2025年度の放送日は8月30日(土)〜31日(日)
8月の終盤に毎年放送され、夏の風物詩として長きにわたって親しまれる「24時間テレビ48-愛は地球を救う-」。
2025年度のテーマは『あなたのことを教えて』。8月30日(土)〜8月31日(日)に放送されます。
総合司会は昨年に引き続き、上田晋也さん(くりぃむしちゅー)・羽鳥慎一さん・水卜麻美さん(日本テレビアナウンサー)らが勤め、チャリティーパートナーにはKing & Prince(髙橋海人さん・永瀬廉さん)・志尊淳さん・長嶋一茂さん・浜辺美波さん・氷川きよしさん・やす子さんらが就任しました。
そして、この24時間テレビの中でも目玉企画とも言えるのが、チャリティーマラソン。毎年変わるランナーの発表も、夏の恒例イベントになっていますよね。今年のチャリティランナーはSUPER EIGHTの横山裕さんが勤めることが発表されました!
1992年から続くチャリティーマラソン
このチャリティーマラソンは、なんと1992年の第15回の放送から今年の48回まで、毎年行われています!
ここで歴代のランナーと感動の瞬間を振り返ってみましょう。
【初】を飾ったランナー達
【初代ランナー】
初代ランナーは間寛平さんです。当時は43歳でした。
間さんはなんと、初回である1992年の他にも翌年の1993年、阪神・淡路大震災が発災した1995年にもチャリティーランナーを勤めています。
初回の1992年にはコースを公開していたため、多くの人が押しかけ、153km時点で棄権をする形で終了してしまったとか。翌年1993年、今度はコース非公開で実施し、無事に200kmを完走することができました。
また、1995年には7日間にわたって600kmを走るというチャリティーマラソンを実施。震災によって家をなくした間さん自身が阪神・淡路大震災の復興を願い、行ったものだそう。間さんが被災地への思いを抱え懸命に走る姿は、多くの人に感動を与えました。
【女性初ランナー】
24時間テレビのチャリティーマラソンは、開始した1992年から2000年までの9回で全て男性がチャリティーランナーに選出されていましたが、2001年、歴代で初めて女性がランナーに選出されました。
初の女性ランナーに抜擢されたのは、研ナオコさん。選出当時は48歳でした。
当時スポーツの経験が無く、300mの距離も走ることが難しかった研さんですが、社会問題に苦しむ人たちを勇気づけたい一心で時間内に85kmを走破しました。なんとゴールの瞬間の視聴率は33.9%をマークしたそう。多くの人が息を呑んで研さんのゴールを見守った瞬間でした。
歴代最〇〇なランナー
【歴代最高齢】
現時点の歴代ランナーの中で最高齢でのチャレンジをしたのは、徳光和夫さん。
徳光さんといえば、初回放送の1978年から出演し、翌年の1979年にはチャリティーパーソナリティーとして出演、そして1980年から2010年までの30年間総合司会を勤めた、いわば24時間テレビの顔とも言える人です。
そんな徳光さんは2011年に歴代最高齢のランナーとして70歳でチャリティーマラソンに挑戦しました。そして見事、63.2kmを完走。
その後、徳光さんは2013年〜2018年、2020年〜2022年の24時間テレビサポーターも勤められています。
【歴代最年少】
歴代最年少ランナーとしてチャリティーマラソンに挑戦したのは、佐々木健介さん・北斗晶さんファミリーの次男、佐々木誠之介さん。なんと、放送された2014年当時はまだ9歳。家族での挑戦も、番組初でした。
父の健介さん(当時46歳)から、長男の健之介(当時13歳)さん・次男誠之介さん・そして母の北斗晶さん(当時45歳)へとリレー形式で挑戦。見事、4人で合計120kmを完走しました。
ラストスパートで、膝の痛みに耐え、涙を流しながら走る北斗さんと、家族4人で熱く抱き合い共にゴールした姿は、印象に残っている方も多いのではないでしょうか。
コロナ禍には私有地で実施
チャリティーマラソンは毎年、公道での実施が恒例となっていましたが、コロナ禍での実施は安全面を考慮して、私有地のコースを周回する形で実施されました。
【2020年】
2020年には、会場の両国国技館にて無観客・対面での募金を中止する形で実施されました。
また、出演者同士の間隔を十分に保つ・深夜帯の放送を取りやめるといった配慮の上で実施。
そんな2020年度のチャリティーマラソンに挑戦したランナーは、高橋尚子さん(当時48歳)・土屋太鳳さん(当時25歳)・吉田沙保里さん(当時37歳)・陣内貴美子さん(当時56歳)・松本薫さん(当時32歳)・野口みずきさん(当時42歳)の6名『チームQ』です。
また、公道で行わず、5kmの私有地を1周走るごとに10万円を募金という形式の『募金ラン』を実施しました。走行距離は、高橋さん:116km/土屋さん:30km/吉田さん:25km/陣内さん:10km/松本さん:15km/野口さん:40kmの合計236kmです。
この企画を考えたのはシドニー五輪女子マラソンの金メダリスト、高橋尚子さん。
“私が今できることは走ること”だと言い、現役時代は応援をもらったことで最後まで走ることができ、たくさん力をもらったので、走ることで恩返しをしたい、という気持ちから始まったものでした。また、集まった他のメンバーも、「立候補ランナー」として募集を募り、高橋さんが選考を行ったメンバーです。
【2021年】
翌年2021年も、コロナ禍での開催のため、私有地コースにて「募金リレー」形式のチャリティーマラソンが行われました。2021年度のテーマは復興で、東日本大震災や熊本地震、そして日本各地で発生した数々の豪雨災害の被災地の支援のために行われました。
第1走者にその年のメインパーソナリティであり、同局番組の『ザ!鉄腕!DASH!!』内で福島県葛尾村にて米作りに参加していた岸優太さんを迎え、計10名でバトンを繋ぎました。
そんな2021年のチャリティーマラソンに挑戦したランナーは、岸優太さん(当時25歳)・水谷隼さん(当時32歳)・荒川静香さん(当時39歳)・川井梨紗子さん(当時26歳)・川井友香子さん(当時24歳)・五郎丸歩さん(当時35歳)・田中理恵さん(当時34歳)・長谷川穂積さん(当時41歳)・丸山桂里奈さん(当時38歳)・林咲希さん(当時26歳)・城島茂さん(当時51歳)の10名で、合計100kmを走り繋ぎました。
新たな募金形式の発足
ここまで歴代のチャリティーマラソンランナーを紹介して来ましたが、今年は昨年度から新たにできた募金形式「目的別募金」にて、「福祉支援」「環境保護活動支援」「災害復興支援」の三本柱で構成される番組全体での募金とは別に、特定の支援対象に特化した募金を行います。今年は横山裕さんの思いを受け、「マラソン子ども支援募金」が開設されます。
昨年はやす子さん(当時25歳)がランナーを勤め、やす子さん自身の発案で、この目的別募金は実現しました。そんなやす子さんが提案した昨年の支援対象は、ご自身とも関係の深い「児童養護施設」でした。そんな「全国の児童養護施設に募金マラソン」では、やす子さんが見事に81kmを完走。そしてなんと、やす子さんの活動が共感を呼び、この目的別募金だけで4億3801万4800円を集めました。
まとめ
今回は、歴代の24時間テレビのチャリティーマラソンランナーについてまとめてみましたがいかがでしたでしょうか?
振り返ってみると、それぞれの年の名シーンが脳裏に浮かんでくるようでしたね。果たして今年はどのような名シーンが誕生するのでしょうか。楽しみですね✨