今回は、AD2年目の子たちの経験談をもとに、この仕事をしていて良かったと思うことをご紹介します。
やはりキツそう、辛そうとネガティブなイメージを持たれがちなテレビ業界。しかし、この業界でしか経験できないことや、やっていて良かったなと思う瞬間はたくさんあります。
それらを皆さんに共有していけたらと思います。
この業界を目指している人はぜひこの記事を参考にして、就職活動のモチベーションにしてくださいね!
お弁当をもらえる
番組制作において、ロケや収録、箱(編集)など多くの場面でロケ弁を発注します。
何かあった時のために、人数分より少し多めにお弁当を発注するので余ることがよくあります。その時は、ADから優先的にもらえることが多いため、比較的食費が浮きやすい傾向にあります。
量が多めに余った時には1人何個かずつお弁当を持って帰って冷凍保存しておくこともありました。テレビ業界で有名なオーベルジーヌや喜山などの美味しいお弁当を家でも食べられるのは最高ですよね。
また、帰りが遅くなりがちなこの仕事では帰った時に電子レンジでチンするだけでいいというところも、ADの生活の中で時短になるのでかなり助かります。
さらに、インサート撮影(VTR中に差し込む別撮りの撮影)で食べ物を撮った時は撮影後にその料理を食べることができます。最新スイーツや普段は食べられない高級な料理が食べられることもあるのでこれはADの特権とも言えるかもしれません!
芸能人に会える(推しに会える)
これはこの業界で働いているからこその最大のメリットですよね。
テレビ局内のエレベーターでばったり会ったり、テレビ局の社員食堂や喫煙所で一緒になったりと仕事以外の場面でも会うことはたくさんあります。
特にテレビ局内の楽屋付近は常に誰かしらがいるので、その前を通ったりするとほぼ確実に誰かに会うことができます。不用意に歩き回るわけにはいきませんが、自分の番組の収録があったりする日には、他の番組やドラマの撮影で来ている人にも会うチャンスがあるので、推しが急に目の前に現れる✨なんてことも少なくありません!
番組で紹介したものがもらえる
番組内で紹介したグッズや、服、コスメなどは放送が終わるともらえることがよくあります🍧過去に扇風機や電気ケトルなどの家電をもらえたこともありました。
服をもらった時は、局に泊まった時用の着替えとしてロッカーに置いておく人が多かったです。また、地方ロケの撮影でお世話になった農家の方から野菜を送ってもらえたり、特集した企業の方からレトルト食品を送ってもらえたりと食べ物をいただくこともよくあります。
販売前の物が貰えたり、試したりできる
これから発売予定のものを紹介する企画の時は、ご厚意でその商品をいただくことができる時もあります。まだ世に出ていない、誰も試したことのないものをいち早くもらえたり試したりできるのはちょっと嬉しいですよね。
特にメイク用品をいただくことが多く、自分でコスメを買うことが少なくなり、節約にもなります!
一般では入れないところに入れる
この仕事をしているときは、メディア関係者の一員になります。関係者のみの裏側に入ることができるのもこの業界だからできること。
今までは見ることができなかった色々な裏側を見て知ることができます!飲食チェーン店の工場ロケで製造工程を間近で見られたり、関係者しか入れない発売前の商品などがずらっと並べてある展示会に招待されたことも!
密着系のロケだと、アニメなどの制作の裏側や職人の制作現場に立ち会えることもあります。
アーティストのライブに招待してもらえる
自分の担当している番組にアーティストがレギュラーでいると、ライブチケットをもらえることがあります🎵また、宣伝でアーティストがゲストに来る場合にも、そのライブに招待してもらえることがあります。招待される人数は限られているので、タレントさんと向き合っている、プロデューサー陣、番組の演出、担当ディレクターが行くパターンが多いですが、招待枠が多かったり、スケジュールの都合で行けない人が出てしまった時にはADでも行けることがあります!
行列店に入れる
連日大行列の大人気店に取材をさせていただく時は、メディア関係者ということで特別に開店前や閉店後などで撮影させていただけることがあります。普段は行列に並ばなければ味わえない食べ物を食べられたり、体験できるのはすごく特別ですよね✨
服装や髪色が自由
この業界では髪色も服装も基本的に自由です。金髪、青髪、赤髪など色んな髪色をした人がたくさんいます。
服装も特に縛りはなく、普段はスカートやパンツワンピースなど自分の着たい服を着ることができるので、自由度はとても高いです。
ただし、ロケや収録の際は目立たない黒っぽい服装に動きやすい靴がマストなので気をつけましょう!(もちろんスカートなどはNGなのでパンツスタイルです!)
色んな専門家になれる
この業界に入ったら、ADは必ずやるリサーチ。各企画ごとに毎回かなりのリサーチ作業を行います。ロケの内容によってリサーチ内容も変わってくるので、その企画分だけ専門知識がついていきます。
例えば、ロケ場所でカフェを仕込まないといけない際に都内のカフェを300軒ほどリサーチした結果、友達とカフェに行く時に大体どこにどのカフェがあるかわかるようになったり、回転ずしの企画の際にはお店のメニューが大体把握できるので、どこのチェーン店はどのネタが美味しいなど、各商品のこだわりまで詳しくなったりと様々な分野で知識が増えていきます。
テレビの裏側を知れる
テレビが放送されるまでに、どのように企画が生まれて、撮影されて、編集されているのか
テレビの裏側を全て知ることができます。テレビをただ見ている時にはわからなかった工夫や苦労などにも気付かされます。逆に、一度この業界に入ってしまうと、制作目線でテレビを見てしまうので、これまでのテレビの見方ができなくなります…!
日本全国のみならず海外にもいける
番組によって変わりますが、ロケでは日本だけでなく海外にまで行けることも!
仕事なので100%観光ができる訳ではありませんが、仕事が終わったらみんなでご当地のものを食べに行ったり、合間で観光しに行ったりすることもあります。仕事をしながら日本中、世界中に行けるのは最高ですよね!
オープン前に入ることができる
新しくできた施設などに一般公開される前にメディア関係者のみ事前に入ることができることがあります。一般公開されると当分は混雑して中々入ることができないので、先に入れるのはこの業界の特権!某人気テーマパークのオープン前のエリアに一足早く入れたりすることもあります!
芸能人と仲良くなれる
自分の担当の番組のタレントさんとは定期的に会うので、自分のことを覚えてくれて仲良くしてもらえることも!また、年末などに番組の打ち上げでMCのタレントさんが来てくれることもあるので、気さくなタレントさんであればそこで喋りかけてくれるかも!
まとめ
いかがでしたか?
想像できるものから意外なものまで様々だったと思います。テレビ業界は大変なこともたくさんありますが、それ以上に働いていて良かったと思えることがたくさんあります。是非これらをモチベーションに就職活動頑張ってくださいね!