正確さだけでなく笑顔・素直さ・丁寧さを持っています。
この3つが、どんな現場でも信頼を得るため、意識しておきましょう!

就活にも活きる“褒められスキル”

今回紹介した「褒められるADの行動ポイント」は、実はテレビ業界だけでなく就活や社会人生活全般で役立つ普遍的なスキルです。

★分からないことをそのままにせず聞く力
→ 面接で「質問はありますか?」と聞かれたときに、相手に興味を持って積極的に質問できる姿勢に直結します。

★メモをしっかり取る習慣
→ インターンや面接後のお礼メールなどで、相手が話した内容を的確に反映できるのは大きな印象アップにつながります。

★報連相の意識
→ グループディスカッションや面接でも「状況共有ができる人」は必ず評価されます。仕事だけでなく選考過程でも力を発揮できるスキルです。

★レスの速さや準備の良さ
→ 応募書類の提出や面接日程のやり取りなど、素早い対応は誠実さ・信頼感を伝える要素になります。

つまり、「褒められるAD」が意識していることは、そのまま就活で“評価される学生”の行動でもあるのです。
面接の場で「ADの現場で褒められた経験」をエピソードとして話せれば、ただの自己PRではなく実践を伴った信頼感のあるアピールになります。

新人ADの現場での学びは、業界でのキャリアを始める第一歩であると同時に、就活生にとっても「社会人として評価されるためのヒント」になります。

まとめ

今回は、ディレクターに褒められた経験をもとに、意識しておきたいポイントを紹介しましたがいかがでしたでしょうか?新人ADとしての立ち振る舞いなどイメージできたのではないでしょうか?
テレビ業界では、ディレクターとADの関係性は信頼によって変わっていきます。どのように行動していけばディレクターに褒めてもらい、信用に繋げていけるのか、日々の積み重ねが大切です。新人ADとして大変なこともたくさんあるかと思いますが、「この人に任せておけば大丈夫」と思われるようなADを目指して、一つひとつの仕事に丁寧に取り組んでいきましょう。